セイタカアワダチソウあんぱんの作り方
皆様は、セイタカアワダチソウをただの雑草だと思ってませんか?
セイタカアワダチソウは食べる事ができるのですよ。
しかも、美味しいのです。
さらに、驚くことに、薬効も期待できます。
セイタカアワダチソウについては、過去記事で詳しく述べました。
今回は、セイタカアワダチソウは美味しい食材であるという前提で、セイタカアワダチソウのあんぱんを作ります。
セイタカアワダチソウが美味しい食材であるという認識が、まだ出来てない方は、まずは、上記の過去記事をご覧になって、認識を新たにしてから当記事を読んでいただければと思います。
【目次】
1.まずはセイタカアワダチソウを摘んでくる
2.セイタカアワダチソウの下ごしらえ
3.セイタカアワダチソウあんぱんを作る
4.セイタカアワダチソウあんぱんの味
5.まとめ
6.動画で説明
まずはセイタカアワダチソウを摘んでくる
ここは、京都の鴨川です。
ここにもセイタカアワダチソウは生えてます。
河川敷でなくても何処でも生えてるので、好きな所で採取してください。
セイタカアワダチソウの採取シーズンは6月〜7月頃です。
この頃は、まだ伸びきっておらず他の野草に紛れてあまり目立ちませんが、その気になったらすぐに見つかります。
先端の若い葉の部分を摘み取ります。
2〜3分で一盛りのセイタカアワダチソウを収穫できました。
セイタカアワダチソウの下ごしらえ
鍋にお湯を沸かし、セイタカアワダチソウを2分くらい茹でます。
お湯を捨てます。
しばらく水にさらします。
水分を絞って、包丁で適当に細かく切ってからすり鉢でペースト状になるまですり潰します。
これで下ごしらえの完了です。
セイタカアワダチソウあんぱんを作る
セイタカアワダチソウあんぱんの材料(9個分)
強力粉 250g
砂糖 20g
塩 5g
バター 20g
水 110ml
セイタカアワダチソウペースト 50g
ドライイースト 3g
あんこ 400〜500g
パン生地はホームベーカリーに捏ねてもらいます。
あんこ以外の材料を入れてセットしました。
ホームベーカリーがパン捏ねと1次発酵まで済ませてくれます。
パン生地が出来上がるまでの間、あんこを丸めておきます。
あんぱん1個あたり、およそ60gになるようにあんこを丸めました。
ちなみに、あんこは自家製です。
パン生地が出来たら、9等分にして丸めます。
パン生地全部の重さが450g程度だったので、9等分すると1個あたり50g程度の重さになりました。
パン生地を広げて、あんこを乗せます。
ここで気付きましたが、あんこの量が多過ぎで包むのが難しくなってます。
あんこが60gで、パン生地が50gですから、あんこの方が多いのです。
あんこが多ければ、食べた時には美味しいですが、包むのが難しくなります。
あんこがはみ出さないように押さえながら、パン生地を引っ張って伸ばしていきます。
パン生地を引っ張って、生地と生地をつまむように押さえると、くっ付くので閉じることが出来るのですが、生地と生地の間にあんこが挟まるとくっ付かず、閉じることが出来ません。
ちょっと苦戦してます。
何とか閉じることができました。
閉じた面を下にしてオーブン天板に並べます。
これを40℃のオーブンで90分二時発酵させます。
二時発酵完了です。
これを160℃のオーブンで30分焼きます。
焼けました。
セイタカアワダチソウあんぱんの味
では、完成したセイタカアワダチソウあんぱんを食べてみます。
あんこがぎっしり詰まって美味しいあんぱんになってます。
セイタカワアワダチソウの香りは、ヨモギに似てるから、これを知らずに食べるとヨモギあんぱんだと思うでしょう。
ヨモギの香りが甘く柔らかであるのに対し、セイタカアワダチソウの香りは、ガツンと来る強さがあります。
ヨモギは在来種ですから、日本の味という優しい味ですね。
セイタカアワダチソウは、北米原産の植物ですから、北米のダイナミックさがあるような感じです。
どちらも美味しく、あんこに合います。
まとめ
- セイタカアワダチソウは美味しい食材である。
- セイタカアワダチソウの採取シーズンは6月〜7月頃。
- 先端の若い葉の部分を摘み取る。
- 下処理は2分茹でてから、ペースト状になるまですり潰す。
- あんこが多いと美味しいけど包むのが難しい。
- セイタカアワダチソウの香りはヨモギに似てるけど違う。
- 北米原産らしいダイナミックな香りがある。
動画で説明
動画では、私が出演して全て実演しております。
あんぱんを包む場面などは、動画の方が分かりやすいので、併せてご覧ください。