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鉄フライパンの効果的な油膜の作り方(これでくっ付きません)

フライパンに油を注ぐ

鉄フライパンの効果的な油膜の作り方
(これでくっ付きません)

鉄フライパンがくっ付いてしまうというお悩みを抱えてる人は居ませんか?
正しく使えばくっ付く事はありません。
この記事では正しく使う方法をご説明します。
これを読めばお使いの鉄フライパンがスルスル滑る鉄フライパンになりますよ。

【目次】
1.フライパンに油膜を作るとくっ付かない
2.油膜を作る前に
3.鉄フライパンに油膜を作る方法
3ー1.加熱する温度について注意点
3ー2.野菜くずを炒める
4.【ここが重要】油膜を作る時の油について
5.食品としての油脂について
5ー1.ドレッシングの油はどうする?
5ー2.マヨネーズの油はどうする?
6.目玉焼き
7.炒飯
8.油膜のある鉄フライパンで作った料理の味
9.鉄フライパンの後処理
10.フライパンの状態は見た目で判断できる
11.まとめ
12.動画で説明

フライパンに油膜を作るとくっ付かない

鉄フライパンは油膜を作る事でくっ付かなくなります。

ただし、例外はありますよ。
良い状態の鉄フライパンでも豚の味噌漬け焼きとか焼けばくっ付きます。
そういう時だけは、フライパン用アルミホイルを使えば良いです。

例外は置いといて、まずはその油膜を作る方法を説明します。

油膜を作る前に


まず、フライパンを石鹸で洗って油膜を取り除きます。

言っておきますが、フライパンを石鹸や洗剤で洗ってはいけませんよ。
油膜が取れてしまいますからね。

私が使ってるフライパンは、すでに油膜の付いた良い状態です。
あえて油膜を洗い流す事で、最悪の状態から始めたいと思います。
こうすれば、フライパンがくっ付くとお悩みに人と同じ状況から始める事ができます。

フライパンに料理の焦げがこびり付いて残ってる場合は、金属たわしや、メラミンスポンジなどでちゃんと焦げを落としておいてください。
金属ヘラでカリカリ削るのも有効ですよ。
焦げが付いた状態から油膜を作っても、油膜の効果が半減して、結局またくっ付いてしまいます。
もし、焦げが残ってる場合は必ず取り除きましょう。


洗ったら火にかけて乾かします。
鉄フライパンは濡れたまま置いておくとサビるから、洗ったらすぐに火にかけて乾かすのが鉄則です。

このフライパンは、油膜を石鹸で洗い流して、パサパサのフライパンになってしまいました。
このまま使うと食材がこびりついてしまうのでいけません。

では、油膜を作ります。

鉄フライパンに油膜を作る方法


フライパンを加熱します。火力は強火です。
1分くらい加熱したら、サラダ油を入れます。


油を広げ、強火で加熱を続けます。


煙が出てくるので、換気扇は最強にしておきます。

まだまだ、加熱を続けます。
天ぷら火災防止のセンサーが発動して火が消えました。
センサーが発動して火が消えるのが250℃なので、これくらいは加熱します。

加熱する温度について注意点

センサーが無くて温度が分からないという場合は、煙がモクモク出てくるまで加熱します。

ちなみに発火するのは370℃あたりです。
普通にフライパンを見張っていたら300℃を超えたくらいで煙の量が尋常じゃなくなるので「こりゃ熱すぎる、ヤバイ」と危険を感じます。
私も実際に家のガスコンロで、フライパンが300℃以上になるまで加熱したことはありません。
そんな事は恐ろしくてできません。

だから、普通の感覚を持っている人なら370℃で発火するまでに危険を感じて火を止めるでしょう。
普通の感覚があればですよ。
世の中には普通じゃない人もいますから、できればセンサー付きのガスコンロをお使いください。
まさかとは思いますけど、加熱したままうっかり外出とかしないとも限りませんからね。

野菜くずを炒める


火を止めたら、このまま冷ましておきますが、野菜屑を炒めると良いです。

キャベツを入れました。


これは、キャベツの1番外側の葉をどうせ捨てるから、適当に刻んで、芯の部分も少し切って細かく切っておいたものです。

野菜くずの野菜は何でもいいですよ。
玉ねぎの皮とか、ナスのヘタとか、とにかく野菜の捨てる部分を使えばいいです。
果物でもいいですよ。
みかんの皮でも構いません。


野菜くずを炒めると良いと言いますが、本当にそうなのです。

何故かはよく分かりませんが、油の馴染みが良くなります。
YouTubeのコメントで、「野菜くずを入れるのは、鉄パンの表面には目に見えない小さな窪みや穴が開いていて、その窪みや穴を野菜くずで潰して油でコーティングするから、と聞いた事があります。」と教えてくださった方がいます。

火は消したまま炒めてましたが、温度が下がってきたので、また火を付けて炒めました。
野菜くずに十分に火が通ったら、フライパンに油も馴染んでる頃です。


野菜くず炒めは捨てました。


キッチンペーパーなどで、余分な油を拭き取ります。


フライパンが熱いから気をつけてくださいね。
油を拭き取るのは冷めてからでも良いですよ。


軽く水洗いします。


火にかけて水分を飛ばします。


完全に水分が飛びました。
これで良いでしょう。
これでフライパンのコーティングが完成しました。

【ここが重要】油膜を作る時の油について

フライパンの油膜を作るにはサラダ油がお勧めです。

フライパンの油膜の正体は、酸化した油です。
サラダ油を加熱して酸化させて、酸化した油がネチョーっとフライパンにまとわり付いてるのです。
サラダ油は加熱すると酸化しやすいので、フライパンの油膜になりやすいのです。
だからサラダ油を使うと良いですよ。


オリーブオイルはサラダ油に比べて酸化しにくいので油膜には向いてません。


ラードやヘット(牛脂)も酸化しにくいので油膜には向いてません。

と言うわけで、フライパンの油膜にはサラダ油がお勧めです。
コスト的にもサラダ油は優れています。

食品としての油脂について

フライパンの油膜作りには、加熱すると酸化しやすいサラダ油がお勧めです。
しかし、食品として考えるとお勧めの油は違います。

酸化した油を摂取するのは、健康に良くありません。

サラダ油は酸化しやすいので揚げ物や炒め物などの調理に使うと、酸化した油を摂取する事になります。
我が家では、揚げ物や炒め物にはラードを使っています。
ラードは、酸化しにくいので揚げ物や炒め物に使ってもマシです。

フライパンの使い方を説明する記事で、こんな事を書くと変ですが、炒め物や揚げ物は油の酸化の面から見ると理想的な調理法ではありません。
日本では料理の事を「煮炊き」と言い、日本古来の料理は、煮炊きがメインだったのです。

脱線した話を戻します。

我が家ではサラダ油を食品として扱ってません。
フライパンコーティング専用油として使ってます。

食品としてはラードを使っています。
ラードを大量に使うから1斗缶で買ってます。
1斗缶は、18リットルです。
18リットルのラードは、およそ15kgです。

1斗缶のラードを数ヶ月かけて使ってます。
真夏でも常温放置してます。
酸化しにくいから真夏に常温放置でも問題ありません。

ドレッシングの油はどうする?

また話は脱線しますが、我が家ではサラダ油を食品として扱わないとなると、ドレッシングはどうしてるのでしょうか。

市販のドレッシングは、サラダ油と甘味料や添加物が大量に入ってるので買ってません。
昨年(2023年)頃まではオリーブオイルを使ってドレッシングを作っていました。
しかし、2024年に入った頃からオリーブオイルが高級食材になり、買えなくなりました。

ドレッシングというもの自体が日常的に食べられない高級食材になってしまいました。

マヨネーズの油はどうする?

マヨネーズの主成分はサラダ油です。
だから、マヨネーズも積極的に食べるものではありません。
しかし、マヨネーズは代用品がありません。
オリーブオイルでマヨネーズを手作りするという手もありますが、マヨネーズは手作りしてもおいしくありません。
何でも手作りの方が美味しいはずですが、マヨネーズは例外です。
工場で作るのが美味しいです。

マヨネーズがことさら好きでもないですが、マヨネーズの無い人生もつまらないので、市販のマヨネーズを買って使っています。

食べ過ぎには注意です。

サラダにはポン酢醤油をかけていただくのがいいですよ。

では、脱線した話を戻して、油膜を作ったフライパンで目玉焼きと炒飯を作ってみます

目玉焼き


フライパンを火にかけます。
最初は強火です。
1分くらい加熱したら、中火にしてラード10gを広げ、卵を割ります。
卵が端っこに逃げて行ったので、フライパンを移動させて、卵が火の上に来るようにします。
そして塩・コショウを振りました。

いつもは蓋をして蒸し焼きにしますが、今回は蓋をせずにこのまま焼いてみました。

ちょっとフライパンを動かすと、この通り、卵がスルッと滑りました。


黄身に火が通って無かったので、裏返してもうしばらく焼きました。


スルッと滑らせてお皿に移動させました。

炒飯


目玉焼きを焼いたフライパンを洗わずに、また火を点けます。
強火で1分くらい加熱して、ラード溶かしながら広げます。
卵を割り、その上にご飯を乗せてほぐし、混ぜます。


塩・コショウ・醤油で味付けして火力は強火のまま手早く混ぜます。


お皿に盛ります。
チャーハンの完成です。

油膜のある鉄フライパンで作った料理の味


目玉焼きは美味しく焼けてます。
黄身にどれだけ火を通すかは食べる人の好みなので、フライパンの性能とは関係ありませんが、鉄フライパンで焼くと、表面がパリッとこんがり美味しく焼けます。
フッ素加工のフライパンでは、このように表面をパリッとさせるようなメリハリのある焼き方はできません。


炒飯の味は普通です。
ご飯がパラパラになってますが、材料がご飯と卵だけで、調味料は塩・コショウ・醤油だけですから、味の深みや広がりは物足りないです。
しかしご飯がパラパラになっている炒飯としての品質はバッチリです。
フライパンの状態が良いと、このように炒飯もメリハリのある仕上がりになります。

鉄フライパンの後処理


これは炒飯を作り終えたフライパンです。
このように、ほとんど何も付いてません。
油膜がちゃんとしてると、このようになります。


たわしを使って水で洗い流します。


火にかけて水分を飛ばします。
濡れたまま放置するとサビるので、洗ったら必ず、火にかけて乾かしましょう。

これで後処理は終了です。
難しくありませんよね。

フライパンの状態は見た目で判断できる


油膜がある時とない時を見比べてみましょう。

油膜がある時は、黒光りしています。
油膜がない時は、ツヤがありません。


水に濡れた時も比較してみましょう。

油膜があると水を弾きます。
油膜がないと全体が濡れています。

このように見た目に違いますから、油膜の有無を判断して、油膜がとれたと思ったら、また油膜を作れば気持ちよく使えますよ。

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私が使ってるのはこれです。
これでなければならないという事はありません。
鉄フライパンなら何でもオススメです。

まとめ

  • フライパンに油膜を作るとくっ付かないが豚の味噌漬け焼きは例外。
  • 油膜を作るにはサラダ油が良い。
  • 野菜くずを炒めると良いというのは本当
  • 食べるならラードがおすすめ。
  • サラダにはポン酢醤油がおすすめ。
  • 油膜のある鉄フライパンで料理すると気持ち良く美味しい。
  • 鉄フライパンを洗ったら必ず火にかけて乾かす。
  • 乾かさないと錆びる。
  • 油膜の有無は見た目で判断できる。

動画で説明

動画では私が実演しております。
動画でしか表現できないこともあるので、併せてご覧ください。

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このブログを書いてる人

オトコ中村
京都在住 40代 料理を通じて皆が健康で幸せになればいいなと思っている。
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