富山土産のほたるいか黒作りです。
これは、ホタルイカの塩辛に真イカの墨を使ってじっくりと熟成させたものです。
ホタルイカの味わいに、イカスミのコクと旨味がプラスされてとても美味しいです。
7歳の娘は、気に入ってうどんをすするように、つるっと食べて、口の周りを真っ黒にして喜んでおります。
イカスミパスタが好きな人は、きっと好きになる味でしょう。
これは、そのままご飯のお供に食べるか、せいぜいショウガやネギ等の薬味と共に食べるくらいしか、食べ方が紹介されていません。
もちろんそれだけで十分なのですが…
ちょっと変わったレシピを提案させていただきます。
ほたるいか黒作りを使った黒チャーハン
ご飯 400g
ホタルイカ黒作り 50g
溶き卵 1個分
ニンニクみじん切り 1かけ
ショウガみじん切り ニンニクと同じくらいの量
刻みネギ 適量
塩&コショウ 少々
薄口醤油 小さじ1
炒め油 大さじ1
作り方
フライパンを火にかけてからは、一気に作るので、材料の下準備は済まして、あとは入れるだけという状態にしておきます。
フライパンを強火で1分以上熱し、油をひく。
ニンニク、ショウガ、ネギを入れる。
フライパンが十分に熱されているために、モタモタしてると食材を焦がすので手早く行います。
溶き卵を入れる。
溶き卵を入れたのは、ニンニク、ショウガ、ネギ(以下薬味と書きます)を入れてから7秒後です。
本当は、薬味を入れてから少しかき混ぜて、炒め油に薬味の風味を広げてから溶き卵を入れるべきですが、カメラのシャッターを押すために薬味をかき混ぜる作業を省略しました。
ここまでの段階は、カメラのシャッターを押している暇が無いくらい手早く行うべきなのです。
卵が固まらないうちにご飯を入れる。
薬味を入れてから25秒が経過してます。
カメラのシャッターを押している分、5秒は時間をロスしています。
卵が全体に行き渡るように混ぜる。
ここで薬味を入れてから40秒経過してます。
薬味を入れてから、50秒後。
ホタルイカ黒作りを入れる。
混ぜる。
ここで薬味を入れてから1分10秒経過してます。
片手でフライパンを振り、もう一方の手で木じゃくしを使って混ぜます。
木じゃくしでなく、中華おたまがあれば、炒飯の雰囲気がもっと出ますね。
ここで火力が弱くフライパンの温度が低いと、フライパンの上をご飯がスルッと滑りません。
フライパンを振って、ご飯を滑らせて、ひっくり返しながら混ぜるには、強火でやらなければいけません。
しかし強火だと、少しでも放っておくとご飯が焦げるので、手早く混ぜ続ける必要が有ります。
両手を使って混ぜてるのでカメラのシャッターを押してる暇は無いですが、撮影しない事には、この状況をお伝えできないので、無理やり撮影してます。
フライパンを返してご飯が宙に浮いている状態を撮影したかったのですが、さすがに無理でした。
塩、コショウ、薄口醤油で味付けしたら完成。
ここまで薬味を入れてから2分でした。
炒飯は、パパッと作るのが美味しいので、モタモタしてると焦げるくらいの強い火力で一気に作るのがコツです。
完成
ほたるいか黒作りを使った黒チャーハン。
期待通り、ホタルイカの味と、イカスミの旨味とコクが楽しめます。
美味しい。
美味しいけど、驚くほどの美味しさではありませんでした。
このレシピは 焚き火で炒飯を作る 第8回世界料理研究会(後編) に登場した「春の味覚 ホタルイカ炒飯」とほとんど同じです。
材料のホタルイカが、普通の沖漬けか、それとも黒作りかの違いだけで他の材料は全て同じです。
しかし、見た目も味も全く違う別の料理になりました。
普通の沖漬けを使うレシピは、もうすでに完成されたレシピですが、黒作りを使うレシピは、まだ改良の余地がありそうです。