iPadで無料でRAW現像するアプリはSnapseed一択で決まり!
iPad Proを使い始めて3日が経ちました。
私が今まで使っていたパソコンでは、メモリが少なくRAW現像に時間がかかりすぎるので、デジカメの中で現像した物をパソコンに取り入れて、jpgを編集していました。
しかしiPad Proなら、RAW現像なんてお手の物でしょう。
どんなアプリで現像すれば良いのかと探していたら、いいアプリがありました。
グーグルのSnapseedです。
【目次】
1.RAWとは何?
2.撮影デジカメはNikon D3300
3.では、RAW現像をやってみましょう
3-1.自動
3-2.晴れ
3-3.曇り
3-4.シェード
3-5.電球
3-6.蛍光灯
3-7.フラッシュ
3-8.カラー選択ツール
4.調整
5.フィルター
5-1.Portrait
5-2.smooth
5-3.pop
5-4.Accentuate
5-5.faded glow
5-6.Morning
5-7.Bright
5-8.Fine art
5-9.Push
5-10.Structue
5-11.Silhouette
6.現像する
7.他にもいろいろなメニューがある
8.RAWと言えばホワイトバランス ホワイトバランスと言えば夜の風景
9.おまけ デフォルトの写真アプリでRAWを開くと
10.最後に一言
RAWとは何?
RAWの事をご存知ない方のために超簡単に説明します。
一般に写真は、jpgという形式で保存しますが、RAWとは撮影したそのままのデータで、jpgになる前の段階のような物です。
要するに、RAWだとjpgよりも画像編集の可能性が広がるという事です。
けど、RAWのままだとプリント出来ませんし、スマホで見る事も出来ませんし、ウェブ上にアップしても見ることが出来ません。
プリントしたりスマホやウェブで見られるようにするには、RAWをjpgに変換しなければいけません。
それをRAW現像と言います。
昔フィルムカメラの時代には、写真をプリントする事を現像と言いましたが、今ではRAWをjpgに変換する事を現像と言います。
普通にスマホで撮影するとjpgでしか保存されません。
デジカメで撮影すると、RAWとjpgどちらか、もしくは両方で撮影する事ができます。
そしてRAWはjpgの倍くらい容量があります。
だから何枚も何枚も撮影してたら結構な容量になります。
ま、超簡単に説明するとそんな感じです。
というわけで、RAWは面倒なのです。
面倒だから良いデジカメを持っているけどjpgで撮っているという人も居ます。
しかし、私はそれを上回る画像編集の可能性の広がりがあると感じているので、わざわざRAWを現像するのです。
撮影デジカメはNikon D3300
Nikon D3300
私の愛用しているカメラはNikon D3300。
ちょっと古く、一眼レフとしては最も低スペックですが、腐っても一眼レフです。
スマホのカメラ機能にはまだまだ負けません。
またファインダーをのぞいて撮る感覚は、いかにも写真を撮っている感じがして面白く、この感じは一眼レフの醍醐味と言えるでしょう。
そして、こういったデジカメではRAWで撮る事ができるのです。
撮影した画像は、カードリーダーを使ってiPadに取り込んでいます
iPad Proは、USB-C端子でデジカメと直接接続してデータを取り込む事もできます。
では、RAW現像をやってみましょう
桜が満開なので、桜をRAWで撮影してみました。
Snapseedで開いてみます。
こんな画面になりました。
画面下部のホワイトバランスという所を選択します。
いろいろなホワイトバランスが選択できます。
これで好きな色味にする事ができます。
順番に一つずつ試してみましょう
自動
「自動」を選択。
これは、アプリの判断で自動的に調節された物です。
ちょっと黄色っぽい色になりました。
晴れ
「晴れ」を選択しました。
晴天下で撮影した時に、これを選択すると最適な色味になりますが、あくまで目安です。
ちょっと全体的にピンクっぽい色になりました。
曇り
「曇り」を選択しました。
これを撮影した時は、曇りではあるけれど、雲の隙間から太陽の光が差し込んでいた。
という状態でした。
これもイマイチな色ですね
シェード
「シェード」を選択。
シェードとは、晴天の日陰という事です。
これもイマイチですね
電球
「電球」を選択。
これは電球の明かりで撮影した場合に選択します。
自然光で撮影した画像に使うと真っ青になります。
蛍光灯
「蛍光灯」を選択。
自然光で撮影した画像に蛍光灯を選択しても、合う訳がありません。
フラッシュ
「フラッシュ」を選択。
もちろん自然光で撮影したものには合いません。
カラー選択ツール
「カラー選択ツール」を選択。
虫眼鏡みたいなツールを動かして真っ白な色を選択すると、それを基準に色味を調節します。
いろいろ試してみましたがこの画像に関しては、ホワイトバランスは触らないほうが良かったです。
けど、RAWで撮影したからこそ、これだけホワイトバランスをいじる事ができます。
jpgだとここまではできません。
調整
あと細かな調整もできます。
RAWの段階で調整すると、あまり画質が下がりません。
jpgを調整すると、調整の度合いにもよりますが、画質が下がる事があります。
フィルター
次にフィルターを選びます。
ホワイトバランスで納得のいく色にならなかったので、フィルターに頼ることにします。
フィルターと言えばインスタグラムにいろいろなフィルターがありますよね。
フィルターひとつで画像の雰囲気がガラッと変わるので重宝します。
ちなみにフィルターはjpgでも調節できるので、もうRAWである事の優位性はありません。
Portrait
「Portrait」を選択。
人を撮影した時に最適なフィルターです。
これは風景なので最適ではありません。
Smooth
「smooth」を選択。
滑らかという意味ですが、少しぼかして滑らかな色の変化になっています。
Pop
「pop」を選択。
少し明るく色が強調されたようです。
Accentuate
「Accentuate」を選択。
色が強調されて、画像が明るく、桜の色や緑の色とか分かりやすく、なんか良くなりました。
Faded glow
「faded glow」を選択。
色あせた輝きという意味です。
思い出の世界みたいな色になりました。
Morning
「Morning」を選択。
明るく、そして下半分が黄色くなりました。
Bright
「Bright」を選択。
色が薄く、明るくなりました。
消えてしまいそうな思い出の世界みたいですね。
Fine art
「Fine art」を選択。
モノクロです。
Push
「Push」を選択。
教科書に載ってる昔の写真みたいです
Structure
「Structue」を選択。
明るく鮮明なモノクロです。
Silhouette
「Silhouette」を選択。
江戸末期に撮影された写真みたいになりました。
フィルタは以上です。
現像する
結局、ホワイトバランスは触らず、Accentuateのフィルタだけを使うことにします。
右にあるチェックマークを選択。
次に共有マークを選択。
エクスポートを選択すると、現像完了です。
これが現像された画像です。
他にもいろいろなメニューがある
他にも右側の鉛筆マークを選択すると、いろいろなメニューが出てきます。
私個人的には、ホワイトバランスとフィルタ以外は、切り抜きをよく使います。
その他はほとんど使いません。
基本的に画像編集は、アプリにお任せでやっています。
素人の私が画像をいじるよりも、アプリの方が上手にやってくれるからです。
RAWと言えばホワイトバランス ホワイトバランスと言えば夜の風景
先ほど紹介した画像は、RAWの優位点であるホワイトバランスの編集が必要なく、jpgでも編集可能なフィルタだけかけて現像しました。
これではRAW現像の面白さが分からないので、今からRAWならではの楽しみ方を紹介します。
夜の風景を撮影すると、ホワイトバランスのいじり甲斐があるのです。
夜の桜です。
夜空とうっすらピンクの桜という色です。
これが白っぽい桜になりました。
ちょっとわざとらしいけどオレンジっぽいピンクの桜になりました。
桜の色が強調されました。
桜の色が程よく強調されました。
これが一番好みです。
こんな訳で、夜の撮影は、RAWじゃなければ面白くないです。
そしてRAW現像は、グーグルのSnapseedというアプリがお勧めです。
おまけ デフォルトの写真アプリでRAWを開くと
デフォルトの写真アプリでもRAWを開く事ができると聞いたので、試しに開いてみました。

こんなふうになりました。
画像がボケてますね。
デフォルトの写真アプリでは、このように、まともにRAWを開く事が来ません。
最後に一言
そんな訳で、今ではiPadでRAW現像が簡単に出来てしまう時代になってしまいました。
ちょっと昔は、デジカメの画像はパソコンで編集が当たり前でしたから、デジカメはパソコンの周辺機器という認識でした。
しかし、iPad ProはUSB-Cで他の機器との接続ができるので、パソコンの周辺機器でも何でも使えますね。
iPadを買ったばかりでiPadネタを連発しましたが、次からは料理画像を紹介したいと思います。
けど、iPad活用ネタも、もしかすると続編が出るかも知れません。