スキレットでバナナのアップサイドダウンケーキを焼く
キャンプでのスイーツに最適な、スキレットを使ってバナナのアップサイドダウンケーキを作ります。
アップサイドダウンケーキとは、ひっくり返すケーキという意味で、スキレットとかケーキ型にフルーツ等の見栄えのいいものを並べてから、その上にケーキ生地を流し込んで焼いて、それをお皿にひっくり返すと、上にフルーツがびっしり並んで綺麗っていうケーキです。
これは、過去に紹介したパインのアップサイドダウンケーキです。
こんなのも焼くことができます。
今回は、バナナのアップサイドダウンケーキを作ります。
【目次】
1.バナナのアップサイドダウンケーキの材料
2.炭火について
3.炭火をおこす
4.ケーキ生地を仕込む
5.アップサイドダウンケーキを焼く
6.アップサイドダウンケーキをひっくり返す
7.まとめ
8.動画で説明
バナナのアップサイドダウンケーキの材料
【バナナのアップサイドダウンケーキの材料】8〜10人前
バター(炒め用) 10g
バター(生地用) 100g
・米粉又は薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 3g
・砂糖 80g
・ココアパウダー 30g
卵 2個
バナナ(生地用) 2本
バナナ(トッピング用) 6本
材料は、家で計量してから現地に持っていくといいです。
米粉とベーキングパウダーと、砂糖とココアパウダーを一つの袋に入れてミックス粉としておきます。
ミックス粉の袋を揉むようにして混ぜておくといいですよ。
炭火について
スキレットでケーキを焼く場合、炭はオガ炭か備長炭などの白炭でなければけません。
このようにスキレットの蓋に炭を乗せて焼くのですが、白炭でなければ途中で火が消えてしまうのです。
オガ炭なら、焼き始めから焼き終わりまで、安定した火力で燃え続けてくれます。
オガ炭は火が付きにくいのでこのようなチャコスタという道具が必要です。
チャコスタがあれば着火剤1個でオガ炭に火をつけることができます。
チャコスタは火おこしには必須のアイテムです。
炭火をおこす
蓋付のバーベキューコンロをいつも使っています。
この中には、前に使った消し炭が入っています。
まず、消し炭をチャコスタに入れます。
炭は、こんなに沢山要らないですけど、とりあえず入れました。
それから、新しいオガ炭も入れます。
新しいオガ炭は、スキレットの上に乗せる分です。
スキレットの上からは強い火力で加熱する必要があるので、消し炭でなく新しい炭を使います。
コンロの真ん中にに着火剤を置いて火を点けます。
その上にチャコスタを乗せます。
これで、1時間程度放置すれば炭が真っ赤っかに燃えてくれます。
ケーキ生地を仕込む
火をおこしてる間に、チャコスタの上にボウルを乗せて、バターを入れて溶かします。
バナナを2本むいて、フォークで細かく潰しておきます。
溶かしたバターに卵を1個ずつ加え混ぜます。
卵は冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵を使うと、バターが冷え固まって分離しますから、常温の卵を使います。
ミックス粉を二回に分けて入れ混ぜ、バナナを入れゴムベラで混ぜます。
これでケーキ生地の準備はOKです。
アップサイドダウンケーキを焼く
着火から1時間ほど経って、炭が燃えてきました。
一旦バーベキューコンロにぶちまけます。
新品のオガ炭は、スキレットの上に載せるので、確保しておきます。
沢山の炭を燃やしてしまいましたけど、こんなに沢山必要ないですから、いらない炭は消壺に入れて火を消す事にします。
消壺の蓋を閉めたら、中の酸素が無くなって、火が消えるのです。
炭を取り除いて、このくらいの火力にしておきます。
これがスキレットの下から加熱する火力になります。
そして、焼き網を置きます。
スキレットを置き、炒め用のバターを溶かします。
バナナを切ってスキレットに並べていきます。
バナナの上にケーキ生地を入れて、表面をならします。
スキレットの蓋を閉めて、よく燃えたオガ炭を3個ほど上に置きます。
これで20分程度焼きます。
10分くらい焼いたところで、下からの火力が強そうに感じたので、炭を1個減らしました。
この火力で残り10分焼きます。
15分焼いた時点で蓋を開けて様子を見てみます。
お、いい感じに焼けてますね。
あと5分程度、また蓋をして焼きます。
20分焼いたところで蓋を開けて、竹串を刺して、焼け具合を確認します。
竹串に生地がついてこないので、これで中まで焼けたことが確認できました。
蓋の上の炭を取り除き、火から下ろして1時間程度冷まします。
そして、コンロの中に焼けた炭を全部戻します。
そして、コンロの蓋を閉めたら、酸素の供給が無くなって、火が消えます。これで、また炭を再利用することができます。
アップサイドダウンケーキをひっくり返す
1時間くらい冷ましたので、ひっくり返します。
蓋を開け、ゴムベラで、周りを剥がします。
あまりくっ付いてる様子はありませんでした。
そして、お皿をかぶせます。
ひっくり返します。
ここでケーキがぐちゃぐちゃに壊れてしまうこともあるので、ちょっと緊張する瞬間です。
スキレットを取り除くと…
ちょっとこんがり焼きすぎてますねー。
下からの火力が強そうな感じがしたので、途中で火力を弱めましたが、最初から弱い火力で焼いていたらちょうど良かったかも知れません。
それでは切り分けていただきましょう。
断面はココアの色とバナナの色ですね。
甘さ控えめで、ココアの風味がバッチリ効いて、しっかりチョコバナナ味になってます。
表面はちょっと焦げてますけど、全く苦くないです。
美味しいです。
まとめ
- アップサイドダウンケーキとは、ひっくり返すケーキ。
- スキレットでケーキを焼く場合炭はオガ炭か備長炭などの白炭でなければいけない。
- オガ炭は火が付きにくいがチャコスタがあれば着火剤1個で火をつけることができる。
- 炭火をおこしている間にケーキ生地を仕込む。
- スキレットの下は弱火で上は強火にして20分焼く。
- 下火は強ければ焦げるので火力に注意が必要。
動画で説明
動画では、オトコ中村が自ら出演して説明しています。
ブログでは紹介してませんが、途中で少しハプニングがあったのですが、動画ではバッチリ記録されています。
併せてご覧ください。