今年も味噌作りの季節がやってきました。
1月~2月頃が、空気中の雑菌が少なく、味噌作りに適しているらしいです。
手作り味噌は本当に美味しいですよ。私は手作り味噌の魅力に取り付かれて、今回が4回目の味噌作りになります。
以下に説明するレシピの分量は、一般の家庭で作るのに標準的な分量ですが、4人家族が毎日味噌汁を飲んで3~4ヶ月で味噌が無くなるぐらいの量です。1年間自家製味噌だけで味噌汁を飲もうと思ったら、3~4倍の分量で作らなければいけないです。
実は、私もそうしたいのですが、そんなに大容量の大豆をゆでる鍋が無いもので、この分量に落ち着いてます。
という訳で作り方。
手前味噌の作り方
大豆1kg
米麴1kg
塩400g
この分量で味噌が4㎏ぐらい出来上がります。
まず、大豆を洗って、たっぷりの水に一晩つけておきます。
一晩つけたらこんな状態。豆が水を吸って大きくなってます。
次に豆をゆでます。
灰汁が大量に出るので、ゆで汁を全部捨てます。
そして、再びゆでます。
圧力鍋だと30分ぐらいでゆで上がります。
豆をゆでている間に、塩と米麴を混ぜておきます。
昨年まで圧力鍋使ってたけど、今回は、圧力鍋が故障中で、普通にゆでました。
実は、普通にゆでるのは初めてで、指で豆を軽くつまんでつぶれる程度のやわらかさまでゆでる。ということは分かっていたのですが、軽くつまむといってもその軽さは人それぞれ。
あ、やわらかくなった。と思って、豆を引き上げてみたら、いや待て、ちょっと硬いんじゃないだろうか!?
気にしない気にしない。
ゆで汁は少し残しておきます。
次に豆をつぶします。
ポテトマッシャーがあれば便利です。
やっぱり豆が少し硬い。
という事で、小分けにしてフォークでつぶすことにしました。
親指と手首に相当な負担〈汗〉
豆をつぶし終えたら、先ほど混ぜておいた塩と米麴とつぶした豆をすべて混ぜます。
とにかく大きな容器で混ぜる。
私はギリギリの容器で混ぜたから、混ぜにくいのなんの。
この時、残しておいたゆで汁を使って、世間一般的な味噌の硬さより少し硬いぐらいまで、硬さを調節します。
ここでも手首に相当な負担(汗)
そして、大きな容器に詰め込みます。
野球の球ぐらいの大きさに丸めて、容器に投げつけます。空気が入らないようにこうするらしいです。
表面に塩をまぶします。表面にカビが生えるのを防止するためです。
ラップして蓋して、後は待つだけです。
今はまだ、ただの塩辛い大豆といった味です。
仕込んでから3ヵ月経過
2012年5月2日。
仕込んでから3ヶ月になります。
少し色が付いてきました。
といっても味噌の色には程遠いけど。
本当は、暑い夏を越さないと、発酵が進まないので、2月~5月までの3ヶ月を過ごしたところで、たいした変化は見られません。
仕込んでから半年経過
2012年7月30日。
仕込んでから約半年です。
おそらく味噌らしい味になっているでしょう。
けど、このまま夏を越したらもっと美味しくなります。
10月になったら解禁になる予定です。
8月5日。
味噌を仕込むときは、5月と、7月頃に、それぞれ1回ぐらいは、天地返しをしたほうが美味しく出来上がるらしいです。
天地返しというのは、味噌をかき混ぜて空気に触れさせることです。
もう8月。
味噌の天地返しをするのを忘れていました。
じゃあ、天地返しでもするか。
と、まあ、味噌を仕込むのは、これくらいいい加減でも大丈夫。
蓋を開けてみると、まだら模様になってます。
黒くなっているところは、酸化しているのだと思いますが、まったく問題ありません。
カビは生えていないので、上出来です。
これを底から混ぜてやります。
かき混ぜる時、味噌のとてもいい香りが部屋いっぱいに広がりました。
美味しそう~。
ヨダレが混ざらないように、気をつけて混ぜよう。
表面を平らにして、カビ予防のため隅のほうに塩をふります。
そして、ラップをしいて、蓋をして、常温で置いておきます。
少しだけ味見のために確保。
ぺろりと舐めてみたけど、もうすでに美味しい。
美味しすぎます。
市販の味噌と味比べをしてみましたが、勝負になりません。
ですが、このまま夏を越すまで、さらに熟成させると、もっと美味しくなります。
秋になったら、毎日のように美味しい味噌汁が飲めると思ったら楽しみだなー。
仕込んでから8ヶ月経過
9月16日。
10月になったら解禁にしようと思っていましたが、十分に熟成した色をしているので、もう解禁にします。
良い色してます。
芳しい香り。
少し舐めてみると、もちろん美味しい。
口の中に幸せな香りが広がり、しばらくその余韻が残り、幸せな気分が続きます。
じゃあ、早速これで味噌汁を作りましょう。
味噌汁の具を、何にしようかな?
京都御苑に探しに行こう。
アオミズ。
木陰の湿り気があるところに生えています。
シソに似ていますが、違いますよ。
香りは、ミツバそっくりです。
ミツバの代用として使えます。
みずみずしく柔らかいので、サラダにも、和え物にも使えます。
で、今回は味噌汁の具に使用。
それと、画像は無いですが、ツユクサも摘んできました。
ツユクサも味噌汁の具にします。
さあできました。
摘み菜と手前味噌の味噌汁です。
美味し~い!
のけぞるほど美味しいです。
日本に生まれて良かった~。