道の駅で、こんな巨大なかぼちゃが、なんと200円で売られていたので、思わず買ってしまいました。
鶴首かぼちゃと言う品種で、日本の固有種だそうです。
キュウリに似てますが、違いますよ。
かぼちゃもキュウリも仲間だから、似ていて当然かもしれないですが。
大きさ比較のためにCDと一緒に撮影。
重さを量ってみました。
キッチンスケールでは、最大2㎏までしか計れないので、重量オーバー。
なので、体重計に乗せてみる。
4.5kgありました。
で、でかい。
こんなにでかいかぼちゃの味は、はたしてどんな味でしょうか?
とにかくこれを食べてみましょう。
切ってみる。
種は、先端の部分だけに入っています。
それ以外は、こんなふうに、ギッシリ実が詰まっています。
切り口から水がじわーっと染み出してきます。
水分が豊富なのでしょう。
まずは、シンプルに煮物。
こうやって、シンプルに調理することによって、素材の特徴をつかみ、どのように調理するのが良いか判断するのです。
味は、いわゆる栗かぼちゃとは正反対の、あっさりかぼちゃです。
あっさりしすぎて、かぼちゃ自身の味はあまり感じません。
はっきり言って、あまり美味しくないです。
この品種はこういう味なのかな?
もしかしたら、化学肥料で図体だけ大きく育てられたのかもしれません。
とにかく、美味しく食べるには、調理する側の腕前が必要かも。
4.5kgもどうやって料理したらいいのだ?
煮物で600グラム消費したので、残り3.9kg
せっかく買ったのだから、無駄にできないからなぁ。
私は、食べ物は絶対に捨てないのです!
よし、とことんかぼちゃ料理を満喫してやろうではないか。
と、私の挑戦が始まりました。
鶴首かぼちゃ食パン
パン生地にかぼちゃを練り込みました。
このパン、あまりかぼちゃの味がしないですが、ふつうに美味しいパンです。
残り 3.7kg
鶴首かぼちゃサラダ
味は、タマゴサラダ(かぼちゃ入り)と言う味です。
かぼちゃがあっさりしすぎて、タマゴの味に負けています。
ところでこのかぼちゃ、茹でると繊維状にほぐれて、そうめんかぼちゃみたいになります。
画像では分かりにくいですが、そうめんかぼちゃのサラダになっています。
残り 3.2kg
鶴首かぼちゃスープ
それなりに美味しいです。
スープには、向いてるかもしれません。
600g
残り 2.6kg
鶴首かぼちゃプリン
美味しいです。
けど、かぼちゃの味は控えめです。
残り 2.2kg
鶴首かぼちゃのカップケーキ
作っている最中にベーキングパウダーが無いことに気付き、ええい!と、そのまま焼きました。
膨らんでいない、どっしりカップケーキです。
味付けは美味しくできています。
残り 1.9㎏
よし、これで、半分以上調理したぞ!
次は、発想を変えて、かぼちゃとは違う食材だと思って調理してみることにします。
どちらかと言うとキュウリのような感覚で調理してみましょう。
ちょっと発想を変えて調理する
まず、残った皮も無駄にはしません。
皮は厚めにむいて、刻んで干します。
1日干して、少し乾きました。
これを、きんぴらにしてみます。
干し鶴首かぼちゃのきんぴら
干したら味が引き締まって美味しいです。
これは成功。
残り 1.5㎏
鶴首かぼちゃのぬか漬け
今度はぬか漬けにしてみます。
美味しいです。
キュウリのぬか漬けが硬くコリコリとした食感になったみたいです。
残り 1.0㎏
鶴首かぼちゃのシャキシャキサラダ
今度は、かぼちゃを短冊に切って軽く30秒ほど茹でて、サラダにしました。
さわやかで、シャキッとした歯ごたえが美味しいです。
かぼちゃの味の主張があまり無いので、あっさりしたドレッシングが合うと思います。
残り 0.7㎏
鶴首かぼちゃの漬物
次は、かぼちゃを刻んで、塩をまぶします。
塩の量は、かぼちゃの重量の3%
重石をして、一晩おきます。
翌朝。
水が上がってます。
これで完成です。
鶴首かぼちゃの一夜漬け。
醤油を少したらしていただきます。
コリコリと、キュウリを硬くしたよう感覚です。
ご飯のお供に美味しいです。
かつお節があれば、もっと美味しいはずです。
残り 0.4㎏
干し鶴首かぼちゃの炒め煮
残りのかぼちゃ全部を、1センチぐらいの太さに切って干します。
1日干しました。
これを炒め煮にしてみます。
干し鶴首かぼちゃの炒め煮。
普通に煮るよりも、ずっと美味しくできました。
残り 0.0㎏
やったー!ノルマ達成!!
というわけで、全部消費して、やっと鶴首かぼちゃを美味しく調理するコツをつかみ始めた、と言うところでしょうか。
まとめ
要するに
かぼちゃと言うよりは、キュウリに近いかも。
干してから調理すると良いかも。
あまり火を通さないほうが良いかも。
という事が分かりました。
次に出会ったときには、もっと美味しく調理してやるから待ってろよ~。