ブリーチーズと言うより、どちらかと言うとカマンベールチーズが完成(ブリーチーズ後編)
の続き
試行錯誤の末、とうとう手作りでカマンベールチーズのような白カビタイプチーズを作る事に成功し、ワインとともにチーズを楽しみました。
また、それまでに作って白カビが生えなかったチーズにも、成功したチーズの白カビを移植することができて、徐々に白カビが生えてきました。
その時の画像です。
これは、前回紹介した画像で、熟成期間が20日の時点での画像です。
白カビ移植に成功して、少し白カビが生えてきたと同時に、変な青カビもポツポツと発生したので、青カビは取り除きました。
キッチンバットにチーズを置いて、その上からラップを被せていましたが、この状態ではキッチンバットに密着してる部分に白カビが育ちません。
また、上の部分もラップが引っ付いて、白カビがうまく育ちません。
そこで、100均のタッパーに、100均の底網を敷き、その上にチーズを乗せ、蓋をして冷蔵庫の中で熟成させる事にしました。
それから10日経過
順調にふわふわの白カビに覆われてます。
熟成期間は通算で30日です。
冷蔵庫の中は空気が乾燥してますが、このようにタッパーの中に入れて蓋を閉めると、タッパー内はジメジメした状態になるので、これは白カビにとって理想的な環境だと思います。
ただ、冷蔵庫の中は温度が低く、熟成のスピードはゆっくりになります。
その代わり、雑菌にやられるリスクは低くなります。
気温が15℃以下なら、常温でも大丈夫だと思います。
気温が5℃以上で15℃以下なら、冷蔵庫に入れるより、常温で置いた方が熟成のスピードを早める事ができるでしょう。
裏返してみました。
やはり、裏面は、20日間キッチンバットに置いていたせいで、ほとんどカビが生えてません。
もう少し熟成させましょう。
さらに10日経過
裏面もほとんど白カビに覆われました。
熟成期間は通算で40日です。
これで、ひとまず完成という事で、試食してみましょう。
本当は、もう少し長い期間熟成させた方が良いように見えるのですが、この日はボージョレヌーボーの解禁日だったのです。
ボージョレヌーボーと、このチーズも共に解禁といきましょう。
Ch ドゥイリー ボジョレー ヌーボー 2017
ジョルジュ・デュブッフ社提携の畑の中で、最も日当たりの良い場所のブドウを収穫したので、濃厚で果実実たっぷりだと、リカーマウンテンの店員さんが、やたらと勧めるので、「ほな買いますわ。」と買ってきました。
チーズは、私が手塩にかけて育てた白カビタイプのチーズです。
世界に一つしかありませんから、お勧めしたくでもできません。
チーズは若く、ヨーグルトの酸味がほんのり残ってさわやかで、白カビによる旨味とコクもあり、美味しいです。
ワインは店員さんが熱く勧めるだけあって美味しかったです。
チーズも若く、ワインも若く、ピッタリでした。
自家製白カビチーズを料理する
白カビタイプのチーズを作って、ワインと一緒楽しむのは、最高に幸せなんですが、ワインと一緒に楽しむだけでなく、もっと他の方法でも楽しんでみましょう。
自家製白カビチーズをたっぷり使ったチーズリゾット
お米 1合(無洗米を使うか、洗って水を切っておく)
熱湯 2合
固形スープの素 1個(熱湯に溶かしておく)
自家製チーズ 60g
バター 20g
玉ネギ 1/4個(みじん切りにする)
ベーコン 20g(細かく切っておく)
コショウ 少々
フライパンでベーコンと玉ネギを炒めコショウを入れる。(玉ネギの在庫が無かったので、玉ネギ無しで作ってます。)
バター10gを溶かし、お米を炒める。
お米に火が通ったらスープの半量を入れる。
お米が水分を吸ったら、残りのスープを入れる。
さらにお米が水分を吸ったらバター10gとチーズを入れ混ぜる。
チーズが溶けて混ざったら完成。
美味しいです。
リゾットという料理を作るのが初めてだったので、決して上手に作れた訳ではないのですが、チーズがイイ味出してます。
チーズの味を楽しむ事が出来ました。
子供たちも喜んで食べました。
ワインと共にチーズを食べるだけだったら子ども達は楽しめませんから、こうやって料理にしたら家族皆で楽しむ事が出来ていいですね。
自家製白カビチーズをたっぷり使ったサンドイッチ
これです。
丸パンを焼いてタマゴサンドにしました。
このようにチーズをスライスしてパンに挟んでいます。
おかげでチーズがしっかりと主張してます。
市販のスライスチーズと違い、白カビタイプのコクと香りを感じる事ができて満足でした。
これも家族でいただきました。
自家製白カビチーズ入りハンバーグ
ハンバーグに自家製白カビチーズを入れて焼きます。
鉄フライパンで焼きました。
自家製白カビチーズ入りハンバーグ。
ハンバーグの中から溶けたチーズが出てきて美味しかったです。
これは中村家の日曜日の晩御飯として、家族で美味しくいただきました。
まとめ
このチーズは、火を通すと、トロッと溶けるので、料理に使いやすかったです。
だからと言って今後とも同じようにチーズを作れば同じようなチーズが完成するのかというと、まだそこまで分からない段階です。
何回か作って情報を蓄積していこうと思います。
チーズ作り当初の目標である「自宅で特別な道具や材料を使わずにチーズを作る」というのは、とりあえず達成したかと思います。
次は、誰もが自宅で特別な道具や材料を使わずにチーズを作る事が出来るようにレシピ化しなければいけませんね。
引き続き研究を続けていきます。