キャンプスイーツ ダッチオーブン・スキレット 世界料理研究会

パンプキンタルトをキャンプで作る 第15回世界料理研究会(後編)

2019年11月10日

パンプキンタルトをキャンプで作る
第15回世界料理研究会(後編)

シュールストレミングの安全な開け方と美味しい食べ方 第15回世界料理研究会(前編)の続き

さて、恒例のキャンプスイーツでお口直しといきましょう。
今回はスキレットを使って炭火でパンプキンタルトを焼きます。
ハロウィンにも使えますよ。

【目次】
1.キャンプにスイーツがあると場が盛り上がります!
2.キャンプスイーツを広めていきたい
3.パンプキンタルトの材料
4.パンプキンタルトの作り方
4-1.家でタルト生地を仕込んでおく
4-2.火を熾す
4-3.かぼちゃを蒸し焼きにする
4-4.かぼちゃの皮を取り除きバターを溶かしておく
4-5.タルト生地をスキレットに押さえつけ成型する
4-6.フィリングを作りタルトに流し込み焼く
4-7.冷ましている間にかぼちゃクリームを作る
4-8.かぼちゃクリームを塗って完成
5.パンプキンタルトをいただく
6.まとめ

キャンプにスイーツがあると場が盛り上がります!

自然に囲まれたキャンプ場で、バーベキューをして、普段食べないような良いお肉を炭火で焼いて食べると、めちゃくちゃ美味しいですね。
それだけで満足ですね。

それだけで十分満足なのですが、デザートがあると、さらに満足度が高まりますよ。

それも、手作りのスイーツだと、場が盛り上がります。

しかし、馴れないアウトドアの環境で作るスイーツは、失敗する事もあります。
それでもいいのです。

少しくらい雑に作っても、非日常のアウトドアで作って食べているというテンションの高まりで、美味しく感じてしまうのです。
さらに、炭火でケーキを焼くと、遠赤外線の効果で、何か良くわからないけど美味しく焼けるのです。
また、焼きたてホヤホヤで食べると、またこれが美味しいんですよ。

絶対に良い思い出となるでしょう。

だから私はいつもキャンプスイーツをお勧めしています。

キャンプスイーツを広めていきたい

私が頑張ってキャンプスイーツ普及活動をしてるのですが、まだまだ力不足のようです。
キャンプスイーツで検索すると、焼きマシュマロや、焼きバナナ、焼きリンゴとかが上位にヒットします。

焼きマシュマロでも楽しいですよ。
焼きバナナも美味しいですよ。
焼きリンゴも炭火で焼いたらめちゃくちゃ美味しいですよ。

しかし、そんな普通の美味しさで満足するより、ちょっと頑張って手作りすれば、それらをはるかに凌駕する感動があるのです!

その感動を知ったら、キャンプがますます楽しくなります!

そんな訳で、引き続きキャンプスイーツの新たなレシピを手探りで探求しながら紹介していこうと思います。

今回紹介するパンプキンタルトは、ちょっと難易度高いかもしれませんが、キャンプでタルトを気軽に焼くという、新たな分野への挑戦なのです。

パンプキンタルトの材料

【タルト生地の材料】
米粉 200g
バター 100g
砂糖 20g
溶き卵 1個分

【かぼちゃフィリングの材料】
かぼちゃ 500g(皮を除いた分量)
卵 2個
砂糖 40g
黒糖 40g
バター 30g
生クリーム 120ml
シナモンパウダー 小さじ半分くらい

【かぼちゃクリームの材料】
かぼちゃ 300g(皮を除いた分量)
バター 60g
砂糖 30g
生クリーム 80ml

※カボチャの分量は、皮と種を取り除いた正味量です。
きちっと量らずにアバウトな分量で大丈夫です。

カボチャが多めになれば、よりカボチャの味が濃厚になり、その逆はカボチャの味が弱まります。
どちらが美味しいとは一概に言えません。

カボチャが多ければ、その分完成したケーキの量も多くなるので、沢山食べられるというメリットはありますが、カボチャを多くするにも限度があるので、程ほどにしましょう。

パンプキンタルトの作り方

【パンプキンタルトの作り方】
1.家でタルト生地を仕込んでおく
2. 火を熾す
3. かぼちゃを蒸し焼きにする
4.かぼちゃの皮を取り除きバターを溶かしておく
5.タルト生地をスキレットに押さえつけ成型する
6.フィリングを作りタルトに流し込み焼く
7. 冷ましている間にかぼちゃクリームを作る
8.かぼちゃクリームを塗って完成

だいたいこんな流れです。
それでは順番に作り方を説明していきます。

家でタルト生地を仕込んでおく

タルト生地を混ぜる

冷えたバターをなるべく細かく切り、米粉、砂糖と共にボウルに入れ、手で、バターをもみ潰すように混ぜます。
この工程は、フードプロセッサーでもできます。

パウダー状になったタルト生地

さらさらパウダー状になれば、溶き卵を加え、練ります。

丸めたタルト生地

滑らかになるまで練ればタルト生地の完成。
これをラップに包んで現地に持っていきます。

後から思ったのですが、タルト生地を家で仕込まなくても、現地でやろうと思えば出来ますね。
次に作る時は、現地で全て仕込もうと思ってます。

火を熾す

炭火を熾す

まずはチャコスタ(チャコールスターター)を使って炭火を熾しておきます。

炭は、いつもオガ炭を使っています。
オガ炭は、燃え難いですが、火が長持ちするという特徴があります。
普通のバーベキューなら特に炭の種類は問いませんが、ダッチオーブンやスキレットで料理をする時は、必ずオガ炭を使っています。
もちろん備長炭でもいいのですが、備長炭は高価であるために簡単に手が出ません。
安価で、備長炭と同じような性質を持ったオガ炭を使っているのです。

ダッチオーブンやスキレットの蓋に炭を乗せて調理する時、黒炭なら火が消えたり、燃え尽きたりして、火力が安定しません。
オガ炭や備長炭なら、長時間安定した火力で調理する事ができるので、選択肢はこちらしかありません。

そして、オガ炭を使うならチャコスタという道具は必須です。
チャコスタがあれば着火材1個でオガ炭の火を熾す事ができます。

また機会があれば炭の事を詳しく書きたいと思っています。

オガ炭は、火が熾るまで1時間くらいかかりますが、その間はシュールストレミングを楽しんでいたのであっという間でした。

シュールストレミングが無くても、デイキャンプの場合は、会場に到着すれば、まず最初に火熾しから始めて、その間に他のセッティングをするとスムーズに進みます。

かぼちゃを蒸し焼きにする

スキレットでカボチャを焼く

まず、スキレットでかぼちゃを蒸し焼きにします。

かぼちゃ1/2個を4等分してスキレットに入れましたが、3個しか入りませんでした。
あと一切れは、別の方法で焼く事にします。

弱めの炭火

火力ですが、下火は弱火で、こんな感じです。
再利用した炭3個と中途半端に燃えた炭1個です。

再利用した炭というのは、一度火を点けたけど、消壷で火を消したものを再利用したという事です。

蓋付きのバーベキューコンロは、蓋をして空気穴を塞ぐと、内部の酸素が無くなり、火が消えるので、消壷としても使えます。
バーベキューが終わったら蓋付きのバーベキューコンロで火を消すと、炭を再利用できてエコですよ。

オガ炭の火おこしと再利用について説明した動画があるので、こちらもご覧ください。

スキレットでカボチャを蒸し焼きにする

上火は、ガンガンに燃えた炭を3個乗せます。
スキレットは、ダッチオーブンのような蓋に炭を乗せるためのフリンジ(縁)がないので、アルミホイルの輪っかを作って、炭が落ちないようにしてます。

火力については、外気温や風や日光の影響を受けるので、真冬は火力強め、真夏は火力弱めなど、少し調節が必要です。

火力に迷えば、必ず弱めの火力を選択しましょう。
火力が強いと焦げてしまうからです。
ケーキを焦がしたら取り返しがつきません。

逆に火力が弱ければ、焼き時間を長くしたり、火力を強めればいいのです。
いくらでも取り返すことができます。

かぼちゃをアルミホイルに包み焚き火に放り込む

残ったかぼちゃ1切れは、アルミホイルに包んで焚き火に放り込んで焼きました。

関係ないですが、画像右上に写っているのはお湯を沸かすケトルです。

真っ黒コゲになったかぼちゃ

焚き火に放り込んで放置したかぼちゃは、見事に焦がしてしまいました。
かぼちゃの黄色い部分が少しだけ残っていますが、ほとんどが炭化してるので、あきらめて燃料として使いました。

ほらね、火力が強いと取り返しがつかないでしょ。

スキレットで焼いたホクホクかぼちゃ

スキレットのかぼちゃは、約1時間でホクホクに焼く事ができました。

かぼちゃの皮を取り除きバターを溶かしておく

カボチャの皮を取り除く

さて、かぼちゃを一切れ無駄にしてしまいましたが、ちょっと余裕をもった分量だったので、大丈夫でしょう。
焼けたかぼちゃの皮を取り除き、およそ6割をかぼちゃフィリング用に、およそ4割をかぼちゃクリーム用に分けます。

レシピには、かぼちゃの分量を書いてますが、現地ではかぼちゃの重さを量ってません。
テキトーです。
砂糖とバターは、家で計量したものを袋に詰めて持参しました。

フィリング用かぼちゃを潰してバターを溶かす

熱いうちにバターを溶かしてフォークでかぼちゃをつぶしておきます。
こちらはかぼちゃフィリング用。

クリーム用かぼちゃを潰してバターを溶かす

こちらはかぼちゃクリーム用です。

タルト生地をスキレットに押さえつけ成型する

スキレットにタルト生地を指で押し広げる

スキレットを洗い、油を塗ってからタルト生地を指で押さえて広げていきます。

タルト生地を指で押し広げる

グイグイと押し広げていきます。

スキレットに直にタルト生地を押し付ける

厚い部分と薄い部分が出来てしまいますが、一応、全体が均等になるように心がけます。

スキレットに押さえつけたタルト生地

これでOKとします。

フィリングを作りタルトに流し込み焼く

カボチャのフィリングの材料を入れる

バターを溶かしておいたフィリング用かぼちゃに、残り全ての材料を入れます。

かぼちゃのフィリングを混ぜる

混ぜます。

ちなみに、かぼちゃを裏ごしとかしません。
だって裏ごしは面倒ですから。

タルトにフィリングを流し込む

タルトにフィリングを流し込みます。

焼く前のパンプキンタルト

これを焼きます。

スキレットでパンプキンタルトを焼く

火加減は、かぼちゃを蒸し焼きにした時と同じです。

これで約1時間焼きます。

焼けたばかりのかぼちゃタルト

約1時間後、こんがり焼けました。

冷ましている間にかぼちゃクリームを作る

焼けたパンプキンタルトを冷ます

火からおろして、蓋を少しずらして置き、1時間くらい冷ましておきます。

実際は、早く食べたいから30分くらい冷ましただけでした。

かぼちゃクリームを混ぜる

冷ましている間にかぼちゃクリームを作っておきます。
バターを溶かして潰しておいたクリーム用かぼちゃに、残りの材料を入れて混ぜます。

かぼちゃクリームを塗って完成

パンプキンタルト

冷めたパンプキンタルトです。

実際は30分くらいしか冷ましてないので、生ぬるいです。

このままでも十分にパンプキンタルトとして食べられますが、欲張ってこの上にかぼちゃのクリームを乗せます。

カボチャクリームを広げる

かぼちゃクリームをタルトに乗せ、塗り広げていきます。

パンプキンタルトにカボチャクリームを塗り広げる

全体に広げます。

完成したパンプキンタルト

パンプキンタルト、これで完成です。

本当は、かぼちゃクリームを山のように盛り上げて、かぼちゃのモンブランタルトとするつもりでしたが、モンブランと名乗るには、山のように盛り付けなければいけません。
とても山のようには見えないので、パンプキンタルトと名乗る事にしました。

パンプキンタルトをいただく

パンプキンタルトを切る

それでは切り分けていただきましょう。

パンプキンタルトを切り出す

タルトの底が焦げ付く事なく、程よい焼き加減で、すんなり切り分ける事ができました。

パンプキンタルトをいただく

見た目は地味で、味も地味なんですが、めちゃくちゃウマイです。

何か良くわからないけど、かぼちゃの優しい美味しさが出てるのです。
きっと、かぼちゃを炭火で焼いたのが良かったのでしょう。

電子レンジでかぼちゃを加熱したら、どんなに頑張ってもこの味は出せません。
炭火の力なのです。
炭火で焼くと遠赤外線の力で何か良くわからないけど美味しくなるのです。

また、何度も言うとおり、アウトドアという環境で作って食べると、これもまた美味しく感じるのです。
外で作って食べると、その場のテンションのおかげで、作り方が大雑把であっても、ちょっとくらい失敗しても美味しく感じてしまいます。
これが、私がキャンプスイーツをお勧めする理由です。

そんな訳で、満足の出来でした。

まとめ

  • キャンプスイーツは、少しくらい雑に作っても、非日常のアウトドアで作って食べているというテンションの高まりで、美味しく感じる。
  • 炭火でケーキを焼くと、遠赤外線の効果で、何か良くわからないけど美味しく焼ける。
  • 焼きたてホヤホヤで食べると、またこれが美味い。
  • ダッチオーブンやスキレットでキャンプ料理をする時は、必ずオガ炭を使う。
  • 蓋付きバーベキューコンロは、蓋をして空気穴を塞ぐと、内部の酸素が無くなり、火が消えるので、消壷としても使える。
  • 火力に迷えば、必ず弱めの火力を選択する。火力が強いと焦げてしまう。ケーキを焦がしたら取り返しがつかない。
  • パンプキンタルトの見た目は地味で、味も地味だが、めちゃくちゃウマかった。何か良くわからないけど、かぼちゃの優しい美味しさが出ていた。きっと炭火の遠赤外線効果。

引き続き、いろんなスイーツを作に挑戦してみようと思います。
また、もう少しレシピを簡素化していきたいとも思っております。
どうぞよろしくお願いします。

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このブログを書いてる人

オトコ中村
京都在住で2児の父 40代 料理を通じて皆が健康で幸せになればいいなと思っている。
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