私は、国産品の熱烈なファンです。
特に農作物に関しては、可能な限り国産品を買うようにしています。
サラダ油は、価格の安い輸入キャノーラ油を一切買わずに、高い国産なたね油を買うようになりました。
財布事情は苦しくなりましたが、国産なたね油に口と体が慣れてしまいましたから、もう輸入のキャノーラ油を買う気が起こりません。
また、小麦粉は、ずっと前から国産小麦粉を買い続けています。
ビール用麦芽の国産生産量及び外国産輸入量
農林水産省のデータを元に、ビール用麦芽の国産生産量及び外国産輸入量の表を作ってみました。
平成22年 | 平成23年 | 平成24年 | 平成25年 | 平成26年 | |
国産麦芽 | 41 | 38 | 47 | 48 | 41 |
輸入麦芽 | 537 | 528 | 533 | 527 | 525 |
(単位:千トン)
※出典:農林水産省
平成26年を見ると国産麦芽49千トン、輸入麦芽は525千トンです。
輸入麦芽が国産麦芽の10倍以上です。
国産麦芽のシェアは、約7.2%という事になります。
ビールの製造自体は、ほとんど国内で行ってますが、原材料の92.8%を輸入に頼っているという事ですね。
だったら国産麦芽100%のビールは珍しそうですね。
そして高そう。
ところでこんな商品があります
※画像は、キリン一番搾り滋賀づくりのサイトのスクリーンキャプチャを加工したものです。
画像をクリックしたら出典元サイトに移動します。
「キリン一番搾り滋賀づくり」は、滋賀県産の麦芽を使用したビールです。
これ以外にも、いろいろなご当地一番搾りがありますね。
これらは、普通の一番搾りと同じ値段で売られています。
非常に良心的ですね。
こういった商品は、私のような国産品愛好家には嬉しい限りだと思ってましたが…
ですが、実際にこれを飲んでみると、その感想は…
「普通の一番搾りと変わらんな。」
という期待はずれのものでした。
それもそのはず!
【滋賀県産大麦麦芽一部使用】と書いてあります。
何や!一部かいな!?
一部という事は、滋賀県産麦芽の割合は少ないやろな~。
まるで、滋賀県産麦芽を100%使用したかのようなデザインで、私は、この記事を書くために調べたから気付きましたが、それまでは滋賀県産麦芽100%使用だと思い込んでました。
また、三重づくりも飲みましたが、飲んだ時の体調のせいか、むしろ普通の一番搾りより薄く感じました。
私は薄いと感じましたが、意図的にスッキリというコンセプトで作られたのかもしれません。
ちなみに三重づくりには三重産麦芽使用とは書いてありません。
輸入麦芽100%だと思います。
また、私の地元である京都づくりは、まだ飲んでませんが、調べてみると「京都府産大麦麦芽一部使用」との事。
一部だけならあまり期待できません。
ご当地一番搾りは、必ずしもその地域の麦芽を使っているわけではなく、その地域のイメージに合った味に作られているようです。
福岡づくりは福岡県産100%
※画像は、キリン一番搾り福岡づくりのサイトのスクリーンキャプチャを加工したものです。
画像をクリックすると出典元サイトに移動します。
調べてみると、福岡づくりは100%じゃありませんか。
これは是非とも飲んでみたいです。
しかし、福岡県を中心とする福岡工場出荷エリアでしか販売してないので、福岡方面に行かないと飲めないでしょうね。
サッポロ NIPPON PILS(ニッポンピルス)
※画像はサッポロビールのサイトより拝借。
画像をクリックすると出典元サイトに移動します。
こちらは2015年12月8日に数量限定で販売されていたみたいです。
知りませんでした。
知ってたら買っていたでしょうね。
これは麦芽だけでなくホップも100%国産です。
飲んでみたいですが、数量限定ですから、もう売ってません。
もっと売って欲しいのですが、そして、売ったら売れると思うのですが、おそらく原材料の確保が難しく、数量限定にせざるを得なかったのでしょう。
あとはクラフトビール
クラフトビールにも国産麦芽100%のビールは、いろいろとあるみたいです。
ですが、大量生産ではないので、いつでもどこでも買えるものではありません。
そして、それ相応の値段がするでしょう。
それ相応の値段というのは、要するに高いという事です。
という訳で、入手困難なのです。
国産麦芽100%ビールはレア
ところが、他に国産麦芽100%のビールを飲む方法が見つかったのです。