白カビクリームチーズの作り方
今回は、クリームチーズに白カビを生やした白カビクリームチーズを作ってみようと思います。
スーパーに売ってるクリームチーズと、同じくスーパーに売ってる白カビチーズを、一緒の容器に入れて放っておくだけで出来てしまうので、めちゃくちゃ簡単です。
【目次】
1.白カビクリームチーズの材料と必要な道具
2.白カビクリームチーズを仕込む(2021年1月6日)
3.25日経過(2021年1月31日)
4.という訳で再挑戦(2021年2月5日)
5.64日経過(2021年4月10日)
6.さらに27日経過 トータル91日熟成(2021年5月7日)
7.白カビクリームチーズの完成
8.白カビクリームチーズ総括
9.まとめ
10.動画で説明
白カビクリームチーズの材料と必要な道具
【白カビクリームチーズの材料】
クリームチーズ 1個(200g程度)
白カビが生きているチーズ 1かけら(10g程度)
【必要な道具】
大きめのタッパー 1個
たったこれだけです。
白カビチーズは、加熱殺菌されてカビが死滅してるものと、そうでなく白カビが生きているものがあります。
白カビが生きているチーズの見分け方について詳しくは以下の記事をご覧ください。
白カビクリームチーズを仕込む(2021年1月6日)
大きめのタッパーに底網を敷きます。
その上にクリームチーズを置き、白カビが生きているチーズを置きます。
そして、蓋を閉めて置いておきます。
熟成させる温度は
最高気温が15度以下の季節だったら暖房の効いてない部屋に置いておきます。
最高気温が15度を超える季節だったら冷蔵庫の中に入れておきます。
これを仕込んだのは1月6日でした。
最高気温が15度を超えることは滅多にないので、暖房の効いてない部屋に置いておきました。
大体1ヶ月くらいでカビに覆われるはずです。
25日経過(2021年1月31日)
蓋を開けて様子を見てみましょう。
あ!
これはいけないカビが生えてしまいました。
ブルーチーズの青カビじゃありませんね
一眼見ただけでダメだと分かりますよ。
裏もいけないカビが生えています。
おまけに底網が錆びてチーズに錆がついてます。
これはいけません。
というわけで、残念ながらこのチーズは廃棄処分となってしまいました。
失敗の原因は、この白カビが生きてるチーズです。
これは賞味期限を何ヶ月も過ぎた物だったのです。
もうすでに白カビチーズらしからぬ色をしてますが、これは日数が経って変色したためです。
だから白カビの元気がなくなってたんですね。
また、底網もちゃんとしたステンレス製の網じゃなければけませんね。
この網は、100均で買った物なので、どんなステンレスが使われてるのか分からないので、ちょっと錆びました。
金属じゃなくて、木とか自然素材でできたスノコのようなものを底に敷くと、木まで白カビが覆われてチーズと一体化してしまうので、あまりおすすめできません。
という訳で再挑戦(2021年2月5日)
クリームチーズの包みをめくり、包みを広げた状態でタッパーに入れます。
こうするとチーズの下側が包みに触れてるから、そこはカビが育ちにくいです
だから、本当はチーズの下に網を敷いた方がいいんですけど、適当な底網がなかったので、こうしました。
そして、これは新品の白カビが元気に生きているチーズです。
フィルムをめくって
一かけらだけ切り取ります。
クリームチーズの横に置きます。
タッパーの蓋を閉めます。
これを仕込んだのは2月5日で、まだ寒かったので、暖房の効いてない部屋に置いておきました。
64日経過(2021年4月10日)
1ヶ月程度でカビに覆われる予定だったのですが、全体がカビに覆われるまで2ヶ月以上もかかりました。
タッパーの蓋を開けてみます。
おおー!
見事に白カビに覆われましたね。
この時点で完成としてもいいですが
チーズを裏返してみると、裏は全く白カビが生えてないので、裏面にも白カビを生やしたいと思います。
裏向けに置いて、蓋をして冷蔵庫の中に入れておきます。
さらに27日経過 トータル91日熟成(2021年5月7日)
蓋を開けてみると、ちゃんと白カビに覆われてますね。
これで完成とします。
それでは取り出してみます。
白カビクリームチーズの完成
これが白カビクリームチーズです。
切って中を見てみましょう。
外側に白カビの層があって中はクリーミーな部分になってます。
赤ワインと共に、白カビクリームチーズをかじります。
クリームチーズなんだけど、カマンベールみたいな白カビ特有の香りがします。
赤ワインとの相性はバッチリです。
あと、白カビの部分が少しエグ味が出てます。
熟成期間がちょっと長かったみたいです。
食べ頃を少し過ぎてしまいました。
白カビの部分にエグ味が出てるので、そこを取り除いて、中のクリーミーな部分だけをクラッカーに乗せました。
さらにレーズンを乗せて、メープルシロップを少しかけていただきます。
ウマイ〜。
ただのクリームチーズじゃなくて、白カビの香りとコクのあるチーズになってます。
白カビクリームチーズ総括
美味しくできました。
トータル91日熟成させましたが、ちょっと熟成期間が長かったみたいなので、熟成は2ヶ月程度にしておくといいでしょう。
熟成2ヶ月で全体が白カビに覆われるようにするためには、チーズの下に底網を敷いて、全体に白カビが育つような環境を作る方がいいと思います。
また、全体が白カビに覆われる事にこだわらず、2ヶ月程度熟成させて半分以上白カビに覆われたら完成としてもいいと思います。
いずれにせよ、このように白カビクリームチーズは、放っておくだけで作ることができます。
もし、得体のしれないカビが生えたり、変な味がすると思ったら食べないようにしてくださいね。
まとめ
- 白カビクリームチーズは、クリームチーズと白カビチーズを同じ容器に入れて放っておくだけで出来る。
- 白カビチーズは白カビが生きているものと加熱殺菌されて白カビが死滅しているものがある。
- 91日熟成させた白カビクリームチーズは少し食べ頃を過ぎた味だった。
- 2ヶ月程度の熟成が理想的だと思う。
- 2ヶ月程度の熟成で完成させるには底網があった方がいい。
動画で説明
動画ではオトコ中村が自ら出演して白カビクリームチーズについて熱く語っています。
併せてご覧ください。