ドングリコーヒーの美味しい作り方
ドングリでコーヒーを作る事ができます。
ドングリをフライパンで焼いたら出来ますよ。
では、詳しく解説していきます。
【目次】
1.まずはドングリを拾う
2.ドングリを炒ってコーヒーにする
3.ドングリコーヒーの豆を挽く
4.ドングリコーヒーを淹れる
5.ドングリコーヒーの味
6.まとめ
7.動画で説明
ドングリは、スダジイやマテバシイなどのアクの少ないドングリを使ってください。
スダジイとマテバシイが分からない方は前回の記事に詳しく書いてありますので、そちらをご覧ください。
まずはドングリを拾う
今回はスダジイでコーヒーを作ります。
これがスダジイの木です。
スダジイの葉です。
スダジイの幹です。
この公園のスダジイは、過去にナラ枯れが流行った時の防護対策で、保護剤でコーティングされてます。
そのため画像では分かりにくいですがテカテカしてます。
そして保護剤でコーティングされてから年数が経つので、木が成長して保護剤がはち切れそうになってます。
実際にはち切れてる部分もあります。
保護剤がはち切れてる画像はありませんが、それを見た時は、北斗の拳でケンシロウが怒った時に筋肉で服が破れるシーンを思い出しました。
スダジイはこのように殻斗(かくと)という殻に包まれてたりするのが目印です。
殻斗は簡単に取れるので、大半は殻斗が取れた状態で落ちてますが、この殻斗がスダジイの目印です。
スダジイを拾います。
今年はスダジイが豊作なのか、たくさん落ちてます。
逆にマテバシイは不作なのか、あまり落ちてるところを見ません。
これだけ収穫しました。
ドングリを炒ってコーヒーにする
まずは、スダジイをフライパンで炒ります。
煎ると殻に割れ目ができて剥きやすくなります。
殻を剥きやすくするために炒ります。
一旦バットに取り出して冷まします。
炒りたてだと熱すぎて殻を剥くことが出来ないので、少し冷ましてから剥きます。
殻を剥きました。
これを中火で炒ります。
中火だと表面だけが焦げて中まで火が通ってないので、弱火にしました。
炒り始めから20分経過しました。
まだまだです。
炒り始めから25分経過。
炒り始めから30分経過。
もう少しかな。
炒り始めから35分経過。
これで良しとします。
バットに入れて冷ましておきます。
これでドングリコーヒーの豆が出来ました。
豆という表現が正しいかどうか分かりませんが、粉になってない豆の状態という意味です。
ドングリコーヒーの豆を挽く
手動のコーヒーミルでドングリコーヒー豆を挽きます。
最初は調子良くグルグル回りましたが、コーヒー豆よりもドングリが固かったために、回転が止まって、それ以上挽くことが出来なくなりました。
この手動コーヒーミルではドングリコーヒーを挽く事ができませんでした。
違う方法で挽きます。
ハンドミキサーの付属品であるグラインダーで挽きます。
イマイチです。
細かくなってる部分もあれば、大粒も残っています。
さらに、パウダープレートというアイテムを使って細かくします。
パウダープレートは、エスプレッソを淹れる時のような細かい粉にする時に使います。
今回のドングリコーヒーはエスプレッソではないのですが、通常のグラインダーでは細かくならなかったので、パウダープレートを使いました。
そしたら、文字通りパウダー状になりました。
ちょっと細かすぎるけど、大粒よりマシです。
とにかくドングリコーヒー豆を挽く事ができました。
ドングリコーヒーを淹れる
コーヒーサーバーにペーパーフィルターをセットして、ドングリコーヒーの粉を入れ、熱湯を少し垂らして蒸らします。
お湯を注ぐポットはセラミック製なのですが、注ぎ口が割れています。
注ぎ口が割れて、細いお湯を垂らすのが難しくなってますが、それ以外は問題なく使ってます。
蒸らしが終わればお湯を注ぎます。
お湯を注いでしばらく経ってもお湯が下に落ちて行きません。
フィルターが目詰まりしています。
これはコーヒーでは起こらない現象です。
ゆっくりと時間をかけて、コーヒーが落ちるのを待ちました。
カップに注ぎます。
これでドングリコーヒーが出来ました。
ドングリコーヒーの味
さて、ドングリコーヒーをいただきます。
ん?
あ、普通にコーヒーの味してます。
ちょっと味が薄いと言うか軽いと言うか…
使った豆の量からすると薄い印象です。
要するにあっさり軽い感じのコーヒーです。
飲んで量が減ったドングリコーヒーにお湯を足して、もっと薄めてみます。
薄めたドングリコーヒーは、普通に香ばしい系のお茶の味がしました。
黒豆茶によく似ています。
「ドングリ茶」でググったら売ってます。
私はそれを飲んだ事は無いですが、きっとこれと同じ味なのでしょう。
まとめ
- スダジイやマテバシイなどのアクの少ないドングリはコーヒーにできる。
- フライパンでじっくり炒るとコーヒーになる。
- ドングリコーヒー豆はコーヒーミルで挽くには固い。
- ドングリコーヒーはペーパードリップすると目詰まりする。けど時間をかければ落ちる。
- ドングリコーヒーはあっさりと軽いコーヒーという味。
- ドングリコーヒーを薄めると黒豆茶にそっくりの味になる。
動画で説明
動画では私がドングリコーヒを実際に作って飲んでます。
動画でしか伝わらない事もあるので、併せてご覧ください。