納豆作りは、いよいよ第2弾です。
いままでの、第1弾 納豆を作る では、市販の納豆から納豆菌を採取して納豆を作りました。
それでは、手づくりと言えど、現代の工業的な生産方法とあまり変わりません。
手づくりならば、やはり昔ながらの製法で作ってこそ手作りの良さがあると思います。
昔ながらの製法と言えば、ゆでた大豆を稲わらで包む方法ですね。
わらについている納豆菌により発酵します。
けれども、稲わらが必要と言ったところで都会では、毎日お米を食べているにもかかわらず、稲わらが手に入りません。
どうしようかと思っていましたが、ある時、鴨川に生えている、ある野草で代用しようと思い付きました。
その、ある野草とは…?
ススキです。
鴨川で、イネ科のススキを刈ってきました。
イネじゃないけど同じイネ科だから、きっと大丈夫でしょう。
えらくアバウトですが、料理ってそんなものですよ。
さて、これをきれいに洗って乾燥させます。
さらにその上にススキを乗せます。
これで、稲わらに包んだような状態を再現しています。
50℃で保温。
50℃のお湯が大量に入ったタッパーと一緒に発泡スチロールケースに入れて蓋をすれば保温できます。
納豆菌は酸素が必要なのでタッパーの蓋は少し開けておきますが、保温も必要なので発泡スチロールケースの蓋は閉めます。
ん?
普通の大豆だな。
ススキでは納豆にならないのか?
いやいや、もうしばらく置いてみよう。
という事で、また50℃で保温します。
ん?
よしっ!!
少し納豆になっているぞ。
このまま常温でもう1日置いてみます。
お!?
納豆らしくなってきた。
1粒食べてみましたが、完全に納豆になってます!
やったー!ススキで納豆ができた!!
これはちょっとした発見ですね。
成功してとてもうれしいです。
さて、このままでは、少しアンモニア臭がするので冷蔵庫に入れて2日置きます。
アンモニア臭も抜けました。
ススキ納豆完成です。
豆の味がしっかりしているだけでなく、納豆の香りとススキの香りもします。
ススキの香りは意外にも心地よく爽やかな香りです。
市販の納豆に比べ、120点くらいの出来でしょうか。
これは商品化かもしれませんね。