昨年、粒マスタードでなく、普通のからしを作った事があります。
ご存知でない方は からしを作ってみる をご覧ください。
普通のからしを作り、成功したので、それで満足して粒マスタードの事は、考えていませんでしたが、こんなコメントを頂きました。
☆2014年2月25日 bob氏のコメント
粒マスタードが好きです。一家で好きです。
是非作って下さい!
粒マスタードかぁ!
その手があった。
それは、面白そうだ!
☆それに対して、オトコ中村のコメント
鴨川の辛子の記事は覚えてますか?
あのカラシナの種と酢で簡単に作れます。
おっとここでネタをバラしては面白くないので、また記事で書く事にしますね。
こういうやり取りがありまして、粒マスタードを作る事になりました。
ところで、皆様は、粒マスタードの作り方をご存知ですか?
私も、「簡単に作れます。」などと偉そうなコメントしてますが、作った事はありませんでした。
粒マスタードは、必要な材料を混ぜて「はい完成!」というものではなくて、材料を混ぜてじっくりと熟成させます。
作り方は、カラシナの種と酢などをまぜて、何日か熟成させるみたいです。
詳しい事は、調べてみましたが、レシピなどが見つからずに、よく分かりませんでした。
とりあえず手探りで作ってみましょう。
手探りで粒マスタードを作ってみる
鴨川産セイヨウカラシナの種 17g (家にある在庫を全て使い切りました)
酢 20ml
塩 ひとつまみ
砂糖 ひとつまみ
家にセイヨウカラシナの種を備蓄している人は、あまりいないでしょう。
そういう方は、インド産ですが、こんな商品がありますので、これを使って作ってみるといいでしょう。
全ての材料を混ぜます。
ラップをして常温で置いておきます。
1週間後。
種が酢を吸収して大きくなりました。
粒マスタードっぽい香りになってきましたが、どちらかと言うと、酢の臭いがツ~ンという感じです。
まだまだ熟成が足りないのでしょう。
さらに1週間後。
ちょっと粒マスタードっぽい香りに近づきました。
でも、まだまだです。
種が十分に水分を吸って柔らかくなったので、すり鉢で、粒をすりつぶします。
こんなくらいかな?
あまりやりすぎると粒が無くなってしまうので、このくらいにしておきます。
パサパサしていたので、白ワインを小さじ1加えました。
この状態で、今度は冷蔵庫で熟成させます。
いい香りになってきたので、もう完成ということにしておきます。
まだパサパサしているように感じたので、さらに白ワインを小さじ1加えて専用のビンに詰めました。
やはり、ソーセージとの相性は抜群!!
味は、市販の物よりも酸味が強く、辛味も強く、プチプチ感も強く野生的です。
国産の某大手メーカー製の物よりは美味しいと思うのですが、フランス製の輸入品には及びません。
鴨川では、今頃セイヨウカラシナが満開で河川敷を黄色く染めていますが、もうしばらくしたら、種が収穫できます。
またそれを使って、レシピを改良してもっと美味しい物に挑戦するぞ~!
※その翌年、もっと美味しく作る事ができるようになりました。
もっと美味しい作り方は 鴨川に生えるセイヨウカラシナの種で粒マスタードを手作りする をご覧ください。