20ヶ月熟成させた中村チーズを使ってチーズケーキを焼きました。
今回は、このチーズケーキの作り方を説明するのですが、先に20ヶ月熟成させた中村チーズの説明からしましょう。
20ヶ月熟成させた中村チーズ
これが、20ヶ月熟成させた中村チーズです。
これで80gあります。
表面に白いカビのような粉が付いていますが、これはアミノ酸の結晶だと思われます。
その証拠に、この粉を舐めるとめちゃくちゃ旨味があって美味しいです。
表面の粉だけでなく、全部がとにかくめちゃくちゃ美味しい熟成チーズなんです。
熟成による味の深みはもちろんですが、国産の牛乳を使って手作りしてますので、味が繊細です。
このチーズの作り方を簡単に言うと、水切りヨーグルトを冷蔵庫内で乾燥させて熟成させます。
この作り方は、日本の一般的な家庭で、特別な道具や素材を使わずに作れる方法を、試行錯誤を繰り返して到達しました。
※作り方についてもっと詳しく知りたい方は、長くなりますが、以下のチーズ作りに関する記事をご覧ください。
このチーズは、このように粉チーズにしてパスタに使うと、とても美味しかったのですが、今回は趣を変えてケーキに使います。
ちなみに、どのようにして粉にしたかと言うと、包丁でみじん切りにしてザルで濾しました。
それでは、この中村チーズを使ったチーズケーキの作り方を紹介します。
もし、ご家庭に中村チーズがない場合は、グリュイエールチーズで代用してください。
熟成中村チーズを使った超個性的チーズケーキの作り方
薄力粉 180g
ベーキングパウダー 2g
バター 60g
砂糖 50g
卵 1個
牛乳 大さじ1
〈フィリング(中身)の材料〉
クリームチーズ 100g
中村チーズ(グリュイエールチーズで代用可) 50g
サワークリーム 90g
卵黄 1個分
砂糖 120g
国産のレモン汁と皮(おろす) 1/2個分
卵白 1個分
コーンスターチ 30g
ベーキングパウダー 5g
レーズン(ぬるま湯に浸しておく) 25g
アーモンドの粉末 適量
クラフトを作る
ボールに冷えたバターを入れる。
薄力粉、ベーキングパウダーをふるい入れ、バターを小さく切り込むように混ぜる。
指先で、できるだけバターの固まりが小さくなるようにもみ込む。
そして砂糖を入れて混ぜる。
溶いた卵と牛乳を加えて混ぜる。
ちょっとベタベタになってしまった。
小麦粉が国産だったので、小麦粉に水分が豊富に含まれていたのでしょう。
小麦粉が国産の場合、牛乳は不要かもしれません。
けど、大した問題ではありませんので、このまま作り続けます。
ラップに包んで冷蔵庫で1時間以上寝かせます。
生地が柔らかくベタついていたので、台にへばり付くのを予防するために、ラップの上で強力粉(分量外)を打ち粉にしてめん棒で伸ばします。
直径21cmのパイ皿に敷き、冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
余った生地は別の機会におやつとして焼くことにします。
こういう風な些細なおやつも、ちょっとした楽しみになるので、わざと余らせたりするのもいいですね。
フィリングを作る
クリームチーズは温かい部屋に置いて、柔らかくしておきます。
粉にした中村チーズとサワークリームを加え、混ぜます。
よく練り混ぜます。
別のボールで卵黄と砂糖80g、レモン汁をよく混ぜて、これを…
練ったチーズに加え、混ぜる。
レモンの皮をすりおろす。
水気を切ったレーズンを入れる。
卵白を泡立て、砂糖40gを加えて泡立てる。
泡立てた卵白を加える。
ふるったコーンスターチとベーキングパウダーを入れる。
混ぜる。
いよいよ大詰め
冷やしたパイ皿の皮の中に流し入れる。
アーモンドの粉末をかける。
170℃のオーブンで1時間焼きました。
冷めたら完成です。
完成
熟成中村チーズを使った超個性的チーズケーキです。
では、切り分けて頂きましょう。
期待以上の美味しさです。
しっかりしたコクがあり、それなのに軽やかでさっぱりして口の中で溶けていきます。
家族にも大好評でした。