バナナケチャップという調味料が秀逸な理由がわかりました!
オムライスで検証!
バナナケチャップいう調味料をご存知ですか。
バナナケチャップとは何なのか、どんな味なのか、どのように料理すればいいのか、なぜ秀逸なのか等をご説明いたします。
【目次】
1.バナナケチャップを知るキッカケ
2.コレがバナナケチャップ
3.容器がおかしい
4.オムライスを作る
5.バナナケチャップの味
6.ケチャップの美味しさを考察
7.まとめ
8.動画で説明
バナナケチャップを知るキッカケ
バナナケチャップの事は、小6の娘から教わって知りました。
バナナケチャップ?
何言ってるの?って思いましたよ。
それで、ググってみたら、すぐにヒットしました。
フィリピンでケチャップといえばバナケチャップなんだそうですよ。
第2次世界大戦の頃、トマトが不足して、代わりにバナナでケチャップを作るようになり、それが定着したらしいです。
そんな事、頭では理解できますが、まだ心は納得できません。
だってケチャップはトマトでしょ。
もう、バナナケチャップの実物を食べてみないと、私の食に対する知的好奇心がどうにもこうにも収まりません。
すぐにAmazonでポチりました。
コレがバナナケチャップ
これがバナナケチャップです。
Amazonで880円で買いました。
PAPA SWEET-SARAP BANANA KETCHUP バナナケチャップ 香蕉喼汁 320g
Amazonで購入楽天で購入
楽天には同じ商品が無かったので、アメリカ製バナナソースの商品リンクになってます。高額なのでご参考までに。
これ、フィリピンでは100円程度で売ってるみたいです。
まず、色に驚きますよね。
赤いやないか!ってね、
原材料を見てみると
【原材料名】
バナナ、シロップ、コーンスターチ、砂糖、食塩、パプリカ、タマネギ/香辛料、酸味料(タマリンド エキス)、安定剤(アラビアガム)ビタミンA
確かにバナナが原材料の先頭に書いてあります。
原材料は、多く使ってる順に記載されますから、バナナが主原料なのは間違い無いです。
これはバナナケチャップです。
味はどやねん?って思いますよね。
これが届いてすぐに、フライドポテトに付けて少し味見してみました。
この味についてはまた後で説明します。
今回はバナナケチャップで、ケチャップを使った代表的な料理であるオムライスを作ってみようと思います。
容器がおかしい
これ、1回使ってみて分かりましたが、容器を逆さにしても中身が出てこないのです。
フィリピンの人どうやって使ってるんでしょうね。
別の容器に移し替え、スプーンですくって使おうと思います。
このアイテムは、菜箸の反対側がスプーンになっている物です。
コレでほじくり出そうと思います。
あ!!
スプーンが入らない!!
要領を得ませんが、箸を突っ込んでほじくり出します。
5分くらいかかって、なんとか移し替えました。
ホンマこの容器の意味分からんわ。
普通の瓶でええやないか!
と思いますね。
逆に、普通のトマトケチャップが入ってる樹脂容器は、容器を押さえると中身が出てくるし、かなり微量でもコントロールできるので、とても便利である事がわかりました。
オムライスを作る
【オムライスの材料】
炒め油 大さじ1
タマネギ 1/4個
ベーコン 30g程度
ご飯 1膳分
塩・コショウ 少々
バナナケチャップ 大さじ2
炒め油 小さじ1
卵 1個
バナナケチャップ 大さじ2
オムライスの具は玉ねぎとベーコンだけのシンプルな物にします。
玉ねぎは、1センチ角程度に切りました。
ベーコンは最初から切ってあったので、そのまま使います。
フライパンを熱し、油をひき、玉ねぎとベーコンを炒め、ご飯を入れます。
ご飯は冷やご飯を入れました。
ご飯がある程度ほぐれてきたら塩・コショウを入れて混ぜます。
さらにご飯がほぐれてきたら、バナナケチャップを入れて混ぜます。
このバナナケチャップは粘度が高く混ざりにくいです。
そしてフライパンにこびり付きます。
ケチャップはトマトケチャップでもフライパンにこびり付きやすいですが、バナナケチャップはさらにこびり付きやすいです。
混ざったら、何か適当な容器に入れておきます。
フライパンを洗ってから、熱し、油を広げてから
卵を溶き、広げます。
先ほどのケチャップライスを卵で包み、そのままお皿にひっくり返します。
仕上げにバナナケチャップをかけます。
バナナケチャップは、ドロっと言うかプルンとしてます。
オムライスの完成です。
バナナケチャップの味
味は、ちょっと甘いけど普通にオムライスです。
バナナケチャップは、知らずに食べるとバナナと分からないです。
私は知って食べましたが、オムライスからはバナナの味を感じませんでした。
バナナケチャップを単独で食べると、それと知ってるから、バナナの味を感じますけど、知らずに食べたら、「このケチャップは少し甘いね、どこのメーカー?」と思うだけですよ。
トマトケチャップよりも少し甘いだけです。
トマトケチャップも甘いですから、甘味に大差ありません。
また、香りも、トマトケチャップと同じような香辛料を使ってるから、あまり変わりません。
ケチャップの美味しさを考察
トマトにはグルタミン酸という旨味成分が含まれていて、それがトマトケチャップの旨味になっています。
グルタミン酸は、昆布出しの旨味成分でもあります。
トマトと昆布出しは共通の旨味成分なのです。
トマトケチャップとか、トマトソースとか、またイタリア料理でトマトを多用しますけど、それらの美味しさの秘訣がトマトに含まれるグルタミン酸なのです。
そして、調べてみるとバナナにもグルタミン酸が含まれてることが分かりました。
だから、バナナケチャップにもグルタミン酸の旨味があって、美味しいのです。
これは奇跡の食材ですよ。
これを開発した人はすごいと思いました。
ノーベル賞クラスの開発ですよ。
いや、イグノーベル賞かもしれませんね。
とはいえ、やっぱり素材がバナナですから、トマトケチャップとはちょっと違います。
けど、これをトマトケチャップと同じように使って料理を作っても大丈夫です。
それでは、次回は、バナナケチャップを手作りしてみようと思います。
まとめ
- フィリピンではバナナケチャップが主流。
- バナナケチャップは容器から出し難すぎて意味が分からん。
- 味はトマトケチャップより少し甘い程度。
- バナナケチャップやトマトケチャップの美味しさの秘訣はグルタミン酸。
当ブログでも過去にケチャップと表記してるレシピはありますけど、それらは全てトマトケチャップの事ですからね。
今後は、何のケチャップなのか明記するようにします。
動画で説明
動画ではオトコ中村が実際にオムライスを作って食べています。
オトコ中村の表情、オムライスを作る部分、フライパンでジューっと焼ける音、などなど、動画でしか伝わらない部分もありますので、併せてご覧ください。