寿司酢の簡単で美味しい作り方 寿司酢のレシピって色々あるけど本物はどれ?
超簡単で美味しい寿司酢の作り方をご紹介します。
そして、美味しい寿司飯の作り方もご紹介します。
そして、寿司酢のレシピを調べると多種多様なレシピが出てくるのですが、本物のレシピはどれなのか調べました。
最後まで読めば誰でも本物の寿司酢を作れるようになります。
【目次】
1.材料3つ超簡単寿司酢の作り方
2.美味しいすし飯の作り方
3.細巻き寿司といなり寿司を作る
4.寿司酢のレシピは多種多様すぎる。どれが本物?
5.最も美味しい寿司酢の配合
5−1.1つ目の理由 地方によって味が違う
5−2.2つ目の理由 取り合わせる素材によって寿司酢の配合を変える
6.総括
7.動画で説明
材料3つ超簡単寿司酢の作り方
【寿司酢の材料】ご飯4合分
酢 100ml
砂糖 30g
塩 15g
これは、私の好みの配合で、若干砂糖控えめの配合になってます。
ご飯4合分の材料です。
ご飯2合で作る時は、半分にするなど調節してください。
使うお酢ですけど、市販の穀物酢でも十分美味しい寿司酢が作れますよ。
米酢があるなら米酢の方がいいです。
私のお酢作りシリーズの記事を読んで、穀物酢や米酢を作ってくださった方は、是非とも手作りのお酢で寿司酢を作ってみてください。
手作りのお酢は旨味がありますからね、美味しくできますよ。
お酢に、砂糖、塩を加えて混ぜます。
砂糖と塩が完全に解けるまで混ぜたら完成です。
たったこれだけです。
美味しいすし飯の作り方
寿司桶に炊きたてのご飯を入れます。
寿司桶がなければボウルとかでもいいですよ。
そこに寿司酢をしゃもじに当てながら、まんべんなくかけ、ご飯を切るように混ぜます。
寿司桶いっぱいに広げて余分な水分を飛ばして、人肌程度まで冷まします。
うちわであおぐといいですよ。
完全に冷ますよりも、人肌程度で寿司を作り始める方が美味しいですよ。
細巻き寿司といなり寿司を作る
美味しいすし飯ができたので、これでお寿司を作りましょうか。
どんな寿司を作るかが先に決まった上ですし飯を作るのが普通ですが、今回はすし飯を作るのが目的でした。
すし飯を作るから、何か寿司を作ろう、それじゃぁ、鉄火巻きでも作ろうかと思いました。
鉄火巻きを作るなら、マグロの短冊を買ってくるんですけど、
スーパーに行ったら、マグロがあまりにも高くて、買う気が萎えました。
それで、マグロより安いサーモンを買ってきたので、サーモン巻きを作ります。
それと、きゅうり巻きも作ろうと思います。
それから、余ったシャリで、いなり寿司も作ります。
サーモンは1センチ角の棒状に切り、醤油をうっすらとハケで塗っておきます。
キュウリも1センチくらいの細さに切り、塩をパラパラとかけて、しばらく置いて、それを水洗いしてキッチンペーパーで水分を拭き取っておきます。
海苔を半分に切り、巻きすに海苔を広げます。
すし飯を乗せて、濡らした手で広げていきます。
上の2センチほどはノリシロとして残しておきます。
わさびをうっすらと塗って、真ん中にサーモンを乗せます。
サーモンを抑えながら巻きすを巻いていきます。
全部でキュウリ4本とサーモン4本を巻きました。
余ったすし飯でいなり寿司を作ります。
油揚げはすでに煮てあるものを買ってきました。
細巻きは6等分に切り、お皿に盛りました。
美味しくいただきました。
細巻きは、寿司飯よりもサーモンの味やキュウリの味が強く感じたために、寿司飯の味はよくわかりませんでした。
いなり寿司は、甘く炊いた揚げの味も強いですが、すし飯の味もよく分かりました。
すし飯は、美味しく出来てます。
やはり手作りの米酢で作った寿司酢は美味しいです。
手作りの酢は旨味がありますからね。
寿司酢を作る時に昆布を加えて加熱する方法や、寿司飯を作る時に昆布を入れてご飯を炊く方法もありますが、今回は簡素化するために省略してます。
昆布を入れると美味しさがアップしますが、ダウンすることはありませんので余裕のある方は入れるといいでしょう。
寿司酢のレシピは多種多様すぎる。どれが本物?
寿司酢のレシピって基本的に材料は酢と砂糖と塩の3つで、他にコンブとかお出し系を入れたりします。
お出し系は抜きにして考えて、酢と砂糖と塩の3つだけでも、その配合が人によって多種多様すぎるのです。
私が作ったレシピは、酢100mlに対して、砂糖30gと塩15gでした。
また例えば、白ごはん.comさんのレシピでは、酢100mlに対して、砂糖25gと塩10gとなってます。
ちょっと違いますね。
白ごはんさんの方がちょっと薄味になってます。
これに対して、小泉武夫さんのサイトでは関東風と関西風の2種類が載ってますが、その中でも関西風がこれです。
酢100mlに対して、砂糖67.5g と塩17gですよ。
67.5gって、砂糖多っ!
ちなみに小泉武夫さんのもう1方の関東風がこちらです。
酢100ml、砂糖50g、塩25g
これらは、オリジナルのレシピを、比較しやすいように酢100mlに統一して、それに対して砂糖と塩が何グラムというふうに換算してます。
また、これは私が愛読している料理本ですが、砂糖多めになっています。
ミツカンのウェブサイトにあるレシピはこのようになってます。
他にもいろいろありますよ。
気になる方は調べてみてください。
まあ、要するに多種多様なのです。
色々調べた中で、砂糖の量は、酢100mlに対して、20g〜67.5gまで幅がありました。
実に3倍以上ですよ。
塩は10〜25gまで幅がありました。
こちらは2.5倍の差です。
これだけの差がありますが、一体どれが美味しいのでしょうか。
皆さんはどう思いますか?
同じ料理の作り方でも、作る人によって、多少の差があるのは当たり前の事ですよね。
しかし、ここまで差があるのは何故なのか、と思いまして調べてみました。
色々調べましたよ。
その結果、到達した答えがですね。
知りたいですか?
知りたいですよね。
色々あるけど、どれが本物なんでしょうか?
どれが一番美味しいんでしょうか?
その答えがですね。
最も美味しい寿司酢の配合
最も美味しい寿司酢の配合について調べた結果。
2つの理由により、結論が出ました。
先に結論を申すと
結論:寿司酢の配合は作る人の好みである
何やそれ、って結論ですよね。
この結論に達した2つの理由がこれです。
理由1:地方によって味が違う
理由2:取り合わせる素材によって寿司酢の配合を変える
では、理由を詳しくご説明します。
1つ目の理由 地方によって味が違う
日本列島の、東に行けば行くほど、寿司飯は甘味が少なく酸味が強い傾向にあることがわかりました。
また、逆に西に行くほど甘味が強い傾向があります。
西が甘く、東が甘くないです。
九州が最も甘いみたいで、北海道は中間らしいです。
西と東で味が違うってのは、うどんやおそばのおつゆみたいですね。
うどんやおそばのおつゆは、東に行けば色が濃くなりますよね。
西に行けば色が薄くなる。
そのことはご存知ですよね。
ちょっと昔の話になりますが、タモリクラブというテレビ番組で、新幹線の各駅にある蕎麦屋さんで、おつゆをもらって、それを透明の瓶に入れてもらい、それを、東京から新大阪まで全ての駅のお蕎麦やさんでやって見比べるという企画がありました。
ひかりじゃなくて、こだまが停まる駅ですよ。
東京→新横浜→小田原→熱海…と順番に新大阪まで並べたら、おつゆの色が綺麗なグラデーションになったっというのを覚えてます。
見事に西は薄く東は濃かったです。
それと同じように、いや、同じかどうかわかりませんけど、
寿司酢の味も地方によって変わるみたいです。
2つ目の理由 取り合わせる素材によって寿司酢の配合を変える
プロは取り合わせる素材によって寿司酢の配合を変えるみたいです。
例えば、生の魚を使う場合は、砂糖を控えてさっぱりめにしたりします。
また、酢締めにした魚や、甘く煮たかんぴょうとか椎茸を使う場合は甘めに作るそうです。
総括
上記2つの理由を踏まえて総合的に考えた結果、寿司酢の配合は、要するに作る人の好みだという結論に達しました。
だから、私にとっては、このブログで紹介したレシピが本物です。
これをお読みの皆様も、ご自身の気に入ったレシピが本物です。
特に気に入ったレシピが分からない方は、私のレシピで作ってみてください。
納得していただけましたでしょうか。
何かご意見とかありましたら、是非ともコメントくださいね。
最後に一言。
和食の職人さんから、こんな事を聞いた事があります。
寿司飯の味は、握り寿司のような繊細な寿司でないと、違いはあまり分からない。
確かにその通りだと思います。
けど、今回新たに分かりましたが、いなり寿司もすし飯の違いが分かりますよ。
動画で説明
動画では、オトコ中村が自ら出演して美味しい作り方を実演して、熱く語っております。
動画でしか伝わらない事もあるので、併せてご覧ください。