の続き
これは、1200gのヨーグルトで作った巾着チーズ第1弾を、冷蔵庫で1ヶ月間乾燥させたものです。
水分が飛んでシワシワになりました。
乾燥させる前は470gでしたが、順調に1日あたり10gくらいの水分が蒸発して、今は175gです。
これで、目標とする200g未満になりました。
乾燥工程はこれで終了です。
手ぬぐいを剥がして、ラップで包みました。
ラップで包んだことによって、これ以上乾燥することは無くなりました。
ここからは、熟成期間に入ります。
こちらは、1000gのヨーグルトで作った巾着チーズ第3弾を、同じく冷蔵庫で1ヶ月間乾燥させたものです。
400gだったものが、今では160gです。
これで目標とする165g未満になりました。
これも同じく、手ぬぐいを剥がして、ラップで包みました。
これから熟成期間に入ります。
このように第1弾と第3弾は、問題なく乾燥させる事ができましたが、第2弾はちょっと様子が違いました。
これは、第2弾を冷蔵庫で10日間乾燥させたものです。
400gだったものが、277gになりました。
これをよく見ると…
何か表面に肌色のようなピンク色のような何かが見えます。
これはきっと、今までのチーズ作りでも活躍してきた、表面をカビから守ってくれる微生物でしょう。
調べてみましたが、セラチア菌という日和見菌か、それとも酵母菌の一種か、何かはっきりしませんがあまり悪い菌では無さそうです。
酵母菌だったらいいのですが…
よく考えると、第1弾と第3弾は、巾着にする手ぬぐいが新品だったのですが、この第2弾は、新品でなく、家で洗濯した手ぬぐいを使いました。
きっとそれが原因ではないでしょうか?
さらに10日ほど乾燥させました。
合計20日間乾燥させたものです。
400gだったものが、191gになりました。
ピンク色が濃くなり、赤っぽくなったような気がします。
あれ!?
先ほどの画像を拡大。
何やら、中心部にうっすらとカビのようなものが見えます。
これはいかん!
カビの疑いがあるので、手ぬぐいを剥がしてラップで包みました。
手ぬぐいと一緒にカビも取り除く事が出来たかどうか。
中まで菌糸が伸びているかもしれませんが、見た目には大丈夫です。
重量は191gだから、水分は約38%です。
まあ、この水分量なら長期熟成も可能でしょう。
冷蔵庫で3ヶ月以上は熟成させてみたいと思っていますが、カビの影響がどうなることやら心配です。
10日ほど熟成させました。
一見、何も無さそうに見えますが。
ジャーン!!
2箇所ほどカビが確認されました!!
うわっ、この色のカビはアウトやわ。
このカビは、取り除かなければいけません。
取り除きました。
じゃあ、これを試食してみましょう。
え~っ!?
捨てるんじゃないの?
いや、ひょっとしたら美味しいカビかもしれないでしょ。
止めとけって。
そうだな、止めとこか。
けど、マズかったら吐き出せばいいのだから。
ブログ読者の皆様も期待しているはず…
もしかしたら大発見があるかも知れないし…
えいっ!
とりあえず口に入れてしまえ~!!
パクッ!
モグモグ…
お!?
おおっ!!
ブルーチーズの味だ!!
美味しい。
衝撃でした。
この美味しいカビは、いったい何処からやって来たのでしょうか?
まさか、我が家の洗濯機に住んでいたカビ…?
手ぬぐいを洗濯したから付いたのかな?
ひょっとすると、ひょっとするかもしれません。
カビの部分が美味しかったので、もう少し試食してみる事にしました。
赤ワインと共にいただきます。
表面に近い部分は、熟成されたような味がしましたが、中心部分は、まだヨーグルトの酸味が少し残った若い味でした。
子ども達は、美味しいと言って喜んで食べました。
けど、まだ若い味なので、もっと熟成させてみる事にします。
もしカビが増えても、良いカビかも知れないので増えるに任せてみる事にします。
右が第1弾、左が第2弾、奥が第3弾です。
第2弾は、3ヶ月以上、第1弾と第3弾は、6ヶ月以上を目標に熟成させようと思っています。