私は、ムール貝という貝は、日本人の口に合わないマズイ貝であると思っていました。
今まで外国産の冷凍や真空パックしか食べた事が無く、そういった物は、苦いような雑味と、臭みと、味気なさと、マズさの三拍子が揃っているというのが、私の感想です。
そんなある日、妻が広島産のムール貝を買ってきました。
私が最近 ラマーサのような美味しいパエリアの作り方 で紹介したように、パエリアを頻繁に作っているので、これを使ってパエリアを作れという事らしい。
そもそも、国内産のムール貝って売っているのですね。
知りませんでした。
私は、ムール貝はマズイと思い込んでいたために、生鮮食品売り場でムール貝を売っていたとしても、目に止まらなかったのかもしれません。
国内産ならマズくないかもしれない。
それならムール貝を料理してみようではありませんか。
ムール貝を料理するのは初めてです。
調べてみると、夏はムール貝の旬で、この期間は国内産も出回っているみたいです。
ムール貝の下処理
料理する前に、まず少し下処理が必要との事。
足糸と呼ばれる毛のようなものを引きちぎり、殻に付いている汚れを落とします。
殻と殻をこすり合わせれば、簡単に汚れが取れます。
きれいになりました。
白ワインか日本酒で酒蒸しにします。
これで下処理完了です。
鍋の底に沈んでいるスープは、ムール貝の旨みがたっぷりなのでパエリアを作るときに使用します。
では、パエリア以外にも1品作ったので、それも紹介しましょう。
◆ムール貝のビネグレットソース
ビネグレットソースは、トマト・パプリカ・玉ネギをみじん切りにして、オリーブオイル・白ワインビネガー・塩・コショウで味付けしたものです。
それを、冷やしたムール貝の上に乗せます。
食べるときは、貝を手でつまんで口の中に流し込みます。
うっうまい!!
ムール貝って美味いですね。
牡蠣のようにツルッと口の中に入って溶けていきます。
上品な貝の味わいと、ビネグレットソースの味が相乗効果で、驚きの美味しさと、心地良い余韻が口に中に続きます。
辛口の白ワインがあれば相性抜群、いつ死んでもいい味です。
ムール貝って美味しいです。
◆ミックスパエリア
もう、はちゃめちゃに美味いです!!
アサリやハマグリ等と同等かそれ以上の良い味が出ています。
そのムール貝の旨味が、お米一粒一粒にぎっしり詰まっていて口の中で、その一粒一粒の旨味が爆発して息が止まりそうなくらいの美味しさです。
結論、「ムール貝は美味しい!!」
※美味しいと言っても、国内産に限りますよ。
さて最近、頻繁にパエリアを食べていますが、いつも食べる時間は、夕食後の子どもが寝静まってから、いわゆる夜食の時間に食べています。
我々日本人が「スペイン人は、1日5食も食べている」と、驚き半分と軽蔑半分で言いますが、最近の私は、朝・昼・晩・夜の1日4食です。
3時におやつを食べたら、しっかりと5食という事になります。
スペイン人と同じではありませんか!?
そろそろ眠くなってきた。
シエスタ(昼寝)の時間かな。