これは、ヨックモックのシガールです。
画像はヨックモックのサイトから拝借しました。
ヨックモックのシガールは、実に美味しいですね。
私は、これが大好物でございます。
さて、このお菓子の作り方は、生地を薄く平べったく焼いてから、熱いうちに丸めます。
決して、生地を丸い棒に巻きつけて焼いているわけではありません。
それは、焦げ目を見ていただいたら分かると思います。
以前、と言ってもこのブログを始める前ですが、このお菓子を家で再現しようと挑戦したことがありました。
その時、味はそこそこの物ができたのですが、焼いた生地を丸める段階で、指を火傷する、ボロボロに割れる、割れないようにやさしく巻くと丸め方がゆるくて、太~いものができる。オーブン天板に、一度に4枚しか焼けないために、作業効率が極めて悪い。
などなどの問題がありまして、それ以上の研究は断念しておりました。
ところが最近読んだ「天然酵母でつくるお菓子―だから、自然の甘みがあって、体にやさしい。」増沢恵子著という本に、生地を丸い棒に巻きつけて焼く方法が載っていまして、私の中で、お蔵入りしていた研究課題に火が点きました。
これを自分流にアレンジして作ってみよう。
1.天然酵母シガールの作り方
1-1.天然酵母シガール第2弾
1-2.天然酵母シガール第3弾
1-3.天然酵母シガール第4弾
2.天然酵母バームロールの作り方
2-1.コーティング用レモンチョコの作り方
3.最後に
作る前に、ホームセンターで直径10ミリくらいの丸棒を買いましょう。
これは、長さ90cmの物です。
値段は数十円です。
長さ15cmずつに切りました。
これで準備完了。
天然酵母シガールの作り方
薄力粉 200g
強力粉 20g
バター 150g
グラニュー糖 100g
アーモンドパウダー 80g
酒種 60g
卵 1個
※酒種の作り方は甘酒作りに失敗 しかしそれを元に酒種を起こしパンを焼く
家に天然酵母が無い場合は、酒種60gの代わりに(強力粉30g・水30ml・ドライイースト1gを混ぜた物)を入れても良いです。
※バターは柔らかくしておく
※卵は常温にしておく
材料を全て混ぜる。
生地がまとまったら、このまま冷蔵庫で1日発酵させます。
1日経過。
少し膨らんだような気がします。
これで、生地は完成。
生地を伸ばして、丸棒に巻きつけます。
画像は、慣れない作業を一生懸命やっている様子。
棒に巻いたものを200℃のオーブンで約10分焼きます。
完成。
はっきり言ってボロボロの出来です。
まあ、慣れない作業だったから仕方ないですね。
味は、天然酵母を使用して、ヨックモックとは異なるコンセプトで作ってますので、比べられません。
しかし、大半の人がヨックモックの方が美味しいと言うでしょうが、こちらは、しっとりふんわり柔らかく優しい味で、これはこれで美味しいです。
ですが、形が悪いので、気を取り直してもう一度挑戦!
天然酵母シガール第2弾
第2弾の完成。
まあ、きれいに出来たかな?
もっときれいに出来るはずだ。
もう一度挑戦!
天然酵母シガール第3弾
第3弾の完成。
まあ、きれいなんだけど、生地が分厚いので、今度はもっと薄く焼いてみよう。
天然酵母シガール第4弾
第4弾の完成。
無理して生地を薄くしたら、形も悪くなりました。
生地が、しっとりふんわり柔らかいので、薄く焼くよりも、厚く焼いたほうがもっと美味しいです。
「いっその事、倍くらいの厚さで焼いたほうがもっと美味しいはずだなぁ。」と考えているときに、ふと、ブルボンのバームロールを思い出しました。
この方法をアレンジしたら、バームロールを作れるのではないか。
画像は、どこかのブログより拝借。
バームロールは、しっとりふんわり柔らかい生地を、白いクリームでコーティングしてあります。
これは、バームロールの生地に最適だ。
という事でバームロールを作ってみます。
天然酵母バームロールの作り方
今までの焼き方から方向転換して、生地を分厚く焼きます。
第5弾の完成。
そして、これをレモンチョコレートでコーティングしてみましょう。
コーティング用レモンチョコの作り方
ホワイトチョコ 50g
バター 5g
レモン汁 5ml
レモンの皮すりおろし 少々
材料を全て電子レンジなどで温めて溶かし混ぜて、コーティングします。
完成!
めちゃくちゃ美味しい物が出来ました!!
バームロールを濃厚にして上品にして崇高にした味です。
言わば、プレミアム天然酵母バームロールです。
あえて難癖を付けるならば、コーティングチョコが溶けて指に付くと言ったところでしょうか。
あ、もうひとつ難点がありました。
これを食べる事を楽しみに、仕事から帰ると、美味しかったために家族が残らず食べていたという点です。
トホホ…
最後に
時間のかかる天然酵母を使わなくても、生地にベーキングパウダーを混ぜると発酵させる時間を省略できます。
それでバームロールを作ってみると意外と簡単でいいですよ。