小松菜のぬか漬けは美味しいだけでなく腸活もできるのでオススメ
腸内環境を改善してくれるぬか漬け。
小松菜は、下漬けをしてから、本漬けをするという2段階の漬け方をするとめちゃくちゃ美味しくなります。
これを読めば小松菜の美味しい漬け方が理解できますよ。
【目次】
1.家で漬物を漬けるメリット
2.下漬け(塩水に漬ける)
3.漬物石がない場合
4.下漬けにかかる時間は6〜24時間程度
5.下漬け完了
6.本漬け(糠に漬ける)
7.本漬け完了
8.小松菜のぬか漬け完成
9.まとめ
10.動画で説明
ぬか漬けといえば、まずキュウリですけど、前回の記事でご紹介した通り、キュウリが高騰し始めました。
行きつけのスーパーでは、それまで3本入りが100円(税別)で売ってたのに、急に3本入りが198円(税別)になりました。
キュウリ農家の人からすれば、仕方のない事でしょう。
それでも安く売ってるのかもしれません。
しかし、私のような庶民の感覚からすれば、同じ物が倍の値段で売られたら買う気が萎えますよ。
キュウリが高くなり、他にぬか漬けにする野菜はないかと思っていたら、小松菜が安く売ってたので買いました。
小松菜も糠漬けにするとめちゃくちゃ美味しいです。
これもホンマおすすめです。
小松菜は、キュウリと違って、そのまま糠に漬けても美味しく漬かる訳ではありません。
下漬けをしてから本漬けをするという2段階で漬けます。
家で漬物を漬けるメリット
家で漬物を漬けるのは、はっきり言って面倒くさいです。
しかし、家で漬物を漬けるのは、面倒くささを上回るメリットがあるのです。
全ての漬物がそうではありませんが、漬物という物は、漬けている間に乳酸発酵します。
もちろんぬか漬けも乳酸発酵してます。
乳酸発酵する事で、腐敗しなくなるのです。
乳酸発酵した漬物を食べると、乳酸菌の働きで腸内環境が良くなります。
だから、乳酸菌を積極的に摂取するために漬物を食べる事をオススメします。
市販の漬物は、ほとんどが乳酸発酵していないので、それを食べても乳酸菌を摂取できません。
最近は、活きた乳酸菌が入った漬物というのも売ってるので、そういった漬物を買って食べるのも良いでしょう。
しかし、手作りの漬物は、乳酸菌のパワーが違います。
例えて言うなら、手作りの漬物の乳酸菌は天然の乳酸菌です。
活きた乳酸菌入りの漬物に入ってる乳酸菌は、養殖の乳酸菌です。
天然の乳酸菌は、悪玉菌に打ち勝つ善なるパワーが違います。
ちょっとオーバーな話ですが、家族の健康にも関わってくると思います。
という訳で、前置きが長くなりましたが、小松菜のぬか漬けの美味しい付け方をご紹介したいと思います。
下漬け(塩水に漬ける)
まず3%の塩水で小松菜を下漬けします。
ボウルに塩30g と水1リットルを入れ、混ぜて塩を溶かします。
そこに小松菜を入れます。
このままでは浮かび上がってくるので、漬物石を載せます。
蓋を乗せて、このまま6時間以上置いておきます。
蓋がなければラップでも被せておくと良いでしょう。
漬物石がない場合
タッパーに塩30gと水1リットルを入れて混ぜます。
小松菜を、まず、ひとたばの半分を入れてから、反対向きにもう半分を入れます。
手で押さえつけて、一旦沈めます。
完全に沈まなくても、沈めたことによって小松菜全体に塩水が付けば、それで良いです。
重石を乗せなくても、自然としんなり漬かっていきます。
蓋をしてこのまま常温で6時間以上置いておきます。
下漬けにかかる時間は6〜24時間程度
夏だったら、24時間も置いておけば乳酸発酵が始まって、家の中に漬物臭が広がるでしょう。
乳酸発酵が始まると味は美味しくなるので、私は乳酸発酵を歓迎しています。
美味しくなるだけでなく、乳酸菌が豊富になると、それを食べたら腸内環境の改善が期待できます。
だから、乳酸発酵は美味しくて身体に良いと一石二鳥なのです。
けど、家の中に漬物の匂いが広がります。
匂いが嫌だったら、漬け時間を6時間程度で済ませ、匂いが出る前に小松菜を取り出すか、もしくは冷蔵庫の中で漬けるといいです。
冬なら常温で24時間程度置いても乳酸発酵は始まらないです。
1日(24時間)置きました下漬け完了
これは6月初旬の京都で漬けてますから、最高気温が25〜30℃程度の季節です。
この気温なら、24時間常温で置いておけば乳酸発酵が始まってます。
重石を取り出して匂いを嗅いだら、もう漬物の匂いしてます。
小松菜を取り出して、水分を絞ります。
タッパーの方も、しんなりつかりました。
こちらも水分を絞ります。
これで下漬けは完了です。
この時点で、浅漬けとして食べる事はできますが、さらに糠に漬ける事でもっと美味しくなり、もっと善玉菌も増えるでしょう。
本漬け(糠に漬ける)
糠床をかき混ぜます。
小松菜が2束ありますから、半分を掘り返して、まず1束分を漬けます。
そして反対側も掘り返します。
残りの小松菜を埋めます。
なるべく小松菜がばらけるようにして、漬けます。
糠に触れる面積が大きい方が美味しく漬かります。
小松菜を完全に糠に埋めて、表面を平らにならして、蓋を閉めます。
1日(24時間)置きました本漬け完了
小松菜を掘り出します。
すっごい漬物の匂いです。
慣れない人には臭いと感じるかもしれませんが、この匂いこそが美味しく漬かってる何よりの証拠です。
この匂いを感じた時点で、美味しそうだと思いました。
糠を洗い流します。
ほんの少しくらい糠が残ってても何にも問題にならないから、軽く洗い流し、水分をギュッと絞ります。
とりあえず、一度に全部食べる訳じゃないので、食べない分はタッパーに入れて冷蔵庫で置いておきます。
3センチ程度の長さに切っていきます。
切る長さは好みです。
1センチくらいに細かく切っても美味しいですよ。
小松菜のぬか漬け完成
小松菜の糠漬けの完成です。
醤油をかけていただきます。
シャキシャキというかボリボリというか、しっかりした歯応えです。
そして、乳酸発酵による酸味がしっかり出ています。
酢などの調味料の酸味ではなく、乳酸発酵によって発生した酸味は旨味のある深い味わいの酸味です。
そして糠の香りと、小松菜の香り。
めちゃくちゃ美味いです。
まとめ
- 家で漬物を漬けると天然の乳酸菌が摂取できる。
- 小松菜の糠漬けは、まず3%の塩水で1日下漬けし、その後ぬかで1日本漬けする。
- 漬物は、乳酸発酵すれば美味しくなるだけでなく身体にも良い。
- 小松菜の糠漬けはめちゃくちゃ美味しい。
皆様も糠漬けで腸活しましょう。
動画で説明
動画ではオトコ中村が自ら出演してぬか漬けについて語って、酒を飲みながらぬか漬けを試食しております。
併せてご覧ください。