その他の果実

カリン

2012年11月27日

近所の公園に、カリンの木がある事に気が付きました。

カリン 最初は果実が緑色だったために何か分からなかったのですが、黄色く熟れてきて「あ、これはカリンだ!」と気付きました。

レモンじゃないですよ。

美味しそうな匂いがします。
大きさは、直径15cmくらい。

私、カリンを調理するのは、初めてです。
生では渋くて硬くて、とても食べられないですが、砂糖につけたり、熱を加えたら渋みが抜けるとの事。
今回砂糖で漬けてみましょう。

カリン断面切ってみる。
断面はこのようになっています。
中心部に種がびっしり詰まっていますね。

刻んだカリン細かく切りました。

砂糖に漬けたカリンカリンと同じくらいの重量の、砂糖に漬けます。
砂糖は甜菜糖を使用。
この状態で約1週間放置します。

カリンの種を煮るカリンの種は、捨てずに、10分ぐらい煮ます。
すると、煮汁がドロッとなります。

カリンの種茶?カリンの種茶ができました。
ドロッと葛湯のようなものです。
味は、美味しくも、まずくもありません。
色が茶色いのは、甜菜糖の色です。

カリンの砂糖漬けさて、1週間経ちました。
カリンの砂糖漬けが、完成。

カリンシロップシロップだけを別容器に移しかえました。
これが、カリンシロップです。

カリンシロップのお湯割りカリンシロップをお湯割りにして頂きます。
美味しいですが、酸味が少ないですね~。
おそらく、レモン汁を少量入れると、もっと美味しくなるのじゃないかと思います。
ですがレモンがなかったので、代わりにワインビネガーを入れてみましたが、イマイチでした。

カリン酵母1
残ったカリン果肉で、酵母を育ててみますしょう。
カリン果肉を、ビンに入れて、水で満たして蓋を閉めます。
これを常温で置きます。
1日1回以上は、蓋を開けて混ぜましょう。

カリン酵母21日経過。
特に変化はないかな。
カリン酵母32日経過。
少しシュワーッと泡が出てきました。
カリン酵母43日経過。
蓋を開けるとシュワーっと
泡が出てカリンの良い匂いがします。
カリン酵母54日経過。
少し水が濁ってきました。
アワもたくさん出るようになりました。
酵母液としては、これで完成です。
この液体、このまま飲んでも、カリン味の炭酸飲料として美味しく飲めます。
このカリン酵母でパンを焼くのですが、今回は、より発酵力を強くするために、小麦粉でつないでいきます。
酵母液100ml・強力粉100gを混ぜて、常温で放置します。
カリン酵母61日経過したら、更に 酵母液50ml・強力粉50gを追加して混ぜます。
カリン酵母7もう1日経過。
膨らんできました。
カリン酵母8更に 酵母液50ml・強力粉50gを追加して混ぜます。
カリン酵母9もう1日経過。
ビンの中一杯に膨らみました。

カリン酵母10山芋をすりおろしたような状態で、少しアルコールの匂いがします。
これでカリン天然酵母パンを焼く準備が出来ました。

カリンジャム1カリン酵母を育てた後の、残ったカリン果肉で、ジャムを作ってみます。
カリンと砂糖と、酸味が足りないだろうから、レモンも一緒に入れて煮ます。
このカリン果肉、最初にシロップを作り、次に酵母を作り、最後にジャムになるという活躍で、1石3鳥の働きです。
頼もしいですね~。

カリンジャム2煮詰まりました。
紅く鮮やかな色に変化しました。

カリンジャム3果肉と煮汁を分けます。
煮汁が冷めると、とろりとしたジャムになります。
果肉は、ほとんどのレシピに「食べられないから捨てる」と書いてありましたが、捨てるなんてとんでもない。
私が食べてやろうではないか!
けれど、味は美味しいが、少し渋い、ザラザラした食感で食べにくい。
どうやら、このまま食べるには向かないみたいです。
とりあえず、何か良い料理法が見つかるまで冷蔵庫で保管。
次は、カリン天然酵母でパンを焼いてみましょう。

カリン酵母パンホームベーカリーで、カリン天然酵母食パンを焼きました。

〈材料〉
カリン酵母種(小麦粉をつないで作ったアレ) 100g
強力粉 250g
バターなど油 20g
砂糖 20g
塩 5g
水 120ml
※ドライイースト 1g

※ホームベーカリーの場合、発酵時間が短く、天然酵母だと膨らみきらない間に焼けてしまいます。
きれいに焼こうと思ったら、補助的にドライイーストを使用する必要があります。

カリン酵母パン2カリン酵母パンにカリンジャムを付けて食べる。
カリンジャムが少し渋い…
パンは、カリンの香りがして、なんともいえない深い味わいがあり、めちゃくちゃ美味しいです。

カリン酵母パン3今度は、ホームベーカリーも、ドライイーストも使用せずにカリン天然酵母パンを焼きます。
生地をこねるためにホームベーカリーを使用しますけどね。
こねた生地の1次発酵に約12時間。
発酵時間は、温度や生地の状態を見て判断してください。
そして、あの渋かったカリン果肉が、一晩置くと、味がまろやかになったので、パン生地に混ぜることにしました。
これを適当な大きさに丸めます。

カリン果肉入りこれは、カリン果肉が混ぜてあるパン。

カリン果肉巻きこれは、カリン果肉が巻いてあるパン。

プレーンこれは、プレーンのカリン酵母パン

カリン酵母パンそして、2次発酵は、オーブンを40度に設定して約2時間。
これも、発酵時間は生地の状況を見て決めてください。

2次発酵終了2次発酵完了。
これを180度のオーブンで約20分焼きます。

焼き上がり焼けました。
部屋中にいい匂いが漂い、幸せ~な気分です。

カリン果肉入りカリン酵母パンカリン果肉は、渋みが抜けて、柔らかくなって、美味しくなっています。
パンは、もちろんめちゃくちゃ美味しいです。
天然酵母だと、味わい深くてたまりません。
自分でとってきた果実で、酵母を起こし、パンを焼き、そのジャムをつけて食べるなんて、これほどの食の喜びは、なかなか味わえませんよ。
お金では買えない贅沢ですね。
現代人は、こういった感覚を忘れがちですが、こういった喜びを、多くの人に思い出してもらいたいですね。

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