タルトタタンを焼いている間に、バナナカップケーキを作ります。
今回は、タルトタタンとバナナカップケーキの2種類のケーキを作るんですよ。
贅沢でしょ。
薄力粉 180g
砂糖 120g
ベーキングパウダー 4g
シナモン 4振り
※薄力粉・砂糖・ベーキングパウダー・シナモンは、家で軽量して混ぜて、ミックス粉として袋に入れて準備しておきます。
バターを炭火で温めて溶かします。
ミックス粉は3回くらいに分けて入れます。
蓋を逆さに乗せたのは、中のケーキが膨らむと蓋にケーキがくっ付くために、それを避けるためです。
蓋を逆さにするとフリンジが付いている分、内部の高さが稼げるのです。
逆さにしたために、フリンジの炭を落とさない機能を放棄する事になりますが、スキレットと違い蓋が平らだから、傾けたりしなければ炭が落ちる心配は無いでしょう。
これは、蓋を裏にして使う、文字通り裏技です。
使用しているダッチオーブンは、ユニフレームの12インチハーフです。
参考までに商品リンク貼ってますが、今は売ってないみたいです。
焼き始めて40分で、このようにこんがり焼けました。
これを冷まします。
冷めたら、お皿にひっくり返して完成です。
完成品は、上下が逆になるのです。
そして…
冷めてきたので、お皿にひっくり返します。
が…
中身が落ちてこない。
ピンチ…
あれ…
あれれ…
あれれれ…
ガーン!!
タルトタタンって、初めて作ったのですが、下からの火力は弱火でいいみたいです。
経験も無しにアウトドアで作るというのはハードルが高かったですね。
今更そんな事言っても仕方が無い。
このリンゴの焦げた物体を皆で食べるしかありません。
これを皆で切り分けていただきました。
ですが…
案外美味しくいただく事ができました。
ほろ苦く甘いリンゴの味がして、参加者は美味しいと言って私を慰めてくれました。
確かに美味しいと評価できる部分もあったのですが、こんなにぐちゃぐちゃのタルトタタンを作ってしまったのだから、これではいけません。
キャンプスイーツを開拓しようと思うなら、難易度は高いかもしれませんが、スキレットでの作り方を確立しなければいけません。
1時間くらい焼いて、焼きあがりました。
これも冷めてからいただきますが、これが冷めた頃には、皆は満腹だったので、食べずに持ち帰ることにしました。
実は、最初から持ち帰るつもりで作ったのです。
こういう焼き菓子は、焼きたても美味しいですが、1日置いたら味が落ち着いてさらに美味しくなりますからね。
こういったお土産を持ち帰れば、満足度がアップするじゃないですか。
このケーキは、すでに家のオーブンで作った事があるので、この配合で美味しいのは間違いありません。
そして、翌日に家で食べましたが、ちゃんと美味しく出来てました。
けど、焼き加減には改善の余地を感じました。
ダッチオーブンの蓋を裏向けたために、蓋と本体が密着せず、隙間から熱が逃げたのか?
それとも蓋を裏向けたために、熱源からの距離が遠くなったのも影響したのか?
もう少し強い火力で、30~40分で焼きあがるくらいの火力が望ましいですね。
もっと注意深く火加減を見守らなければいけません。
それでも、カップケーキは割と簡単に作れるので、動きが制限されるキャンプスイーツにはもってこいだと思いました。
更に極めていきたいと思います。
さて、これで第11回世界料理研究会は終了したのですが、タルトタタンは、失敗したままで終わらせる訳にはいかず、家で再挑戦する事になりました。
続き:スキレットと炭火でタルトタタンに再挑戦 第11回世界料理研究会(番外編その1)