ドクダミが鬱蒼と生茂るドクダミ畑になっております。
これほどまでに密度が濃く、純粋にドクダミばかりが生えているような所を、私は他で見た事がありません。
これはドクダミが純粋に栽培されたドクダミ畑にしか見えません。
友人曰く、特に手入れをしたわけでなく、勝手にこうなった。
そして、毎年のように庭がドクダミだらけになって困っている。
以前は刈り取って捨てていたが、最近は腰痛で刈り取るのが困難だから、除草剤を使って駆除しようかと思っているとの事。
なんという事!?
こんなにドクダミがたくさんあれば、茶にすれば毎日のように飲めますよ。
ドクダミ茶は美味しくて健康に良いですからね。
さらに、ドクダミは食べる事も出来ますし、入浴剤にする事もできます。
とにかく、有効利用できる野草なんですよ。
あの臭いが苦手という方もいらっしゃるでしょう。
苦手な方に言わせてもらいますが、すぐに慣れますよ。
そんな訳で、「庭のドクダミ、刈り取るから僕にちょうだい。」と頼みました。
そこで利害が一致!
友人にしてみれば、庭の鬱陶しいドクダミを、私が喜んで刈り取って持ち帰るので、願ったり叶ったりだったみたいです。
そんな訳で、昨年からドクダミを刈らせてもらい、今回は昨年に引き続き2回目のドクダミ刈りなのです。
ドクダミを収穫
植木用のハサミでチョキチョキと、根元から丁寧に切っていきます。
駆除が目的なら根こそぎ抜き取るのですが、来年も元気に生えてきて欲しいので、根にはダメージを与えないようにして、地上部だけを刈り取ります。
地面には砂利をまいてある事が分かります。
砂利をまいてあるという事は、草を生やす気が無いという事です。
それでもドクダミが生えてくるという事ですね。
しかも、かなり密度が濃いです。
たくましいじゃないですか。
これが本来の庭の姿です。
やっぱりきれいになると気持ちいいですね。
もう一度、刈り取る前の庭を見てください。
同じ場所とは思えませんね。
そして、庭の草刈りをしたお礼に、友人からビールと手料理をご馳走になりました。
おまけにドクダミまでもらって、私にしてみれば貰ってばかりで、ありがたい事です。
袋にギュッと圧縮して詰めてあるので、重たいです。
重さを量れば7kgありました。
ペットボトルは、大きさ比較のために横に置いてます。
さて、これを全て茶にします。
ドクダミを洗う
ビニール袋の中では圧縮されてコンパクトになっていたドクダミが、袋から出して洗うと、膨らんでものすごい量になりました。
たたみ一畳分くらいの面積がドクダミで山盛りになりました。
ドクダミを干す
雨に濡れないように、雨の日は室内に取り込んだ方がいいです。
京都の5月は雨が少なく、空気が乾燥していて干しやすい季節です。
干しやすいとは言え、ベランダでは我が家の洗濯物も干しますから、ドクダミに場所を占領されつつも、洗濯物もしっかりと乾かさなければいけないので、ベランダのスペースをフルに活用します。
これを炒って茶にします。
ドクダミを炒る
炒り加減は、浅炒りなら、ドクダミの香りが純粋に楽しめるけれども、逆に言うとドクダミのクセが残る味になります。
深炒りなら、香ばしいほうじ茶のような味になりますが、ドクダミの味と香りが弱くなります。
私は、ドクダミの香りを楽しむ浅炒り派です。
皆様は、どっち派ですか?
関係ないですがコーヒーに関しては、どちらかと言うと深炒り派です。
今回収穫したドクダミを全て茶にするのに、これを20クールくらい行いました。
ドクダミ茶完成
ペットボトルは、大きさ比較の為に横に置いてます。
美味しいドクダミ茶の淹れ方
茶漉しを使って湯飲みに注ぎます。
また、やかんで煮出すことも出来ます。
煮出した方が、ドクダミの成分を余す事なく抽出できるので、そちらもお勧めです。
ドクダミ茶を喫する
香ばしく、生のドクダミのあの香りとは違う薬草の香りがします。
癒されます。
馴れない人にはクセを感じるかも知れませんが、我が家では皆が喜んで飲んでます。
ドクダミ茶の効能は、毒を身体の外に出す、いわゆるデトックス効果が言われています。
私の実感として、これを飲んだから何か健康になったとか、そういう事はありませんが、これを飲んでいる間は、風邪などの病気はしていません。
健康に良いとかそんな理由よりも、それよりも美味しいから飲んでます。
美味しくて好きで飲んでいるものが、健康にも良いと言われてるので、喜んで飲んでます。
これだけ沢山のドクダミ茶があっても、毎日のように飲むので、半年以内に全て飲みきってしまいます。
まとめ
友人宅の庭のドクダミを刈り取らせてもらい、ドクダミ茶を楽しませてもらっています。
ドクダミ茶は、美味しくて健康に良くて、いくらあっても困りません。
もし、ご自宅の庭にドクダミが生えて困っている方がいらっしゃれば、茶にしてみる事をお勧めします。
茶は、ドクダミの臭いが苦手な方でもきっと飲めますよ。
また、食べる事も出来ます。
食べる場合は、ドクダミの臭いをモロに満喫する事になりますが、覚悟すれば大丈夫です。
また、入浴剤にしてみるのも良いですよ。
本当に、お肌スベスベになりますよ。
また、パックにしてみるのも良いのです。
美容効果が半端ないです。
ドクダミは漢方では十薬(じゅうやく)と言われ、十の薬効がある薬草なのです。
十というのは数字の十という意味ではなく、たくさんのという意味です。
おそらく十以上の、たくさんの薬効があるのでしょう。
そう思うと、野に生えるドクダミを見る目が変ってきますね。