ダッチオーブン・スキレット パエリア 世界料理研究会

焚き火とスキレットでパエリアを作る 第8回世界料理研究会(前編)

2015年11月26日

リバーランズ角川第8回世界料理研究会が、ここリバーランズ角川(つのかわ)で行われました。

今回の研究テーマは、今までの流れの延長で、「炭火と焚き火とダッチオーブンを使いこなす。」でした。

その中でも特に注目すべきは、「ダッチオーブンでピザを焼く。」というものです。
ただ普通にダッチオーブンを使ってピザを焼くだけなら、誰でもやっている事で、珍しくありませんが、全く普通ではない、ダッチオーブンの性能の限界を超える新たな焼き方に挑戦しました。
詳しくは後述しますが、とにかく今までに無い焼き方なのです。
とりあえず、今回作ったメニューは、ざっとこんな物です。

<今回作ったメニュー>
◎男のサラダ
◎豚バラ肉のパエリア
◎イワシとニジマスのパエリア
◎炭火焼ソーセージ鴨川のマスタードと共に
◎ピザ4枚
◎鶏肉の炭火焼
◎炭火焼ステーキ
◎ニジマスの炭火焼
◎ジャガイモのダッチオーブン焼き
◎ベイクドチーズケーキ
◎コーヒ&紅茶

ざっとこれだけ盛り沢山の内容でした。

これらの一つ一つが会心作で、いったい何から紹介したらよいのやら、ちょっと悩みましたが、まず、定番のパエリアから紹介していきます。

パエリアという料理は、山で猟師が獲物を狩り、その獲物を焚き火でご飯と一緒に炊いたのが始まりです。
その事については以前説明しました。

ご存じない方は 焚き火でパエリアを作る 第5回世界料理研究会(前編) をご覧ください。

今回は、更なる研鑽のため、特に焚き火の火力コントロール技術の研鑽のために作るという理由が一つ。
それと、ただ単純に、美味しいからまた食べたいという理由で、また作ることになりました。

まずは、国産豚ばら肉のパエリアを作ります。
本場スペインでは、イベリコ豚のパエリアという料理があります。
それと同じなのですが、日本の豚肉で作った方が、はっきり言って美味しいです。

焚き火とスキレットで作る国産豚ばら肉のパエリア

スキレットを予熱焚き火でスキレットを十分に予熱します。
スキレットというのは、鉄の分厚いフライパンで、ダッチオーブンの仲間です。
だからスキレットを使いこなすのは、ダッチオーブンを使いこなす事であり、今回のテーマに沿う事になります。

オリーブオイル、ニンニクを入れるオリーブオイルとニンニクのみじん切りを入れます。

豚肉を入れるすぐに国産豚ばら肉を入れます。
スキレットの蓄熱が十分であるために、少々食材を入れた程度では温度が下がりません。
豚肉は、この高い温度で焼いても良いのですが、最初に入れたニンニクが焦げそうです。
ニンニクを焦がしたら嫌な苦味が料理全体に広がるので、すぐに他の食材を入れてニンニクへの熱を紛らわします。
本来ならこの段階で白ワインを投入するのですが、慌てていたので忘れてました。

野菜を入れる野菜を一気に放り込みました。
野菜は、赤パプリカ・ズッキーニ・玉ネギ・しめじ・トマトです。
これで調理温度はちょうど良くなりました。

お米を入れるお米も入れて炒めます。
ちなみに、お米は、調理する直前に洗ってザルに上げておきます。
「パエリアや、リゾットの場合、お米は洗わないで入れましょう。」と言う人もいますが、洗わずに炊いたお米がどれだけマズい事か。
私は一人暮らしのときに、普通のお米を無洗米と間違って、洗わずに炊いた事があります。
そのご飯のマズかった事といったらありません。
もし、どうしてもお米を洗いたくなければ無洗米を使いましょう。

パエリアスープを入れる事前に仕込んでおいたパエリアスープを入れます。

グツグツ沸いてきたグツグツ沸いてきました。
火力は、スープが沸くまでは強火、沸いてからは弱火にするのですが、薪での火力調整は、家のガスコンロのように簡単にはいきません。
この火力調節が課題だったのですが、今回は作りながらハッと次の事に気が付きました。

杉の葉は、よく燃えて、すぐに燃え尽きます。
スープが沸くまでの間は、杉の葉をどんどん燃やして強い火力にします。
スープが沸いたら、杉の葉を燃やすのを止めます。
そうすれば、すぐに燃え尽きて火力が弱まります。
杉の葉を準備しておけば火力の調節が簡単です。
杉の葉がない場合は、細い薪を使うと、同様に燃えやすく、すぐに燃え尽きるので、火力調節が比較的容易に出来ます。

よく考えれば当たり前の事でしたが、これに気が付いた事で、薪での火力調節に自信が付きました。

蓋をして煮込む蓋をして弱火で10分煮込みます。

蓋をあける10分後、蓋を開けて様子を見ます。
ここで、余分な水分を飛ばし、少しおこげを付けます。
グツグツという音が、チリチリという音に変わった頃が、水分が飛んでおこげが付いたサインです。
チリチリという音を聞いたら火から外して、蓋をして10分蒸らします。

国産豚肉のパエリア完成!

サラダと共にいただきますでは、同時進行で作ったサラダと共にいただきます。

 

激ウマです!!

 

焚き火で作ると、何と言っていいのかよく分からないのですが、とにかく火の通りが方が違って美味しいのです。

もう大満足でした。

さて、もっと食べたいという事で、もう1回パエリアを作るのですが、次はイワシのパエリアです。
イワシなどの青魚でパエリアを作ると、これがまたとても美味しいのです。
ところで、今回の会場となったリバーランズ角川には池があり、釣りが出来ます。
私が料理を作っている間、子ども達は釣りを楽しんでました。

釣れた釣れた!
やったね。

ニジマスニジマスです。

串刺しになったニジマス結局4匹釣れました。
釣れた魚は、施設の人がきれいにさばいて串刺しにしてくれました。
これは、このまま炭焼きにするのですが、この中の1匹をパエリアに入れることにしました。

イワシとニジマスのパエリア

スキレットを予熱スキレットを予熱して、オリーブオイルを入れます。
火力は杉の葉をガンガン燃やして強火にしています。

ニンニク、ニジマスを入れるニンニク、ニジマスを入れます。

イワシを入れる続いてイワシを入れます。

白ワインを入れるそして、先ほどは忘れていた白ワインをドバッとかけます。

燃え上がるボワッと炎が舞い上がります。

家では出来ないこの豪快料理!
楽しいですね~。

イワシとニジマスのパエリアそして完成。

イワシとニジマスのパエリアです。
これも激ウマでした。

とにかく焚き火で作ると火の通りが違ってとても美味しいのです。
この記事を書きながら、「また食べたいな~。」と思います。
作ったのは私ですから、また家で作れるじゃんと思うかもしれませんが、家のガスコンロであの味は真似できないでしょう。
焚き火だからこそ出来る美味しさなのです。

やはり薪での料理は凄いですね。
そして楽しいです。

続き ダッチオーブンで石釜を越えるピザを焼く 第8回世界料理研究会(中編)

手作りしたりんご酢

2021/3/30

りんご果汁から作るりんご酢の作り方【前編】

りんご果汁から作るりんご酢の作り方【前編】 りんご酢は、りんご果汁を発酵させて作る発酵食品です。ここでは、りんご果汁をうまく醗酵させてりんご酢を作る方法をご紹介します。 【目次】1.りんご酢を作る流れ2.シードルを作る2ー1.シードルの材料2ー2.シードルを仕込む2ー3.アルコール発酵について2ー4.発酵期間について2ー5.シードルのアルコール度数について2ー6.シードルの完成3.前編のまとめ4.動画で説明 ↓以下は後編をお楽しみに5.りんご酢を仕込む6.りんご酢の完成7.りんご酢の味 お酢のできる原理な ...

ReadMore

フルーツサンド

スイーツ パン系

2021/3/22

フルーツサンドの作り方と美味しく作る5つのコツ

フルーツサンドの作り方と美味しく作る5つのコツ 最近流行りのフルーツサンドを作ってみようと思います。フルーツサンドは、断面にフルーツがドカって見えてあれがとても美味しそうに見えますね。手作りする際は、断面が綺麗に見えるように作るのはもちろんですが、さらに踏み込んで、もっと美味しく作る5つのコツをお伝えします。 そして今回は、フルーツサンドの進化系であるキューブ型のフルーツサンドを作ってみようと思います。 【目次】1.フルーツサンドの材料2.パンの耳を切り落としておく3.フルーツの下拵えをする4.生クリーム ...

ReadMore

モンティクリスト

パン系

2021/3/15

モンティクリストを作ってみた

モンティクリストを作ってみた カナダ生まれのサンドイッチ、モンティクリストを作ってみます。 モンティクリストとは、フレンチトーストに、ハムとチーズを挟んで焼いたものです。 カナダ生まれの料理ですから、そこにメープルシロップをかけて食べるのですが、それが甘じょっぱくて、たまらないとの評判を聞きまして、早速作って食べてみようと思います。 【目次】1.モンティクリストの材料2.モンティクリストの作り方3.モンティクリストの完成!その味は?4.まとめ5.動画で説明 モンティクリストの材料 【モンティクリストの材料 ...

ReadMore

自家製ブラータチーズをプチトマトと共に

チーズ作り

2021/3/2

ブラータチーズの作り方 幻のチーズと呼ばれ、高度な製造技術が必要とされるが、お家で手作りする方法を試行錯誤して見つけました!

ブラータチーズの作り方幻のチーズと呼ばれ、高度な製造技術が必要とされるがお家で手作りする方法を試行錯誤して見つけました! ブラータというのは、イタリア語で「バターのような」という意味で、細かく割いたモッツァレラチーズと生クリームを合わせて、さらにそれをモッツァレラチーズの皮で包んだ物です。作るのに手間がかかる事と、その製造の難易度の高さから、幻のチーズと呼ばれています。その幻のチーズを手作りすることができました。これを読めばブラータチーズの作り方が分かります。 【目次】1.ブラータチーズとは2.【余談】ブ ...

ReadMore

鉄鍋棒餃子

ダッチオーブン・スキレット 麺料理

2021/2/19

スキレットで鉄鍋棒餃子を焼く|鉄鍋棒餃子のルーツについても考える

スキレットで鉄鍋棒餃子を焼きます。スキレットは鉄で出来ているので、スキレットで棒餃子を焼けば鉄鍋棒餃子になります。鉄鍋棒餃子のルーツを探り、ご家庭で本場中華の味を簡単に楽しめるレシピをご紹介します。 【目次】1.鉄鍋棒餃子は中華料理では無い!?2.中国にある細長い餃子3.日本での鉄鍋棒餃子の始まり4.ターリャンフォシャオが鉄鍋棒餃子のルーツで無いと考える根拠5.本当の鉄鍋棒餃子のルーツ6.3種類の皮で鉄鍋棒餃子を焼く7.餡の材料7−1.餡の作り方8.棒餃子を包む8−1.餃子の皮で包む8−2.春巻きの皮で包 ...

ReadMore

-ダッチオーブン・スキレット, パエリア, 世界料理研究会

© 2021 オトコ中村の楽しい毎日 Powered by AFFINGER5