の続き
こちらは半年間熟成させた自家製チーズ第1弾と第3弾です。
目標の半年熟成を達成したので、めでたく食べる事にします。
ラップをめくりました。
見たところカビは生えていないようです。
よ~く見てみると、表面に白いカビのようなものが発生していますが、カビではなく、アミノ酸の結晶だと思います。
断面は、きれいです。
では、少し試食してみます。
ぱくっ。
モグモグ…
ん!?
んま~い♪
熟成による旨味と爽やかな香り、まるでスイスのグリュイエールチーズのような味。
期待通りの出来栄え!
カビにもやられていませんし、これは大成功です!!
早速、ワインのお供にいただきます。
味が濃厚で、口で溶けにくいので、薄くスライスして食べるのがちょうど良いです。
ワインとよく合うので、思わずグイグイと飲んでしまいます。
チーズと水菜のサラダを作ってみました。
う~む、サラダに使うのは、あまり向いてないかも…
チーズが口の中ですぐに溶けないので、ワインと一緒だと、ゆっくり口の中で余韻を楽しみながらワインとチーズを供に楽しむ事が出来るのですが、サラダの場合、野菜と一緒に口の中で溶け合わないので、チーズの味を感じる前に飲み込んでしまう事になります。
次に、カルボナーラを作ってみました。
細かく刻んで粉にしたチーズを、生クリームに溶かしてから卵を混ぜて作ります。
これがめちゃくちゃ美味いです。
チーズの味がしっかり溶けてパスタに絡まって、ちゃんとカルボナーラになってます。
本物のカルボナーラは、羊の乳で作ったペコリーノチーズを使うのですが、ペコリーノチーズは独特のクセがあり、臭いと感じる人も居ます。
中村チーズで作ったカルボナーラは、そういったクセがなく、マイルドで爽やかな味です。
ペコリーノチーズのクセが好きな人には物足りないかもしれませんが、日本人の好みに合うのではないでしょうか。
さて、中村チーズの料理法は、また考えておく事にします。
それよりも、チーズの作り方がそろそろ確立されそうになってきました。
当初の目標としていた、「日本の一般家庭で、特別な道具を使わずにチーズを作る。」というのは達成できそうですね。
まだレシピ化するにはもう少し実験を重ねる必要がありそうですが、かなり近付きました。
まだ実験は続きます。