これは鴨川のイタドリです。
イタドリは、ものすごく繁殖力が強く、公園でも、道端でも、山でも何処にでも生えています。
桜の咲くころに芽を出し、5月の中ごろには、大人の背丈くらいまでぐんぐん伸びて群落を形成します。
そして、刈られても、根が残っているので、すぐ伸びてきます。
刈っても刈っても伸びてくる強い雑草です。
これが、山菜として食べられているのは知っていましたが、こんな雑草を食べる気など起こりませんでした。
食べたくないけれど、山菜として食べられているなら、美味しいという事ですね。
ならば、気が進まないけど、食べてみましょうか。
先端の自然に折れるところから採ります。
弱気の少量収穫です。
ちょっとかじってみると、酸味と少しのエグ味があります。
まあ、この味なら調理次第で美味しくなるのではないでしょうか。
若芽の部分は、さっと茹でて、1時間くらい水にさらし、その後、おひたしにします。
酢は使っていないのだけれど、三杯酢に漬けていたかのような酸味が出ています。
この酸味は、素材本来の酸味です。
そして、何か味わい深いです…どんな味わいかと言うと、田舎の味わいとでも言ったらいいでしょうか。
この味わい…決して良い味わいでは、ないです。
う~ん、あまり美味しくないかな。
家族皆は、1口だけ食べて、2口目は手が出ない様子。
こちらも、味付けに酢を混ぜたかのような酸味がアクセントになっています。
ん?
これは、美味しい。
田舎の良い味わいがあります。
こちらは、家族皆に好評で、すぐに売り切れました。
と言うことで、イタドリの葉は美味しくないけど、茎は美味しいです。
その後、京北の道の駅に行った時、そこでイタドリを売っているのを目撃しました。
売られているのか~。
今までは、手強い雑草としか思ってませんでしたが、きちんと売られている山菜だったようです。
見る目が変わりました。