油を使わずに揚げ物ができるというレコルトのエアーオーブンをレビューしてみます。
これはノンフライヤーと言われるジャンルの調理家電です。
ノンフライヤーは、10年くらい前から登場し、各メーカーからいろんな商品が出て、健康志向と相まって広まってきました。
【目次】
1.レコルトエアーオーブンの外観
2.レコルトエアーオーブンの操作方法
3.レコルトエアーオーブンで7種の料理を作る
3ー1.唐揚げ
3ー2.ローストポーク
3ー3.揚げ物の再加熱
3ー4.ドライフルーツ(りんご)
3ー5.鶏の串焼き
3ー6.ミルフィーユ豚カツ
3ー7.普通の豚カツ
3ー8.ミックスナッツのカップケーキ
4.8種の料理を作り終わって感じた事
5.まとめ
6.動画で説明
レコルトエアーオーブンの外観
サイズは約212mm(幅)×270mm(奥行)×266mm(高さ)
重さは約3.1kg
横から見るとこんな感じです。
後ろから見るとこんな感じです。
温風の吹き出し口があります。
バスケットを取り出したところです。
引き抜いたバスケットに食材を入れて調理します。
これが引き出したバスケットの中です。
このように内網は、取り外す事ができます。
内部に電熱線があります。
電熱線の上にあるファンが回転して熱い空気を循環させて食材を加熱させるという構造になっています。
レコルトエアーオーブンの操作方法
左側のダイヤルで温度調整ができます。
200℃まで設定できるようになっています。
右側のダイヤルがタイマーで、60分まで設定できます。
オレンジ色のランプは、コンセントを挿したら点灯する通電ランプです。
緑色のランプは加熱している時に点灯する加熱ランプです。
設定温度に達して加熱が止まり保温になると、このランプは消えます。
また温度が下がってくると加熱が始まり点灯します。
操作方法は、温度設定と調理時間を設定するだけです。
非常にシンプルになっています。
レコルトエアーオーブンで8種の料理を作る
それでは、実際にレコルトエアーオーブンを使って以下8種の料理を作ってみます。
1.唐揚げ
2.ローストポーク
3.揚げ物の再加熱
4.ドライフルーツ(りんご)
5.鶏の串焼き
6.ミルフィーユ豚カツ
7.普通の豚カツ
8.ミックスナッツのカップケーキ
私は、この手の調理器具を使うのは初めてなので、付属のレシピブックを参考に、というかほぼレシピブック通りに作りました。
1.唐揚げ
油で揚げずに唐揚げができるなんて、そりゃ確かに火は通って食べられる状態になるでしょうけど、果たして美味しいのでしょうか。
私は、唐揚げに関しては懐疑的であります。
けど、実際にやってみるまで分かりませんから、まずはやってみます。
【唐揚げの材料】1〜2人前
鶏モモ肉 300g
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
すりおろし生姜 10g
片栗粉 適量
鶏肉を適当な大きさに切り、調味料を入れて10分以上漬けておきます。
片栗粉をまぶして内網の上に風通しが良くなるように並べておきます。
実は、片栗粉を買い忘れたので、米粉を使っています。
唐揚げに付ける粉は、米粉でも片栗粉でもコーンフラワーでも小麦粉でも、澱粉系なら何でもいいですよ。
エアーオーブンは190℃で余熱しておきます。
余熱にかかる時間は気温にもよりますが、3分程度です。
緑のランプが消えたら予熱完了です。
内網に乗せた鶏肉をバスケットに入れ、本体にセットして、190℃で15分調理します。
唐揚げは、2回作りましたが、1回目は本当に美味しくできましたが、2回目は表面がベチャッとなって、あまり美味しくありませんでした。
唐揚げを美味しく作るには少しコツが要るようです。
唐揚げを美味しく作るコツについては以下の記事をご覧ください。
コツを押さえて上手に作れば油無しで美味しい唐揚げが作れます。
2.ローストポーク
【ローストポークの材料】2〜3人前
豚もも肉 300g
塩・コショウ お好みの量
豚肉に塩胡椒をまぶして、常温でしばらく置いておきます。
190℃で20分調理します。
完成したローストポークです。
一応、表面にこんがり焼き目も付いています。
辛子醤油を付けていただきました。
美味しいです。
3.揚げ物の再加熱
【材料】
揚げてから時間の経った揚げ物
スーパーで買ってきたかき揚げを、冷蔵庫で一晩保存したものです。
もちろん下準備は不要です。
190℃で5分加熱します。
できました。
少し焦げ目がついています。
このように、油で揚げても付かないような焦げ目が付きました。
食べてみると、まるで揚げたてのようになっています。
焦げ目も、こんがりサクッとして、むしろ美味しいくらいです。
そして、余分な油が下に落ちています。
内網を取ると、このように油が落ちています。
余分な油が落ちてくれるのでいいですね。
4.ドライフルーツ(りんご)
【材料】
りんご 1個
りんごは16等分を目安に、薄く櫛形に切って、内網に並べていきます。
さらに、オプション品のこんなラックを使います。
オプションのラックを使う事で、2段で調理する事ができます。
100℃で60分とレシピブックには書いてあったのですが、物足りなかったので、110℃で90分調理しました。
これで一応完成です。
ラックを使って2段で調理すると、下の段の方が火が通りにくいようです。
下段のりんごの方が、ドライ度合いが低かったです。
完全なドライではなく、フニャッとしたセミドライに仕上がりました。
私は、リンゴはセミドライよりも生で食べた方が美味しいと感じました。
セミドライじゃぁ長期保存できませんから、手間暇かけて作る意味が見出せません。
完全なドライにすれば保存も効きますが、何時間も調理し続けなければいけないです。
そこまでやりたいとは思いませんでした。
5.鶏の串焼き
【鶏の串焼きの材料】5本分
鶏モモ肉 300g
塩・コショウ お好みの量
【つくねの串焼きの材料】5本分
鶏ミンチ 200g
大葉 5枚程度(刻む)
生姜すりおろし 10g
醤油 大さじ1
米粉 大さじ1
先ほど紹介したオプションのラックにこのような串がついてきます。
鶏肉を適当な大きさに切って、串に刺して塩胡椒を振っておきます。
つくね串は材料を混ぜて丸めて串に刺します。
そしてラックの上に串を並べていきます。
ラックごとバスケットの中に入れます。
190℃で10分加熱します。
焼けました。
まあ、それなりに美味しいです。
つくねには不満はありませんが、もも肉は皮をもう少しパリッと焼く事ができたらいいなと思いました。
食材の上に熱風が当たるので、皮を上にして焼くと、パリッとなります。
けど、全ての皮が上になるように串を打ってラックに置いても、重さのバランスで回転して皮が下になる事もあります。
回転しないようなバランスで皮が上になるように串を打つのは簡単ではありません。
けど、皮の焼き加減に関わらず、焼きたては、それなりに美味しいので、やってみる価値はあると思います。
6.ミルフィーユ豚カツ
【ミルフィーユ豚カツの材料】8個分
豚バラ肉スライス 8枚
大葉 4枚
スライスチーズ 1枚
塩・コショウ 少々
卵1個
米粉・パン粉 適量
豚バラ肉スライスを広げ、塩・コショウを振り、半分に切った大葉を乗せ、8等分したスライスチーズを乗せ、クルクルと巻きます。
パン粉を付けます。
内網の上に並べておきます。
180℃で10分調理してから裏返して5分調理します。
ミルフィーユ豚カツにソースをかけていただきます。
これがイマイチでした。
油で揚げてないですから、表面のパン粉は油を吸ってません。
それが違和感を感じます。
レシピブックには、豚肉から染み出す油で本物の揚げ物のようになると書いてありましたが、そんなに上手くいきませんでした。
よく言えば、あっさりヘルシーな仕上がりです。
正直に言えば、物足りない仕上がりです。
スライスチーズを中に巻いてますから、もし油で揚げると、チーズが溶け出して、油が跳ねる恐れがありますが、エアーオーブンだとそんな心配はありません。
本当に油分を控えたい方は、美味しさと引き換えになりますが、こういった調理法もいいのではないでしょうか。
7.普通の豚カツ
豚肉にパン粉を付けて入れます。
一度に2枚入れる事ができますが、どうせあまり美味しくないでしょうから1枚だけにしておきました。
190℃で10分調理します。
できました。
味は、ほぼ豚カツですが、やはり油で揚げないと味は物足りないです。
きっと、この物足りなさは、スプレーで表面に油を染み込ませてから調理すると解消されるのでしょう。
だったら最初からスプレー容器を付属品として付けておいて欲しいと思います。
というか、豚カツは、ラードで揚げるべきだと私は思っています。
ラードはスプレーできないですよ。
パン粉をつけるフライ系は、なんちゃってフライにしかなりません。
本気で油分を控えたい人が、不味いけどこれは低脂肪なのだからという理由で納得できなければ、ノンオイルのフライを作る意味がありません。
8.ミックスナッツのカップケーキ
【ミックスナッツのカップケーキの材料】4個分
バター 30g
砂糖 20g
卵 1個
米粉又は薄力粉 100g
ベーキングパウダー 3g
砕いたミックスナッツ 40g
牛乳 大さじ1
室温で柔らかくしたバターを練り、砂糖、卵、米粉を加え混ぜます。
ベーキングパウダー、砕いたミックスナッツ、牛乳を加え、混ぜます。
内網の上にカップを乗せ生地を入れます。
マフィンカップが3個しか無くて、不揃いですがグラシンカップも1個使っています。
180℃で15分です。
カップケーキはサクッとふわっと焼けました。
普通のオーブンと比べて焼き加減が劣るなんて事は全くありません。
美味しく焼けています。
8種の料理を作り終わって感じた事
後片付けが楽です。
揚げ物の後、台所に飛び散った油を拭き取る手間はかかりません。
バスケットと内網は、汚れがこびり付かないようにコーティングされているので、スポンジで軽く洗うだけで綺麗になります。
食洗機があれば、食洗機に放り込めばOKです。
まとめ
- レコルトのエアーオーブンは、油を使わずに揚げ物ができる。
- 唐揚げは、意外にもあっさり美味しくできる。
- ローストポークも美味しくできる。
- 揚げ物を再加熱すると、まるで揚げたてのようにできる。
- ドライフルーツはセミドライになる。完全なドライにしようと思えば何時間も調理が必要。
- 鳥の串焼きも美味しくできる。
- ミルフィーユ豚カツは、油を吸っていないパン粉に違和感を感じた。
- 豚カツも物足りない。フライ系はなんちゃってフライにしかならない。
- カップケーキは美味しく焼ける。
- 後片付けが簡単
1〜2人で暮らしているお家の方にはちょうどいいサイズの調理器具だと思います。
また、本気で油分を減らしたい方にも良いですね。
調理中に食材の油が下に落ちて、本当に油を減らすことができます。
動画で説明
動画ではオトコ中村が自ら出演し、語り、料理を作り、食べて、解説しています。
当ブログでは8種の料理を作りましたが、動画では7種となってます。
ブログの方は後から書いたので、その間に1種の料理が追加されたのです。
動画はご好評いただきまして、1万回以上再生されています。
併せてご覧ください。