ドクダミは、漢方では十薬(じゅうやく)と言われています。
文字通り十の薬効があるという事です。
十の薬効も、単純に10種類の薬効という意味ではなく、とにかくたくさんの薬効があるという意味です。
そりゃもうドクダミの薬効を挙げたらキリがありません。
ドクダミに含まれるデカノイルアセトアルデヒド、エルシトリン、イソクエルシトリンという成分による抗菌作用、抗炎症作用などがあるので、はっきり言ってあらゆる症状に効きます。
具体的には、内服すれば体の内部の調子を整え、胃炎・整腸・便秘・下痢止め・腎臓病・高血圧・婦人病・神経痛・動脈硬化予防・がん予防など、何でも効きます。
また皮膚に成分を浸透させれば皮膚炎・水虫・湿疹・やけど・あせも・吹き出物など、何でも効きます。
鼻炎にも効果があるので、荒療治ではありますが鼻にドクダミの葉を突っ込んだら鼻炎も治る事でしょう。
そして、最も注目すべきはデトックス効果が顕著である事です。
老廃物を排除して、健康な体にどんどん近付きます。
ダイエット効果も期待できますよ。
さて、そんなドクダミですが、今まで茶にして飲んだり、料理して食べたりしました。
※ドクダミ茶については ドクダミ茶作りに挑戦! をご覧ください。
※ドクダミ料理については ドクダミ料理に挑戦! をご覧ください。
ドクダミを料理して食べる事には抵抗がありましたが、思い切って食べてみると、あの臭いも大丈夫でした。
それどころか、ドクダミ臭にも馴れて、いい匂いに感じるようになって来ました。
そんなある日、友人からこんなものを頂きました。
天然水のボトルに入ってますが、中身はドクダミの入浴剤です。
1ガロン(3.78リットル)のボトルの8分目くらいまで入っているので、3リットル以上はあるでしょう。
入浴剤なら、ドクダミの有効成分を全身から吸収する事ができます。
これは理想的な健康法じゃないですか。
これをくれた友人の家の庭は、ドクダミのジャングルになっていて、昨年まではドクダミを刈り取って廃棄処分していたのですが、今年から何か有効利用しようと思い立ち、煮出して入浴剤にしてみたところ、お肌がツルツルになったとの事。
また、肌が痒くなるような事は無かったみたいです。
このドクダミ入浴剤は、生のドクダミを煮出して作ったらしいです。
詳しくは、友人のブログ 「モノが好き過ぎて…」 の ドクダミ風呂はどうなったか。 をご覧ください。
キャップを開けてみると、ツーンとドクダミ臭。
ああ、ドクダミのイイ匂い(笑)
私はドクダミの匂いに馴れたので、本当にそう思いました。
色は緑色の液体です。
この色とニオイからして、濃い目に煮出したものと思われます。
我が家では、これを2回に分けて2日間ドクダミ風呂を楽しみました。
◆1日目(1回目)
風呂中がすごいドクダミの匂いで満たされました。
その匂いは、私が馴れただけかもしれませんが、全く嫌な匂いではなく、爽やかなドクダミの香りでした。
家族も誰一人と文句を言わなかったので、嫌でなかったのでしょう。
私にとっては癒しのアロマ。
息をいっぱい吸い込むと、心がスッとします。
そして、皮膚の全てから薬効成分を吸収します。
頭まで湯につかり、頭皮にも浸み込ませ、足の指の間、脇の下、キ○タマの裏に至るまで全ての皮膚から吸収しました。
とても気持ちの良い入浴でした。
そして、家族全員のお肌が、柔らかくツルツルスベスベになりました。
◆2日目(2回目)
1日目は作りたてホヤホヤだったので、香りが強かったのですが、残り半分の入浴剤は冷蔵庫で1日保存したために、香りが少し弱まりました。
それ以外は1日目と同じで、気持ちの良い入浴でした。
面白かったのが、7歳の娘が風呂に入る時「今日もミントのお風呂なの?」と言っていた事です。
いくらドクダミの匂いが爽やかな香りだと言っても、ミントと間違うとは笑っちゃいました。
そして、また家族全員のお肌が柔らかくツルツルスベスベになりました。
この柔らかくツルツルスベスベという効果は、2~3日は徐々に弱まりながら持続しました。
◆ドクダミ入浴剤のまとめ
とにかくお肌が柔らかくツルツルスベスベになります。
そして匂いは全く不快ではありません。
むしろ、娘がミントと間違うくらい爽やかな癒しのアロマです。
長期間続けるときっと健康にいいでしょう。
もう絶対にドクダミを駆除したりするのは、もったいないですよ。
やはりドクダミはすごい薬草です。