キャンプでミルクレープを娘と一緒に作る
京都市右京区にある山の家にやってきました。
山の家に来たからには、焚き火や炭火を使った日常とは違う料理を作ってみたくなります。
と言いながら、料理はただのバーベキューでした。
かなり手抜きなバーベキューでしたが炭火で焼いたチキンは美味しかったです。
そして、デザートにフルーツたっぷりのミルクレープを作りました。
今回は、アウトドアで作るキャンプスイーツとしてのミルクレープをご紹介します。
【目次】
1.ミルクレープは簡単
2.フルーツたっぷりミルクレープの材料
3.まずは火おこし
4.クレープを焼く
5.ホイップクリームとフルーツを挟む
6.仕上げにミルクレープをデコレーションする
7.フルーツたっぷりミルクレープをいただく
8.余談 炭火焼チキンが美味しい
9.まとめ
ミルクレープは簡単
ミルクレープは、手がかかりますが、難易度は高くありません。
子供と一緒でも作れます。
難易度が高いものに挑戦して、それを紹介しても、そんなの作れないという声もありまして、子供たちと一緒に作れるような易しい物もどんどん紹介していく予定です。
子供たちも一緒にできたら良い思い出になりますからね。
しかし同時に、とことん難易度の高いものも追求していく予定です。
今回は、難易度の高くないものです。
ミルクレープは、クレープを何枚か焼いて、それを重ねるだけです。
クレープを焼く事が初めてだと失敗するかも知れませんが、1枚や2枚くらい練習と思って失敗しても、そこだけ取り除けば済むので大丈夫です。
フルーツたっぷりミルクレープの材料
◆クレープの材料
米粉か薄力粉 100g
砂糖 20g
牛乳 300ml
卵 3個
バター(フライパンにひく用) 適量
◆トッピングの材料
しぼるだけのホイップ 2個
いちご 1p
バナナ 5本くらい
キウイフルーツ 2個
米粉と砂糖は、あらかじめ計量して袋に入れて持ってきてるので、牛乳300mlを量る事ができれば、それ以上の計量は必要ありません。
ホイップクリームは、手抜きですが、これを2個買って来ました。
この手の商品は、たいていのスーパーに売ってると思います。
中にはこんなものが入っています。
搾るだけなので、本当に簡単です。
味を追求すれば、こういったアイテムはNGですが、キャンプスイーツには、こういった手抜き商品もどんどん活用するべきだと思います。
お菓子作り初心者の方は、キャンプだけでなく、ご自宅でもこういったアイテムを活用して、是非ともご自身で作る楽しみと喜びを体験してみてください。
似たようなアイテムで、スプレータイプのホイップクリームがありますが、これはスプレーしてすぐ食べるにはいいのですが、時間が経つと泡が消えるのでお勧めしません。
フルーツは、イチゴだけにするつもりでしたが、近所のスーパーに国内産のキウイフルーツが完熟食べごろで、おまけに破格の安さで売っていたので、思わず買ってしまいました。
ついでにバナナも買いました。
まずは火おこし
クレープを焼くために、火を熾します。
と言うか、キャンプでは、まずは火熾しです。
火熾しは、キャンプ料理では基本中の基本です。
焚き火の上に、炭を入れたチャコスタを置きます。
毎回言っている事ですが、炭はオガ炭を使っています。
オガ炭は火が点き難いので、チャコスタという道具が必須です。
チャコスタを使うと、着火材1個あれば煙突効果で簡単に炭火が熾るのです。
今回は着火材が無かったので、軽く焚き火を点けてから、そこにチャコスタを乗せました。
オガ炭は火が熾るのに1時間くらいかかります。
この炭は、前回のバーベキューで使用したものの再利用です。
オガ炭は、火が長持ちするので、1回のバーベキューくらいでは燃え尽きません。
バーベキューが終わったら、バーベキューコンロの蓋を閉めて空気を遮断して火を消したら、その炭は再利用できるのです。
これは、20分くらいで火が熾ってきました。
再利用の炭はすぐに火が熾るのです。
オガ炭の火おこしと再利用に関して説明した動画があるので、こちらもご覧ください。
バーベキューコンロに燃えたオガ炭をぶちまけたら満タンになりました。
こんなに満タンにする必要は無いのですが、再利用の炭を全て使ったらこんなになりました。
炭の上に直にスキレットを置いてクレープを焼こうと思います。
当然、これでは火力が強いです。
強すぎます。
クレープを焼くなら中火が理想です。
これの半分以下の炭で十分でしょう。
けど、スキレットならこれでも大丈夫なのです。
スキレットは分厚い鉄で出来てますから、熱を蓄えるという特徴があります。
その蓄熱を有効利用すると、スキレットを1分間火にかけて、1分間火から外し、また1分間火にかけて、1分間火から外すという事を繰り返しても満遍なく火を通せます。
炭火の事を書くと文字数がどんどん増えてしまいますが、今回はこのくらいにしておきます。
また機会を改めて炭の事を詳しく書きたいと思います。
クレープを焼く
クレープの材料を混ぜます。
混ぜる順番とかありません。
全ての材料をボウルに入れて混ぜます。
スキレットを温めて、バターを溶かします。
バターの量は5~10gくらいです。
スキレットでなくても、 普通のテフロン加工のフライパンでも構いません。
テフロン加工のフライパンだと、バターの量は半分以下でいいです。
けど、家庭用のフライパンだと取っ手の部分が樹脂製で、炭火にかけると取っ手が溶けてアホになったりする恐れがあるので、注意が必要です。
その点スキレットはタフなのでお勧めです。
バターは、アウトドア用のナイフで切り取ってます。
こういったアイテムを使って料理するのもなかなかいい雰囲気じゃないですか。
クレープ生地を、お玉ですくってフライパンに入れます。
と言いたいところですが、お玉がなかったのでカップですくう事にしました。
クレープ1枚あたりカップ半分くらいの生地を使います。
お玉すりきり1杯とカップ半分は同じ量です。
温めてバターを溶かしたスキレットに、クレープ生地を流し入れます。
流し入れました。
スキレットをぐるりと傾けて、クレープ生地が全体に行き渡るようにします。
1分くらい焼きます。
1分くらい焼いて表面まで火が通ったような感じになれば、裏返します。
右手は箸を使い、左手は指でクレープをつまんで、裏返します。
裏返して30秒くらい焼けばOKです。
お皿に置いて冷ましておきます。
同じ要領で続けて焼いていき、8枚のクレープが焼けました。
これを冷まします。
後で、クリームを塗ったりフルーツを挟んだりするので、荒熱を取る程度の冷まし方ではいけません。
冷やすと言った方が良いかもしれないレベルまで冷まします。
だからアウトドアでミルクレープを作るのは、寒い季節の方が良さそうですね。
ホイップクリームとフルーツを挟む
ここからは、パティシエ志望の10歳の娘が全部やります。
私は撮影に徹します。
クレープを冷ましている間にフルーツを薄く切っておきます。
クレープが冷めたら、お皿に1枚取り出して、ホイップクリームを塗り、フルーツをぎっしり並べます。
まず最初は、バナナの層にします。
その上にクレープを1枚乗せ、ホイップクリームを塗り、イチゴをぎっしり並べます。
その上にクレープを1枚乗せ、ホイップクリームを塗り、キウイフルーツをぎっしり並べます。
そんな感じで下から順にバナナ→イチゴ→キウイ→バナナ→イチゴ→キウイ→バナナと層を重ねました。
仕上げにミルクレープをデコレーションする
ホイップクリームをリボンのように搾り、そこにイチゴを置いていきます。
ミルクレープの完成。
私と娘の合作です。
フルーツたっぷりミルクレープをいただく
切り分けていただきます。
フルーツたっぷりで美味しいです。
荒削りな出来ですが、キャンプスイーツは、これでいいのです。
精緻に作られたケーキが食べたければお店で買えばいいのです。
キャンプスイーツに限らず、手作りのケーキには、お店では買えない、いくらお金を出しても買えない価値があるのです。
大満足の出来でした。
余談 炭火焼チキンが美味しい
冒頭にて、バーベキューで炭火焼チキンを食べたと書きました。
炭火で焼いたチキンが美味しい事は、先刻承知ですから、大量の鶏肉を持参して、食べ切れなかった鶏肉は、炭火焼きチキンの完成品として持ち帰りました。
炭火焼きチキンは、冷めても美味しいのです。
翌日に、冷蔵庫で冷えた状態で食べても美味しいのです。
なので、翌日に中一の息子の弁当に炭火焼チキンを入れました。
子供達は、弁当のおかずを交換したりするのですね。
わが息子の弁当に入っている炭火焼チキンを食べた友達は、中村君の弁当は凄いなぁと、あまりの美味しさに驚いていたという事でした。
そんな訳で、今後はバーベキューの時に大量の鶏肉を持参して、炭火焼にして持ち帰ろうかと企んでおります。
冷蔵庫で数日持ちますし、冷凍すればもっと長持ちします。
それを冷たいまま食べても美味しいのです。
撮りもも肉を炭火で美味しく焼く方法について説明した動画です。
こちらもご覧ください。
まとめ
- ミルクレープは、手がかるが、難易度は高くない。
- キャンプスイーツには、搾るだけのホイップクリームを活用しよう。
- クレープを焼くのはテフロン加工のフライパンでもいいが、キャンプではスキレットがお勧め。
- クレープは、中火で片面1分、裏返して30秒くらい焼く。
- 焼けたクレープを、冷やすと言った方が良いかもしれないレベルまで冷ますので、アウトドアでミルクレープを作るのは、寒い季節の方が良い。
- クレープが冷めたら、お皿に1枚取り出して、ホイップクリームを塗り、フルーツをぎっしり並べ、それを繰り返し重ねていく。
- 炭火焼チキンが美味しい。冷めても美味しい。
ミルクレープは、子供と一緒に作れます。
子供と一緒に作って一緒に食べて大満足できますよ。