その他の野草

捨てるはずのミョウガの地上部分を料理してみたらティッシュペーパーみたいだった

ミョウガの葉焼き

捨てるはずのミョウガの地上部分を料理してみたらティッシュペーパーみたいだった

ミョウガは通常、地下から伸びるつぼみの部分を食べます。
今回は、普段捨ててしまう地上部分を、なんとか美味しく食べられないか挑戦してみます。
地上部分も若い芽のうちは「ミョウガタケ」という名前で野菜として売られています。
では、大きく育った地上部分はどうなのでしょうか?
食べられないのか、食べられないとしたら一体なぜなのか。
実際に生・茹で・味噌汁など、いろんな料理を作って検証します。

【目次】
1.ミョウガの地上部分を収穫する
2.ミョウガの葉を生で食べる
3.ミョウガの茎を生で食べる
4.ミョウガの葉を茹でて食べる
5.ミョウガの先端の葉で味噌汁を作る
6.ミョウガの葉焼きを作って食べる
7.ミョウガ茶にして飲む
8.まとめ
9.動画で説明

ミョウガの地上部分を収穫する


ここは、カメラマンbob氏の実家の路地です。
京都の中心部の一等地にあり、ビルに挟まれて半日陰となっているところですが、ミョウガはこのような半日陰の環境を好みます。

ここでは、ミョウガを収穫するために栽培してるわけではありません
野草として勝手に生えています。
どこかから地下茎が伸びてきて生えてきたのだと考えられます。

ミョウガを収穫するのが目的なら、夏まで育ててから収穫します。

今回は、駆除が目的ですから、まだ地下のミョウガは育ってないけど引っこ抜きます。
要するに草むしりです。

本来なら捨てるはずの物ですが、これを美味しく料理してみたいと思います。


これだけひっこ抜きました。


1個だけミョウガの赤ちゃんのようなものが発見されました。
この画像のものが最も立派なミョウガでしたが、これ以外は何も育っていないのか、根が横に伸び始めただけなのか判断がつかないようなものばかりでした。

ちなみに私はこの小さいミョウガを食べましたが、しっかりミョウガの味で、ピリリと辛みが効いてました。
野生化したミョウガは辛みが強いのかもしれません。


地下部分は食べないので切り取って、地上部分だけを美味しく料理しようと思います。

ミョウガの葉を生で食べる


ミョウガの地上部分はこのように細長い茎と細長い葉でできています。


これはミョウガタケの画像です。
若い芽はこのように野菜として食べられています。
しかし、今回収穫したものは、もっと生長しています。


先端の柔らかい葉を生で食べてみます。

ミョウガの爽やかな味と緑の野菜らしい青臭さが感じられて味は美味しいですが、噛んでも噛んでも口に残る繊維があります。

味は美味しいので、上手に調理すれば大丈夫だと思います。

ミョウガの茎を生で食べる


歯で噛めば潰れるのですが、噛み切ることは困難です。
無理やりブチっと噛み切りました。

茎を噛めば潰れて、甘く柔らかなミョウガの風味がする汁が口に広がります。
しかし噛み切れない繊維が口に残ります。
これは、きっと皮をむいて繊維を取り除けば美味しく食べられるでしょう。


包丁で皮を剥きます。
アスパラの皮を剥く要領とも違い、フキの皮を剥く要領とも、いずれとも違いましたが、皮を剥きました。


これを食べました。

しかし、これでも噛み切れない繊維が残りました。

茎は、ものすごく時間をかけて丁寧に繊維を取り除けば食べられるかもしれません。
死ぬほど美味しいなら話は別ですが、普通の味なので、そこまでやってられません。

茎は食べられるけど、積極的に食べるものではないです。
食糧危機になった際は、お世話になるかも知れません。

ミョウガの葉を茹でて食べる


茎を取り除いた葉を茹でます。
20秒くらい茹でました。


茹でて適当に切ったものをいただきます。

茹でたら少しぬめりが出て、少しヌメっとした汁が口に広がりミョウガの味がしますが、その後に繊維が残ります。
そしてその繊維は飲み込めたもんじゃありません。
最後に繊維を吐き出しました。

bob氏にも食べてもらいます。

bob

ほんまミョウガかいな?

オトコ中村

ミョウガなのは間違いないで。

bob

ミョウガっぽい味はするね。
野菜って食べたら多かれ少なかれ繊維が口に残るけど,
想像以上のすごい量の繊維が口の中に広がるわ。
これちょっと食べれませんわ。

オトコ中村

そやね。

bob

ティッシュペーパー食べてるような感じや。

オトコ中村

ええ!?

bob氏は実際にティッシュペーパーを食べてみて、そのうえでの発言だったので、冗談でも誇張でもなく、そのままの感想なのです。

先端の柔らかい葉も、大きな生長した葉もまとめて全部使っちゃったから、こうなったのだと思います。
次は、一番先端の柔らかい葉だけを集めて、それを料理しようと思います。

ミョウガの先端の葉で味噌汁を作る


ミョウガの先端の柔らかい葉だけを集めました。
紅茶で言えば、FOP(フラワリーオレンジペコー)です。
これを一口大に切っておきます。


鍋にお湯を沸かして、粉末の出汁を溶かし、ミョウガの葉を入れ、味噌を溶かしたら完成です。


ではいただきます。

味はミョウガの香りがする味噌汁になっています。

そして、口の中に繊維が残りました。
一番先端の柔らかい部分だけを集めたのにこれですよ。

汁にはミョウガの風味が広がり、葉を噛めば少しヌメッとしたミョウガの風味が出て、繊維だけが残ります。

飲み込めないレベルの繊維質です。

味は悪くないのに、食えたもんじゃありません。

bob

一瞬ニラみたいな感じ。

オトコ中村

繊維が残る感じがニラみたいってことやね。

bob

そうだけどニラと違っていつまで噛んでも繊維が断ち切れない
繊維だけ口に残って、最後に出してしまうわ。

オトコ中村

味はどう?

bob

味は確かにミョウガだけど生ほどの風味はしないね。

オトコ中村

火を通せば風味は弱くなるね。

bob

無理に食べるもんじゃないね。

オトコ中村

飲み込めないよね。

bob

ごちそうさま。

やはりミョウガの地上部分は、普通に食べることができませんでした。

ミョウガの葉焼きを作って食べる

色々調べてみたら、宮城県の郷土料理で、ミョウガの葉焼きというものがあるのです。
それは、餅に味噌を付けて、ミョウガの葉に挟んで焼くというものです。
農林水産省のウェブサイトに情報がありました。

みょうがの葉焼き 宮城県|うちの郷土料理:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/myouga_no_hayaki_miyagi.html

これはミョウガの葉自体は食べません。
餅にミョウガの風味が付くのを楽しむようです。

というわけで、これを作ってみます。

ミョウガの葉焼きの材料(4個分)
米粉 100g
白玉粉 20g
水 120ml
味噌だれ 適量
ミョウガの葉 8枚


ボウルに米粉・白玉粉・水を入れ、混ぜます。
ざるに晒を被せ流し込み、15分蒸します。
蒸したものをボウルに入れて木べらでこねます。

ちなみに農林水産省のサイトには、小麦粉で作ると書いてありました。
私が勝手に米粉にアレンジしています。


適当に4等分して、濡らした手で細長く整形します。
味噌だれを両面に付け、ミョウガの葉で挟みます。
これをオーブントースターで焼きます。
昔は囲炉裏の火で焼いたそうです。

ミョウガの葉焼き

ミョウガの葉焼きの完成です。


葉をめくっていただきます。

普通に美味しいです。

味噌がこんがり焼けた味と香り、そして葉がこんがり焼けた味と香り。
だけどミョウガらしい香りは感じませんでした。
いや、一瞬ミョウガの香りを感じたような気がしましたが、気のせいかも知れません。
はっきりと分かりやすく感じるということはないです。

bob

葉っぱが焦げた香ばしさを感じる。
何よりも安心して食べれるね。

オトコ中村

ハハハ!
葉っぱ食べなくてもいいからね。

bob

普通に美味しいけど、ミョウガの香りはしないね。

オトコ中村

そやね。

bob

あ、今食べ終わってから少し時間が経って、ミョウガっぽいあの独特の香りが舌の裏側あたりから鼻に抜けるようなそういう不思議な感覚が今訪れました。

オトコ中村

おお!後から来た!?

bob

いや、さっきの味噌汁の時のやつが歯に詰まってたんかな?

オトコ中村

マジか!?どっちやねん!

bob

やっぱお餅やと思うわ。
香ばしさと一緒にその香りがフワーンときてるから。

オトコ中村

なるほど。

ということは、もっと葉を餅に密着させるなど、上手に作れば餅にミョウガの香りを付ける事はできるのだと思います。

ミョウガ茶にして飲む

次はミョウガ茶にします。


ベランダで1週間干しましたが、まだイマイチ乾きませんでした。
特に茎は太くて水分をたくさん含んできるので、乾いていません。


さらにオーブンで乾かしました。

葉は乾きましたが、茎はまだまだ乾いてません。

乾いた葉だけを急須に入れ熱湯を注ぎ5分蒸らしました。


ミョウガ茶です。

爽やかで甘味のある普通の野草茶だなぁと思いました。
他の野草茶に比べると爽やかさと甘みが特徴的だと思いましたが、特に美味しいとは思いませんでした。

ハスの花茶
蓮の花茶

妻は、蓮の花茶に似てとても美味しいと言ってました。

私は蓮の花茶を知らないので、何とも言えませんが、美味しいなら良かったです。

高2の娘は、ジャスミン茶とドクダミ茶を混ぜたような味だと言ってグビグビ飲んでました。
この例えもなかなか言い得ていると思います。

まとめ

オトコ中村

今回、ミョウガの地上部分をいろいろな方法で食べてみました。
生でも茹でても味噌汁にしても、味はミョウガらしく美味しいのですが、噛み切れない繊維がどうしても残ります。

先端の柔らかい葉だけを使っても同じで、これが地上部分が野菜として流通していない理由だと納得しました。
一方、葉焼きやミョウガ茶のように、繊維そのものを食べない調理法であれば、香りや風味を楽しむことができました。
地上部分はそのまま食べるには向きませんが、風味を移す素材としてなら美味しく活用できそうです。
食糧危機の際には、お世話になるかもしれません。

動画で説明

動画では私が実演して、bob氏も声で出演しています。
動画でしか伝わらない事もあるので併せてご覧ください。

ミョウガの葉焼き

その他の野草

2026/6/20

捨てるはずのミョウガの地上部分を料理してみたらティッシュペーパーみたいだった

捨てるはずのミョウガの地上部分を料理してみたらティッシュペーパー ...

ReadMore

豚の生姜焼き

納豆

2026/6/17

納豆を1年塩漬けした謎調味料で料理作ったら妻が「醤油よりこっちがいい」と言い出した

納豆を1年塩漬けした謎調味料で料理作ったら妻が「醤油よりこっちがӓ ...

ReadMore

1年塩水に漬けた納豆

納豆 醤油系

2026/6/17

納豆を塩水に1年漬けたら"得体の知れない調味料"ができた

納豆を塩水に1年漬けたら"得体の知れない調味料"ができた 納豆を塩水に ...

ReadMore

オオキンケイギク

その他の野草

2026/5/25

【食べて駆除】特定外来種オオキンケイギクでパウンドケーキを作ったら想像以上に美味しかった

【食べて駆除】特定外来種オオキンケイギクでパウンドケーキを作った ...

ReadMore

ドクダミの根のきんぴら

ドクダミ

2026/5/11

ドクダミの根を“きんぴら“にしたら自分史上最強の味になった

ドクダミの根を“きんぴら“にしたら自分史上最強の味になった ドクダ ...

ReadMore

このブログを書いてる人

オトコ中村
京都在住 40代 料理を通じて皆が健康で幸せになればいいなと思っている。
YouTubeもやってます。
X(旧Twitter)で更新情報など色々呟いてます。
詳しくは プロフィールのページ をご覧ください。

-その他の野草