これはキンモクセイの花です。
この花を知らない人は…いませんよね。
毎年10月頃になったら、キンモクセイの甘い香りが何処からともなく風に乗ってやってきて、季節を感じますね。
私も、子どもの頃からずっとこの匂いが好きで、キンモクセイの花が散った後は少し寂しさを感じたものでした。
今年は、匂いを嗅ぐだけでは足りずに、京都御苑で咲いている物を収穫してきました。
これを、どうするかと言うと、桂花陳酒にしようと思います。
桂花陳酒の桂花とは、キンモクセイのことで、キンモクセイを白ワインに漬けたら桂花陳酒になります。
桂花陳酒は、かの楊貴妃が好んだと言われている美味しいお酒です。
桂花陳酒を作る
キンモクセイの花を水洗いして、白ワインに砂糖を加えて漬けます。
白ワインは、カリフォルニア産のシャルドネにしました。
クセがなくすっきりしているので、キンモクセイの香りを活かせるのではないかと思ってのチョイスです。
これを1週間熟成させます。
そして…
1週間後
見た目には大きな変化はありませんが、蓋を開けて匂いを嗅いでみると、幸せな匂いが漂ってくるではありませんか。
この匂いは、まさしく桂花陳酒の香りであります。
ちょっと感動。
よし、これで一応、桂花陳酒は完成。
まずはストレートで試飲。
美味しすぎます!!
市販のものより美味しいです。
なんといっても香りが抜群に良い!
そして、口の中に広がる幸せな余韻。
ジンジャエールで割ってみる。
ジンジャエールは既製品を使用しました。
これまたウマイ!
香りが良すぎてたまりません。
ビンに詰めて保存。
もうすでに散ってしまったキンモクセイの香りを、チビチビと飲んで楽しみたいと思います。