今回の実験は、乳酸菌発酵飲料。
いわゆるカルピスです。
◆家庭でのカルピスの作り方
ヨーグルト250g
グラニュー糖 250g
ドライイースト 一つまみ(無くても良い)
ビンなどの容器にヨーグルトと、グラニュー糖(全250gのうち50g)ドライイースト1つまみを入れてよく混ぜる。
温度は30度くらいが理想。
そのまま放置します。
12時間後。
おやおや、発酵してきましたな。
プクプクと泡立って、分離しています。
鍋に発酵したヨーグルトと、残りのグラニュー糖も入れて、よく混ぜながら加熱する。
砂糖が溶けて、泡が治まったらOK。
冷まします。
冷めました。
これで原液が完成。
ドローっとした白い液体です。
少しなめてみると、甘~っ。
これを5倍希釈で飲んでみましょう。
ホットカルピスです。
うーむ、味は、カルピスっぽいが、物足りない。
味に広がりが無く、砂糖の甘味そのまんまで、甘いだけと言った感じ。
何か美味しくする方法は無いかな?
あ、そういえば、冷蔵庫に自家製チーズを作ったときに出来る「ホエー」があるのを思い出しました。
※ホエーについてご存じない方は、こちらの記事をご覧ください。
自宅でのチーズ作りのスタイルを確立か (チーズ作りその7)
そこで
原液1 : ホエー2 : 水2
の割合でで混ぜてみると…
美味しい!!
見事に足りない部分が足された味です!
カルピスとは風味は違うが、また独自の乳酸菌発酵飲料として飲めます。
ホエーの有効利用もできて、一石二鳥ですね。
この乳酸菌発酵飲料、今回は、普通のヨーグルトから作りましたが、実は、ヨーグルトに含まれる乳脂肪分は必要ないのです。
カルピスには、乳脂肪分が含まれていません。
カルピスの製造工程で乳脂肪分を取り除き、その脂肪分は、カルピスバターとして売られています。
乳脂肪分が、味にどのような影響を与えているか分かりませんが、家庭でカルピスを作るには、原料に脱脂粉乳を使用すると、よりカルピスに近くなるかもしれません。
まあ、とりあえず、カルピスは家庭でも作れます。