家で炭酸飲料を作ろう

      2017/04/22

連日暑い日が続いておりますね。
暑い日は、炭酸飲料を飲むとスカッとして気持ちいですね。
炭酸飲料は家で作れないから、買うしか方法が無いと思っていませんか?

いやいや、もちろん作ることが出来ます。
まず、炭酸水メーカーという器械で作る事が出来ます。
この炭酸水メーカーという器械ですが、安価なものは粗悪品が多く、また高価なものは、わざわざ1万円以上も払ってまで一般家庭に置いておくようなものではないと思います。

本体とは別に、炭酸ガスカートリッジも買わなければいけないし、炭酸水メーカーを買うなら、コスト的に見て、既製の炭酸飲料を買ったほうが良いと私は思います。

さて、炭酸水メーカーを使わないで炭酸飲料を作るにはどうすればいいか?

ラムネ菓子で紹介したクエン酸と重曹の化学反応がありましたよね。

クエン酸CH3COOH + 重曹NaHCO3 → 水H2O + 二酸化炭素CO2 + クエン酸3ナトリウムCH3COONa

という化学反応です。
この化学反応によって炭酸水を作る事が出来るんです。
お解りいただけますか?
要するに、水とクエン酸と重曹を混ぜたら炭酸水が出来るという事です!
当ブログも、伝統的な発酵料理だけでなく、科学的な料理法を取り入れるようになってきましたね。
今後も、ありとあらゆる方法に挑戦していきたいと思っています。

では早速この方法で炭酸飲料を作ってみましょう。

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クエン酸と重曹を使った炭酸水500mlの作り方

〈材料〉
クエン酸 小さじ3/4
重曹 小さじ3/4
冷水 500ml

クエン酸と重曹を入れる炭酸飲料が入っていた容器に、クエン酸と重曹を入れる。

水も入れる冷水を入れて、すぐに蓋をギュッと閉める。
重曹とクエン酸を完全に溶かさなければいけないのですが、大胆に振ると炭酸が暴れるので、緩やかに振って溶かします。
炭酸が落ち着くまで冷蔵庫でしばらく置きます。

炭酸水炭酸水が出来ました。

さて、お味は?
間違いなく炭酸水だけれど…

少ししょっぱい。
うす塩味の炭酸水になってしまいました。

このうす塩味は、クエン酸3ナトリウムの味です。
クエン酸3ナトリウムというのは塩のようなものと思ってください。
不覚にもこのレシピは、このような副産物が発生することを考慮に入れてませんでした。

リンゴジュースで作るならば、これならどうだ!?

クエン酸 小さじ3/4
重曹 小さじ3/4
リンゴジュース 500ml

水をリンゴジュースに置き換えて混ぜてみました。
リンゴジュースの甘味によって、塩味を感じなくなるのではないだろうか?
むしろ逆に、例えばスイカに塩をかけて食べると甘味が増すように、少しの塩味が、リンゴジュースの甘味を引き立たせるでしょう。

アップルタイザーリンゴジュースの炭酸出来ました。
リンゴ果汁100%の炭酸だから、いわゆるアップルタイザーです。

さて、お味は?
間違いなくアップルタイザーだけれど…

少ししょっぱい。
誰や!甘味が引き立つなんて言ったのは!?

うーむ…

この方法、手軽で低コストなんですが、うす塩味というオマケが付いてくるという問題がありました。
ならば塩味の付かない、別の方法で、炭酸飲料を作ってみましょう。

別の方法というのは?

「酵母菌」です。
酵母菌は、糖分を炭酸とアルコールに分解します。

糖(C6H12O6) → アルコール(2C2H5OH) + 炭酸(2CO2
これをアルコール発酵と言います。

アルコール発酵と言うだけあって、炭酸だけでなく、アルコールというオマケが付いてきますが、むしろアルコールは歓迎といった所でしょうか?
発生するアルコールの量は微量なので、アルコールの味は感じないです。

◆酵母菌を使った炭酸飲料の作り方

ジュース(防腐剤の入ってないジュースなら何でも良い) 500ml
砂糖 5gくらい
ドライイースト 一つまみ

※砂糖を加えるのは、酵母菌が糖を分解すると甘味が弱くなるので、それを補うためです。

リンゴジュースで炭酸これは、リンゴジュースを使用しています。
容器に全ての材料を入れ、常温で一晩置き、冷蔵庫で1日冷やす。

アップルタイザーリンゴの炭酸飲料できました。
若干イースト臭を感じますが気になりません。
はっきり言って美味しいです。

グレープタイザーぶどうジュースで作りました。
これも若干イースト臭を感じますが気になりません。
はっきり言ってめちゃくちゃ美味しいです。

ところでこれは、アルコールが微量ですが含まれているので、車を運転する方や、子どもには飲ませてはいけません。
実は、この炭酸飲料を、わが子に飲ませた事があるのです。
その時、子ども達は、顔が真っ赤になり楽しそうにして、その後ぐったりしていました。
妻は「何かアレルギーが出たのかな?」と心配していましたが、心配ご無用!
アレルギーではありません。

完全に酔っ払いの症状です!(笑)
すぐに子供たちの酔いは醒めて、何事もありませんでしたが、それ以来私は反省してこの炭酸飲料は、大人だけの飲み物になったという訳です。
真似しないでね。
次に、この方法で味の付いてない炭酸水を作ってみましょう。

◆酵母菌を使った味の無い炭酸水の作り方

水 500ml
砂糖 5gくらい
ドライイースト 一つまみ

容器に全ての材料を入れ、常温で一晩置き、冷蔵庫で1日冷やす。

炭酸水炭酸水出来ました。

うん、マズイ!!
味が無いためにイースト臭がとても気になります。
また、味が無いと言っても、微妙に砂糖の甘味が残っています。

この方法では、アルコールという歓迎すべきオマケだけでなく、イースト臭というオマケも付いてきます。
という事は、やはり「オマケ無しのピュアな炭酸水を作ろうと思えば炭酸水メーカーを使用するしか無い」という事ですね。

しかし、ピュアな炭酸水でなければ、甘い炭酸ジュースなら、酵母菌が作り出す炭酸で、美味しい炭酸飲料を作る事が出来ると思います。

では、酵母菌を使って、永遠のヒット商品であるコーラやジンジャエールなどの炭酸飲料を作ってみようと思います。

まずは、スプライト・三ツ矢サイダー・キリンレモン・ラムネなどの名称で呼ばれている炭酸飲料を作ってみましょう。
各メーカーが色々な商品名を付けていますが、どれも同じようなものです。
ラムネは、ビー玉の容器に入っていないとラムネとは呼べませんが、中味は炭酸に甘味と酸味を加えただけで、どれも似たようなものです。

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◆酵母菌を使ったサイダーの作り方

〈材料〉
水 500ml
砂糖 50gくらい
クエン酸 5gくらい (レモン汁でも可)
ドライイースト 1つまみ

サイダー仕込むクエン酸以外の材料を混ぜる。
最初にクエン酸も混ぜると、中身が酸性になって酵母菌が働かなくなるので、クエン酸は最後に混ぜます。
甜菜糖を使った為に、見た目が少し茶色になっています。
蓋をギュッと閉めて常温で一晩置いて、その後冷蔵庫で1日冷やします。
そこにクエン酸を溶かして出来上がり。

サイダーできたスプライト・三ツ矢サイダー・キリンレモン・ラムネなどの名称で呼ばれている炭酸飲料出来ました。
中村サイダーとでも呼びましょうか?

味は?
まあ、それなりに美味しいです。

ん~

…と言うよりも、美味しくも何ともありません。
サイダーには違いないのですが、味付けが単純すぎますからね。
仕方ないかもしれません。

◆コーラを作る

コーラは、カラメルなどの何かを焦がしたものに、炭酸・甘味・香り・酸味・カフェインを加えたものです。
実際のコーラは、簡単に真似できる物ではないので、ここでは中村式コーラ風炭酸飲料といったものを作ってみます。

〈材料〉
アイスコーヒー 250ml
水 250ml
砂糖 50gくらい
クエン酸 1gくらい (レモン汁でも可)
シナモン 少々
ナツメグ 少々
クローブ 少々
ドライイースト 1つまみ

※香辛料は、家にあるもので、合いそうな物を適当にチョイスしました。

コーラ仕込む全ての材料を混ぜます。
蓋をギュッと閉めて常温で一晩置いて、その後冷蔵庫で1日冷やします。

コーラできたコーラ風炭酸飲料出来ました。
中村コーラとでも呼びましょうか?

お味は?

意外とウマイぞ!!

ウマイけど…

けどコーラではない!!
全く独自の飲み物です。
複雑な味の、炭酸コーヒーと言ったところでしょうか?
ですが結構イケます。
食後のシメに1杯、と言った味です。

◆最後にジンジャエールを作る

ジンジャエールは、炭酸にショウガ・甘味・酸味・香りを加えたものです。
これは、一般家庭でも作れます。
きちんと作れば市販のものより美味しくできますよ。
今回は、ジンジャーシロップとジンジャー炭酸水を別々に作り、最後に混ぜるという方法で作ってみようと思います。

◆まず、ジンジャーシロップを作る

〈材料〉
砂糖 50g
水 50ml
ショウガすりおろし 少々
シナモン棒 1本
クローブ 2個
クエン酸 5g(レモン汁でも可)

ジンジャーシロップ仕込むシロップ材料を混ぜて、3日~1週間くらい寝かせる。

ジンジャーシロップ1週間後。
ジンジャーシロップ完成です。

ショウガと香辛料の匂いが美味しそうです。
少し舐めてみましたが、実際に美味しいです。

これを市販の炭酸水で割れば、めちゃくちゃ美味しいジンジャエールになるでしょうが、そんなことはしません。
自家製のジンジャー炭酸水で割るのです。

◆ジンジャー炭酸水を作る

〈材料〉
水 450ml
砂糖 20g
ショウガすりおろし 5gくらい

※ドライイーストは使いません。
ショウガに含まれる天然酵母の力で炭酸にします。

ジンジャー炭酸水つくる材料を混ぜて蓋をギュッと閉めて常温で置く。
1日最低1回は混ぜて、蓋を開けて空気を入れ替える。

5日後5日後。
あまり発酵が進んでません。
もうしばらくの辛抱でしょうか?

8日後8日経過。
まだウンともスンともいいません。
きっと、すりおろしショウガの量が少なかった為に酵母が弱いのでしょう。
ショウガをたくさん入れたら、すぐに酵母が活性するのですが、そうするとショウガの味が強くなりすぎるので、これ以上ショウガは入れません。

リンゴ投入代わりにリンゴを入れました。

ジンジャエールそしたら一晩でシュワシュワー。
リンゴ酵母の力で炭酸になりました。
ここにジンジャーシロップを混ぜて出来上がりです。

お味は?

うおっ!!

 

こ、これは!!?

 

めちゃくちゃウマイ!!

 

はちゃめちゃにウマイ!!!

 

も、もっ、もうこれは七転八倒の美味さ!!!
香りの良さ、まろやかな甘味、きめ細やかな炭酸、天然酵母の旨味、ほのかにリンゴの味もします。
もちろんイースト臭は、ありません。

大成功!!

とても美味しいのですが、作るのに時間がかかるので、ご家庭で作るには、ジンジャーシロップだけを手づくりして、市販の炭酸水で割ったらいいと思います。
あ、そしたら「家で炭酸飲料を作ろう」では無くなってしまいますね。
こだわり派の方は、是非とも天然酵母炭酸水から作ってみてください。
きっと、美味しさに感動するはずです。

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