の続き
これは、2ヶ月熟成させた自家製チーズ第2弾です。
袋から取り出して様子を見てみましょう。
またカビがポツポツと生えてきました。
この青カビは、ダメなカビなので取り除きます。
もう食べなくてもダメなカビである事くらい分かりますよ。(笑)
このチーズは、3ヶ月熟成を目標としてましたので、本当はあと1ヶ月熟成させたいのですが、これ以上保存しても、必ずカビが生えてくるので、熟成を終了させて食べてしまうことにします。
まずは、そのまま食べてみます。
おお、以前より美味しくなってる!!
白カビチーズ系っぽい香りと深みがあります。
まだ少し若いような気がしますが、もう十分に美味しいです。
ちなみに、このチーズは、水分38%です。
オランダのゴーダチーズは、同程度の水分量で、熟成期間が2ヶ月~1年です。
私の自家製チーズも2ヶ月の熟成ですから、ゴーダチーズの熟成期間が短いものと同じレベルになったのかな?と思います。
ゴーダチーズは、熟成させるときに、表面をロウやフィルムでコーティングしています。
自家製チーズも、ゴーダチーズのように何かで表面をコーティングする事が出来たら、カビの心配なく長期熟成できそうです。
それができたら、いよいよ日本の何処の家庭でも作れるチーズのスタイルが確立できるのではないでしょうか?
言いすぎかな…?
自家製チーズで、ポテトのチーズ焼きを作りました。
チーズは、焼いてもとろけませんでした。
とろけないチーズなので、ポテトとチーズは口の中で調和せずに、独立して味を主張してます。
あまりポテトと一緒に焼いた意味が無いかもしれませんが、焼いたチーズだけで食べると、これまた美味しいです。
表面がこんがり茶色く色付き、香ばしくなり、まるでスモークチーズの表面みたいで、なかなか良い味出してます。
チーズパンを焼きました。
パンの中にサイコロのチーズが入ったものを作ろうとしたのですが、パン生地にチーズを混ぜるときに、チーズが潰れるので、そのまま潰して練り込みました。
だから、チーズ練りこみパンです。
これがウマイ!
家族に大好評でした。
8歳の息子は「また作ってね。」と言ってくれましたが、このパンを作るには、まずチーズから作らなければいけないのだよ~。
このチーズを作るためには、ヨーグルトの水を切り、乾燥に1ヶ月、熟成に2ヶ月、合計3ヶ月必要で、それ以外にもカビとの戦いがあり、そうやすやすと作れる物じゃないのだよ~。
また息子は、私のせいでチーズはヨーグルトから作られると思っているみたいですが、ヨーグルトからチーズを作るのは、極めて稀なんです。
チーズは、その歴史からして、牛乳に凝固材を入れて作るのがスタンダードな作り方なのです。
私が、日本の一般家庭で作れるチーズを目指した結果、このような特殊な作り方になってしまいました。
果たして、この作り方を一般の人がやるか?と言われると大いに疑問ですが、過去に誰もやったことの無い領域だと思うので、何か大発見があるかも知れません。
このまま突き進もうと思います。
さて、こちらは2ヶ月熟成させた自家製チーズ第1弾と第3弾です。
これらは順調で、今のところカビの気配はありません。
このまま半年間熟成させるつもりです。