甘酒は、蒸したもち米と水と麹を混ぜて、60~65℃で約8時間保温して作ります。
一般家庭で作る場合、炊飯器の保温機能を使えば60~65℃での保温が可能なので、材料を混ぜて炊飯器に入れて一晩保温したら簡単に出来るらしいです。
ところが、我が家には炊飯器がありません。
我が家では、お米を陶器製の鍋(土鍋のようなもの)で炊いているのですが、これが、とっても美味しく炊けるので、炊飯器が必要ないのです。
けど、炊飯器が無いと、60~65℃での保温というのが難しいのです。
甘酒を保温するためだけに炊飯器を買うなんてアホな話は無いですよね。
だから炊飯器無しで甘酒を作っているという訳です。
今までの甘酒作りでは、まず最初は、甘酒の材料を混ぜた鍋を、タオルで包んで保温しましたが、これはすぐに冷めるのでダメでした。
また今度は、鍋を65℃くらいのお湯と共に発泡スチロールケースに入れて保温しましたが、これも、数時間で冷めてダメでした。
今まで作ったものは、どれも中途半端に甘い甘酒ばかりで、未だかつて、本当に甘い甘酒を作った事がありません。
今度こそは、絶対に成功させて見せる!!
という強い意気込みで、今回の挑戦が始まりました。
今回の注目は、試行錯誤の末に開発した「60~65℃保温システム」です!!
60~65℃保温システムを使って甘酒を仕込む
大鍋に、たっぷりのお湯を入れて火にかけ、その中に甘酒の材料を入れた小鍋を入れます。
要するに湯煎です。
温度計で常に湯煎の温度を計りながら火加減を調節します。
とろ火にすると、温度が一定に保たれるちょうど良い加減になります。
これが「60~65℃保温システム」です。
ただの火力調整とも言います。
そして、夜も遅いので、このままの状態で私は寝ることにします。
翌朝になったら、きっと本当に甘い甘酒が完成してる事でしょう。
そして翌朝…
おっ!62℃。
保温システム成功!!
やったぜ!!
で、甘酒はどうなってるでしょうか?
試食してみましょう。
ん!?
あまり甘くないぞ!
何じゃこりゃ~!!
もうしばらく保温してみる
追加で約6時間保温しました。
これでどうかな?
ん!?
あまり甘くないぞ!!
さっきとあまり変わってない。
またしても、あまり甘くない甘酒を作ってしまった~!!
ガーン!
このあまり甘くない甘酒を、どのように消費しようかな~。