セイタカアワダチソウの入浴剤の作り方
セイタカアワダチソウの花が咲く直前の蕾で入浴剤を作る事ができます。
入浴剤の作り方と実際に使ってみた感想をご説明します。
【目次】
1.セイタカアワダチソウの蕾を収穫
2.洗って干す
3.煮出す
4. 1日経過
5.もう1日経過
6.セイタカアワダチソウ入浴剤の感想
6ー1.匂い
6ー2.リラックス効果
6ー3.美肌効果
6ー4.温浴効果
6ー5.デトックス効果
6ー6. 1日目と2日目の違い
7.妻にも感想を聞いてみた
8.セイタカアワダチソウの入浴剤はネット通販で売ってる
9.まとめ
10.動画で説明
セイタカアワダチソウの蕾を収穫
ここは鳥取県倉吉市にある東郷池のほとりです。
別の用事があってここまで来たのですが、ここは品質の良いセイタカアワダチソウが群生してます。
↑画像の左側は草が刈られてますが、右側の池のギリギリの所は草が刈られずに残っています。
池のギリギリの所に立派なセイタカアワダチソウが残っています。
まだ花が咲く前の蕾の状態です。
この蕾の部分だけを刈り取ります。
なぜ蕾を刈り取るかと言うと、蕾の状態が、酵素の働きが最も活発だから入浴剤にしたら最も効果的であると言われているからです。
実際に私が花と蕾と葉を入浴剤にしてそれぞれを比べて検証したわけではありませんが、蕾が最も良いと言われてるのです。
この日は、2023年10月1日です。
蕾の状態で収穫するには、鳥取県では10月の初め頃が最適です。
先端の蕾だけを刈り取れば良いのですが、私は根っこも別の目的で使うために、根から引っこ抜いてます。
根でコーヒーが作れるのですよ。
それについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
これだけ収穫しました。
洗って干す
洗うのは必須ではありませんが、一応軽く水洗いしておきます。
ネットに入れてベランダで干します。
雨が降ったりしたので、乾くのに時間がかかりましたが、1週間でカラカラに乾きました。
ちなみに、干してる間も乾くまでは花が開きますから、それを見越して蕾は少し早めに収穫しておく方が良いかもしれません。
干す前に水洗いして水分を与えてますから、乾くまでの時間が余分にかかります。
この量で入浴剤2回分程度です。
入浴剤の濃度はお好みですから、豊富に収穫できる方は、この量で1回分としていただいても、この倍の量で1回分としていただいても構いません。
逆にこの量で4回分としていただいても構いません。
あまり薄いと入浴剤としての効果が薄まるし、濃いと効果は高まるでしょうけど、濃いのにも限度があるでしょう。
その辺はお好みで調節してください。
煮出す
60℃のお湯を沸かします。
60℃というのは目安です。
画像でも60.2℃で、0.2℃超えてます。
この画像は、もっと温度が上がる途中での60.2℃の瞬間ですから、実際このお湯は65℃くらいありました。
この後で水を足して60℃程度まで下げました。
±3℃くらいなら大した問題ではありません。
温度が高い方が多くの成分を抽出できると思いますが、あまり高い温度を持続すると酵素が失活するので、60℃が目安です。
ここに乾燥させた蕾を入れます。
全体をお湯に沈めます。
蓋を閉めて置いておきます。
保温する事が可能なら、60℃で1日(24時間)保温してください。
1日(24時間)というのも目安です。
3日でも構いません。
我が家には保温する術がないので、数時間後に下がった温度をまた60℃に加熱して、また数時間後に下がった温度をまた60℃に加熱してと、2回くらい再加熱しました。
何回も再加熱するのは面倒なので2回程度でいいですよ。
1日経過
こんな色になりました。
油が浮いてますが、これは鍋の蓋に付いてた油が落ちたためです。
セイタカアワダチソウの油分が浮いた訳ではありません。
お風呂に入れる前にまた60℃に加熱します。
冷めたものをお風呂に入れると風呂の温度が下がりますから。
入浴剤2回分として使うので、半分だけ使います。
お風呂に入れました。
これの感想は、後述します。
もう1日経過
もう1日経ちました。
この間も、2回くらい60℃まで再加熱しました。
全てを使います。
この液体を風呂に入れました。
セイタカアワダチソウ入浴剤の感想
セイタカアワダチソウ入浴剤の感想ですが、まず最初に思うのが湯あたりがまろやかになって心地良いです。
以下、様々な角度から感想を述べたいと思います。
匂い
匂いは、カモミールみたいな甘い匂いです。
カモミールの入浴剤とかありますけど、それによく似てます。
カモミールはキク科の植物で、セイタカアワダチソウもキク科の植物ですから、実際に共通点があるのです。
だから、本当に心地良い香りです。
リラックス効果
そして、そのカモミールのような香りが心地よくリラックス効果があると感じました。
リラックス効果は言い換えると鎮静作用と言うみたいですが、イライラや興奮などが抑えられます。
私は別にイライラも興奮もしてませんでしたが、最初からリラックスしてましたが、それでもリラックス効果を感じました。
美肌効果
肌も綺麗になるらしいですけど、1回や2回入ったくらいで効果を実感できるほどではありませんでした。
もっと濃度を濃くしたらいいのかもしれません。
温浴効果
温浴効果ですけど、入浴剤の効果を実感するために普段よりも長い時間湯に浸かってました。
そのために普段よりも温まりました。
だから、セイタカアワダチソウの入浴剤にどの程度温浴効果があるかどうかはよくわかりません。
デトックス効果
画像はイメージです。
実際はこんなに鮮やかな色ではありません。
茶色っぽいです。
デトックス効果もあると言われてますが、私が1回や2回入ったくらいでは効果は分かりませんでした。
1日目と2日目の違い
1日目は、1日鍋に浸けてた入浴剤です。
2日目は2日間鍋で浸けてました。
だから、2日目の方がより多くの成分が抽出されてるから、違いがあるのではないかと思いました。
しかし、特に違いはわかりませんでした。
妻にも感想を聞いてみた
美容マニアの妻にも感想を聞いてみました。
セイタカアワダチソウの入浴剤どうやった?
ハーブティーのお風呂に浸かってるみたいな感じ。
ハーブティー!?
確かにカモミールのハーブティーみたいやったな。
匂いもナチュラルでわざとらしくない自然な香り。
市販の入浴剤には香料が入ってて、わざとらしい香りするもんな。
欲を言えば、セイタカアワダチソウの蕾その物を袋か何かに入れて、お風呂に浮かべたらもっと楽しめるな。
なるほど。
セイタカアワダチソウの入浴剤はネット通販で売ってる
ネット通販でセイタカアワダチソウの入浴剤を売ってます。
Amazonで調べても見つかりませんでしたが、楽天にはあります。
この記事を読んでいるような野草愛好家の方は、ご自分で蕾を収穫してお作りになるような方がほとんどだと思いますが、セイタカアワダチソウの蕾を収穫できるのは1年のうちで、たったの2週間程度です。
今は収穫できないが、どうしても気になるという方や、気になるが作るのは面倒という方は、ネット通販を試してみるのも良いかと思います。
まとめ
- セイタカアワダチソウの蕾で入浴剤を作れる。
- 蕾の状態が最も酵素の働きが活発だから良い。
- 乾燥させて使う。
- 乾燥させる間も花が開くので注意。
- 60℃のお湯で1日浸けて使う。
- カモミールのような香りでリラックス効果を実感した。
- ネット通販でも売ってる。
動画で説明
動画では私が出演して熱く語っています。
妻も声だけ出演してます。
動画でしか表現できない事もあるので、併せてご覧ください。