鴨川のカラシナ

河原の菜の花の摘み方と苦味を抜いて美味しく食べる方法

セイヨウカラシナの菜の花

河原の菜の花の摘み方と苦味を抜いて美味しく食べる方法

春になったら河原に咲く菜の花は、食べることが出来ます。

菜の花の摘み方と美味しい食べ方2品をご紹介します。

また、野草の菜の花は苦味が強いですが、板前さんから教わった苦味を抜く方法もご紹介します。

【目次】
1.菜の花の収穫方法
2.菜の花を観察
3.苦味を抜く茹で方
4.菜の花のからし酢味噌和え
5.菜の花のツナマヨネーズ和え
6.総括
7.動画で説明

菜の花の収穫方法


ここは京都の鴨川です。


ここの河川敷に、このように菜の花が咲いています。
これはセイヨウカラシナの菜の花です。

これを撮影したのは3月21日ですが、この時点で咲いているのは早咲きの個体です。
この鴨川の河川敷での収穫シーズンは3月末〜4月初めで、これから咲くシーズンを迎えるところです。

収穫するのはこのような花の咲いた物ではありません。


これから咲くという蕾(つぼみ)を摘み取ります。


先端の10〜20cmくらいのところで


ポキッと折れば簡単に摘み取ることができます。

何も道具は要りません。
素手で摘み取れます。

摘み取った菜の花を持ち帰る袋があれば十分です。


そんな調子で、簡単に2束程度の量を収穫できました。

この量を収穫するための所要時間は2〜3分でした。

菜の花を観察


セイヨウカラシナは、茎からギザギザの葉っぱが伸びているのが特徴です。

セイヨウカラシナ意外に、同じように河原に咲く菜の花で、セイヨウアブラナもあります。
アブラナは、茎を覆うように葉っぱが出ます。

私がいつも行く鴨川にはアブラナは生えてないので、サンプルがありません。

野生の菜の花は、カラシナかアブラナのどちらかでしょう。
どちらも菜の花なので、味はほとんど同じです。


先端は、このように蕾があります。

それから、菜の花には虫がほとんど付きません。
虫が活動する季節よりも早くに収穫シーズンを迎えるからです。
だから、菜の花は虫が苦手な方でも楽しめますよ。

苦味を抜く茹で方


野草の菜の花を料理するには、まず茹でるといいです。
仮に菜の花を炒め物にする場合でも、下茹でしておいた方が苦味やアクが抜けて美味しく食べられますよ。

茹で方は、お湯1リットルに対し塩を小さじ1杯程度、からしを小さじ1杯程度溶かします。
こうして茹でると菜の花の苦味が抜けると板前さんから教わりました。

野草の菜の花は、苦味が強いから、このように苦味を抜いた方がより美味しく食べることが出来ます。

茹で時間は10秒程度でいいです。


10秒程度茹でて冷水に取ります。
これでOKです。

菜の花のからし酢味噌和え


【からし酢味噌の材料】(菜の花1束分)
白味噌 大さじ2
酢 大さじ1.5
砂糖 小さじ2
からし 小さじ1


からし酢味噌の材料は混ぜるだけです。


茹でた菜の花の水分を搾ります。


一口大に切ります。


お皿に盛って、からし酢味噌をかけます。


菜の花のからし酢味噌和え。

野草ですから、菜の花の味が濃いです。
苦味を抜く方法で茹でましたが、それでも苦味が残っています。
菜の花の苦味が苦手という方は食べ難いかも知れません。
それと、カラシナですから、少しピリリと辛味がありますが、からし酢味噌を付けてるのでカラシナ本来の辛味はあまり分かりません。

私は、菜の花の苦味は全然平気です。
むしろ、ある程度苦味がある方が食べ応えがあって好きです。

苦味が苦手な方でも、次に作る菜の花のツナマヨネーズ和えなら、マヨネーズの力で苦味がマイルドになるので食べやすいですよ。

菜の花のツナマヨネーズ和え

【菜の花のツナマヨネーズ和え】(4人前程度)
菜の花 1束
ツナ 小1缶(70g)
マヨネーズ 適量
塩 少々
コショウ 少々 


茹でた菜の花は、水分を絞って一口大に切っておきます。
そして、全ての材料をボウルに入れます。


混ぜたら完成です。


菜の花のツナマヨネーズ和え。

美味しいです。
期待通り、マヨネーズの効果で菜の花の苦味がマイルドになってます。
そして、ツナとマヨネーズですから、美味しくない訳がありませんね。

総括

菜の花は、野草ですから、苦味が強くクセが強くアクが強いです。

最近の売ってる野菜は、アクが無く、柔らかく食べやすいものばかりで、私はむしろ最近の野菜には物足りなさを感じています。
野菜にはある程度のアクがあって然るべきです。
それを必要アクと言います。

冗談ですよ。

野草は、栽培された野菜と違い、苦味が強くクセが強くアクが強くて食べ難いものが多いです。
その中でも野草の菜の花は、もっとも食べやすい部類です。
売ってる野菜よりも食べ応えがあって、満足感があると私は思います。

また、セイヨウカラシナの菜の花が咲いた後に出来る種は、マスタードシードと言って、マスタードの原料になります。
それを使ってマスタードを作ることも出来ます。

動画で説明

動画では、オトコ中村が河原で菜の花を摘み、料理を実演しております。
動画でしかお伝え出来ない事もあるので、併せてご覧ください。

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このブログを書いてる人

オトコ中村
京都在住 40代 料理を通じて皆が健康で幸せになればいいなと思っている。
YouTubeもやってます。
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詳しくは プロフィールのページ をご覧ください。

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