自家製の6ヶ月熟成チーズが美味しくできました(またチーズその5)
の続き
牛乳からヨーグルトを作り、ヨーグルトの水分を切り、水切りヨーグルトを作り、その水切りヨーグルトを冷蔵庫で1ヶ月乾燥させてチーズを作りました。
チーズを熟成する過程でカビとの戦いなどがありましたが、半年熟成させたチーズは、とても美味しくなり、粉チーズにしてカルボナーラを作りました。
そして15ヶ月熟成させました
正直に言うと冷蔵庫の隅っこの方に、この1個が残っており、存在を忘れて放置していただけなのですが、気が付けば15ヶ月も経っていたという事です。
チーズの様子を見てみる
ラップに包んでいたのですが、それでも冷蔵庫内で乾燥が進んだみたいで、チーズが割れています。
表面に白い粉が発生していますが、カビではありません。
カビにはやられていません。
チーズの水分量が少ないですからカビも生え難いのでしょう。
また、表面の白い粉は、サラサラです。
試しに指に付いた粉を舐めてみました。
めちゃくちゃ美味しい旨味パウダーじゃないですか!
おそらくこれは、塩とアミノ酸の結晶なのではないでしょうか。
そんな感じの味です。
この粉ばかり集めたら良い調味料になりそうです。
ハッピーターンの表面に付けると、きっと最高ですよ。
しかし、ほんの僅かしかありませんので、この粉だけでの利用はできそうにありません。
粉チーズにする
さて、これを粉チーズにするために、包丁で切ります。
チーズを削って粉にする道具が近くに売ってなかったので、とりあえず包丁でチーズをみじん切りにします。
その前に、スライスした段階で少し試食。
美味し~い。
ヨーグルトのかすかな酸味が残り、旨味があり、爽やかな味になっています。
イタリアの硬質チーズであるパルミジャーノやグラナパダーノに比べると、日本の中村チーズは香りがマイルドで、爽やかです。
包丁でみじん切りにして、ザルでふるいにかけると粉チーズの完成です。
ミートソースパスタにかける
チーズが美味しさに貢献しています。
ミートソースが、さほど美味しくなかったのですが、粉チーズが頑張ってくれました。
ミートソースドリアにかける
ミートソースは使いまわしです。
先ほど作ったパスタがご飯に変わっただけかもしれません。
味は普通です。
このチーズは、焼いて美味しさを発揮するタイプではなさそうです。
前回の記事 自家製の6ヶ月熟成チーズが美味しくできました(またチーズその5) で紹介したカルボナーラのような使い方が最も美味しさを発揮するのでしょう。
さて、次へのビジョンは
とりあえず、長期熟成チーズは自宅で作れる事が分かりました。
もう少し成功率を高め、レシピ化できるように研究を進めたいと思います。
また、長期熟成チーズよりも幅広く料理に使えそうな、3ヶ月くらいの中期熟成チーズの研究も積極的に進めたいと思います。
このシリーズは、まだまだ続きますよ。