ブラックサンダーの原価を気にせずに手作りする

      2016/07/31

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本気でブラックサンダーを手作りしてみます。

あの、国民的お菓子であるブラックサンダーを自宅で作ってみましょう。
実は、2年ほど前に、すでにブラックサンダー作りに取り組んだ事があります。

ブラックサンダーを原価10円以下で作る

この時は、ブラックサンダーは30円で売っているのですから、原価はもっと安いだろうという事で、これを製造している有楽製菓の、安く美味しい物を作るという企業努力を見習いまして、1個あたりの材料費を10円未満に抑えようと、安い素材ばかりを集めて作りました。

その結果、1個あたり13.79円(消費税5%込み、当時は消費税5%)と10円を超えてしまいましたが、それなりに美味しい物が出来ました。

しかし、実は、その結果に満足できてなかったのです。
目標原価10円を超えてしまいましたし、チョコレートが軟らかくもなりました。
もう少し原価が上がってもいいから、ちゃんとした美味しい物を作りたいと、心の片隅でずっと思っていました。

そして、その思いを2年間温め続けて、そして、とうとう行動に移る事となりました。
今回の原価は、ブラックサンダーの販売価格と同じ30円(税抜き)以内に抑えてもっと美味しい物を作ってみようと思います。
原価がブラックサンダーの販売価格と同じなら、ブラックサンダーより美味しく作らないと意味が無いです。
作ったものが美味しくなのなら、本物のブラックサンダーを買った方が良いですからね。

けど、前回は13.79円で本物と同レベルの物ができたので、きっと今回は、もっと美味しく出来ると思います。
そして、手作りしたら、たくさんできるから、箱買いするのと同じくらいの量ができますよ。

作り方は以前と同じで、材料をいい物に変えて作ります。
まず、大まかにブラックサンダーを作る手順から説明しましょう。

◆ブラックサンダーを作る手順(中村式)

1.チョコクランブル・プレーンクッキーを焼く
2.チョコクランブル・プレーンクッキーを砕いてチョコレートで固める
3.固まったものをチョコレートでコーティングする

以上の3つの工程で作ります。
では、細かい事は、作りながら説明します。

◆ブラックサンダーのレシピ

〈チョコクランブルの材料〉
バター 50g
砂糖 50g
薄力粉 100g
ココアパウダー 10g
〈プレーンクッキーの材料〉
バター 20g
砂糖 20g
薄力粉 40g
溶き卵 5g
〈その他の材料〉
チョコレート 200g

1.チョコクランブル・プレーンクッキーを焼く

チョコクランブルを作る軟らかくしたバターに砂糖を加え、混ぜる。
薄力粉を加え混ぜる。
ココアパウダーを加え混ぜる。
チョコクランブルの生地は、まとまらずにボロボロになりますが、ボロボロの状態で大丈夫です。
同様の手順でプレーンクッキーの生地も混ぜます。

天板に並べるオーブン天板に並べます。
チョコクランブルは、ボロボロのまま均等に広げ、プレーンクッキーは、適当に薄く伸ばします。
チョコクランブルととプレーンクッキーの2種類を、形状を変えて混ぜることで、本物のブラックサンダーと同様に、食感の違いを楽しめるようにしています。

オーブンで焼いた170℃のオーブンで30分焼きました。
これを冷まします。

2.チョコクランブル・プレーンクッキーを砕いてチョコレートで固める

チョコクランブル・プレーンクッキーを砕いてチョコレートで固めるチョコレート100gを溶かし、チョコクランブルとプレーンクッキーを砕いて入れ、混ぜます。
それをクッキングシートを敷いたバットに1cm厚くらいに伸ばし、冷蔵庫で冷やし固めます。

3.固まったものをチョコレートでコーティングする

適当な大きさに切る固まったものを適当な大きさに切ります。

チョコレートを溶かすチョコレート100gを溶かします。

チョコレートでコーティングする切り分けたものにチョコレートを付けて、クッキングシートを敷いたバットに並べ、冷やし固めます。
チョコレートを付けるのは片面だけで良いです。

残骸このように、包丁で切ったあとの残骸が残りました。

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チョコレートで固める残骸は、残ったチョコレートに放り込み、混ぜます。

適当な形に固める適当な大きさにまとめて、クッキングシートを敷いたバットに並べ、冷やし固めます。

そして…

手作りブラックサンダー手作りブラックサンダーが、12個完成しました。

規格外ブラックサンダーこちらは、規格外の手作りブラックサンダー。
形は、本物とは違いますが、むしろこういった形の方が自然かもしれないです。

手作りブラックサンダー断面お味は最高。

バターや、本物のチョコレートを使ってますから美味しくて当然。

ちなみに1個当たりの原価は、24.8円(税抜き)。
規格外の1個あたりの原価は、13.5円(税抜き)。

原価から見ても、味から見ても合格です。
これで、2年来の思いを遂げる事が出来ました。(笑)

最後に、私のブラックサンダーに対する熱き思いを語る

私が何故こんなにブラックサンダーにこだわるかというと、ブラックサンダーには、学ぶべきところがたくさんあるからです。

今では、安くて美味しいから売れて当然のように思いますが、発売当時は売れ行きが悪く、一度は販売終了になった事もあるのです。
94年の発売当時は、販売ルートが主に駄菓子屋さんばかりで、駄菓子屋さんで30円という価格設定は、ちょっと高く、それまでの主力商品であるチョコナッツスリーが20円だったこともあり、子どもが気軽に買えなかったのかもしれません。
そのまま売り上げが伸びぬまま、発売から1年後の95年には、残念ながら販売終了となりました。

ところが、なぜか九州地区では他の地域よりも売り上げが良かったために、九州では「なんでもっと売らないのか?」という声があったそうです。
そこで、翌96年に販売再開することになりました。

しかし、まだ販路が確立されていませんから、なかなか売り上げは伸びません。
こうした中、当初は子どもをターゲットとしていたのですが、実は若者層に売れている事が分かってきました。

そして、大学の生協に話を持ち込み、商品を置いてもらったところ、狙い通り学生に支持され、次第に売り上げを伸ばし始めました。

さらに、06年「生協の白石さん」で取り上げられて、さらに売り上げを伸ばします。

その販売実績からコンビニチェーンでも取り扱いが始まり、06年の年間販売個数は2000万個を突破。

07年には3000万個を突破。

08年には北京オリンピック男子体操の銀メダリスト・内村航平選手がブラックサンダーが好物であるとメディアに取り上げられ、4500万個を突破。

09年には1億個を突破。

そして、12年には1億4000万個という大ヒット商品となりました。

このヒットの背景には生協の白石さんや、内村航平選手などの幸運もありましたが、それだけでヒットしたわけではありません。

安くて美味しいという商品を開発した事。
また、マーケティングにより的確な販路を開拓した事。
販路を切り開く為の営業力。

まさに中小企業の鑑です。
私もサラリーマンの端くれですから、ブラックサンダーに敬意を表し、大いに学びたいと思います。

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