2012年9月20日朝、京都御苑を散策。
お!
美しいキノコ。
何個も引っ付いて生えているのもあります。
ウンコみたいですが違いますよ。
2個だけ採取しました。
乱獲はいけませんよ。
これは、アミタケ(イグチ科)だと思います。
※後日注
〔ご指摘いただいたのですが、これはアミタケではなく、チチアワタケではないかと、思います。
以下、チチアワタケだと思って読んでください。〕
表面にぬめりがあります。
最近、キノコの勉強をして知りましたが、ヒダがスポンジ状(管孔と言う)のキノコは、たいていイグチ科で、イグチ科のキノコは、ほとんどが無毒で安全です。
キノコ初心者は、イグチ科から攻めてみると良いのではないでしょうか。
ちなみに、私が初めて食べた野生のキノコは、猛毒のキノコが多いテングタケ科の、ツルタケというキノコでした。
その時のキノコです。
多分ツルタケではないかと思います。
そのツルタケと思われるキノコをオリーブオイルで炒めて、塩コショウで味付けしました。
うまかったです。
市販のキノコより断然うまかったです。
シメジとエリンギのうまみと風味を濃くしたような味でした。
今思えば、なかなか冒険をしたものだと思います。
さて、話をアミタケに戻します。
裏返して撮影。
切った断面を撮影。
味噌汁に入れました。
味噌は自家製です。
クセは全くありません。
ナメコみたいにツルッとしていて、ふわっとして、普通に食べられました。
そしてまた2012年10月4日朝、京都御苑を散策。
お!?
アミタケ発見。
※後日注
〔たぶんチチアワタケの間違い〕
チラホラと発生しています。
ん!?
あちらこちらに、結構生えています。
おお!!
よく見ると、足の踏み場も無いくらい、たくさん生えています!
豊作じゃ!
豊作じゃー!!
テンション上がりました!
これ、もし全部採ったら、風呂の浴槽をアミタケで一杯にすることも出来そうです。
もちろんやらないですよ。
例えですよ。
先日の台風による雨の影響で、多く発生したのかもしれないですね。
形の良いものや、きれいなものだけ、ごく一部採取しました。
乱獲はいけませんよ。
全体からすれば、ほんのわずかの量ですが、これだけ採れました。
早速料理してみます。
アミタケの料理は、ナメコと同様の料理法だと、間違いないと思います。
例えば、味噌汁の具にする。
又は、ゆでて大根おろしとポン酢でいただくなど。
けど、たくさんあるから、少し実験で炒めてみます。
豪快に切って熱したフライパンに放り込む。
ジューっという音。
すぐ、しんなりとなって、これだけボリュームが減りました。
キノコってそんなものですよね。
料理する前は、こんなに大量に?って思うくらいが、ちょうどよかったりします。
アミタケのソテーが完成。
お味は?
うーむ…
つるっとしていて、ふわっとしています。
で、お味は?
ん~
やわらかいです。
で、お味は?
え~っと…
黄色い汁がいっぱい出ました。
まるでターメリックで炒めたみたいです。
で、味はどないやねん!?
いや、あの~
その~
美味しくないです。
どうやら、炒め物にはあまり向いてないみたいです。
炒め物に使うなら脇役で使いましょう。
というわけで、我が家では、残りのアミタケは味噌汁に使用しました。
味噌汁に入れると色が悪くなりますが、やっぱアミタケは味噌汁が一番。
ですが、味噌汁に使用しても、特別美味しいというわけでもないですね。
実を言うと、香りがあまり良くないのです。
アミタケは、少しだけなら、自然の恵みと思ってありがたくいただく事ができるのですが、あまり大量に採取したら、処理に困るので、気をつけましょう。
その後(ここからが重要)
コレを食べたのは朝8時頃でしたが、その3時間後、午前11時頃に、お腹を下しました。
この時は、たまたまお腹を下した程度に思っていました。
また、その夜、このキノコを味噌汁に入れて食べました。
それを食べたのは、午後6時頃。
そして、約3時間後の、午後9時頃に、お腹を下しました。
この時点でやっと、あのキノコが原因じゃないか?
と気付きました。
私の家族も、同じ物を食べたのですが、あまり美味しくなく、食べたのが少量だったために、何もありませんでした。
私は、採ってきた責任から、たくさん食べました。
このキノコ、少量なら問題ないが、大量に食べるとお腹を下すという事ですね。
食べて3時間後に、突然お腹の中にグワーっと何かが催してきます。
そして、トイレで全てを発散したら、あとくされなしでスッキリ!
何の後遺症もありません。
アミタケを調べてみると
アミタケはゆでると紫色になるみたいです。
だから、味噌汁に入れると紫色になるはず。
けれど、今回紹介したキノコは、味噌汁に入れても、紫色にはなってませんでした。
今回のキノコは、アミタケでは無く、チチアワタケではないだろうか?
と思います。
たぶんチチアワタケでしょう。
キノコの同定は難しいですね。
ウィキペディアによると、青森では、このキノコ、ハラクダシと呼ばれているらしい。
まさにその通りの名前!
一応、食用キノコとして通ってはいるものの、中毒を起こす種類もあるとか。
もしかして、私はそれを食べたのかな?
私なりの見解を述べさせていただくと。
食用キノコと思っても差し支えないと思いますが、多食は禁物。
そもそも、あまり美味しくないので、たくさん食べる気は起こらないと思うが、食べるなら2個まで。
それ以上食べると、3時間後にトイレへ直行することになります。
逆に、便秘の人にはお勧めです。