これは3年前(2014年)に京都御苑で採れた梅を漬けた梅酒です。
漬けた時の様子は 梅干と梅酒を漬けて、梅酒の梅でジャムを作る (2014年梅仕事) をご覧ください。
漬けた当時は、1年だけ熟成させて飲もうと思ってましたが、途中で気が変わり、3年熟成させることにしました。
3年という期間は、そりゃ~もう長かったですよ。
今年の8月には、3年熟成梅干も解禁予定なので、それについては、また改めて報告しますね。
梅酒というのは3ヶ月以上漬けたら飲めると言われていますが
ホワイトリカーのパッケージに梅酒の漬け方が書いてあって、そこに3ヶ月から飲めるって書いてあります。
確かに飲めますよ。
しかし!
3ヶ月じゃ美味しく飲めません。
詳しくは 梅干、梅酒、梅料理を作る (2013年梅仕事) に書いてあるのですが、3ヶ月や6ヶ月程度の熟成ではアルコール臭がツーンとして美味しくないのです。
やはり1年は熟成させなければいけません。
我が家では、梅が売られる毎年6月に梅酒を漬けて、1年経った翌年の6月に飲むという流れが定着しました。
今回紹介する3年熟成梅酒は、その流れとは別に仕込んだものです。
梅酒を漬けている密閉保存瓶は40年物
ところで、梅酒を漬けている密閉保存瓶ですが、私が物心付いた時には、我が家で活躍していました。
使用歴はかれこれ40年くらいです。
フランスの「ル・パルフェ」という有名な密閉保存瓶です。
我が家で使っているような野菜の絵柄がプリントされているものは検索しても、もう見つかりません。
ひょっとしたら骨董品としての価値があるかも知れません。
そして、40年経っても何の衰えもありません。
品質は折り紙つきです。
ゴムパッキンは劣化しますので交換が必要です。
どちらが40年前の物で、どちらが新品か、説明しなくても分かりますよね。
驚くべきことは、40年経った今でもピッタリとはまるゴムパッキンが売っている事です。
東急ハンズで270円(税込み)で買いました。
アマゾンだと商品代は安いですが、送料が必要なので割高になってしまいますけど、一応紹介しておきますね。
ヨーロッパでは、何年も変わらず同じデザインの物が作り続けられて、愛されていますね。
日本のモノ作りでは、品質は信頼できますが、すぐにモデルチェンジしたりして、40年前のモノの部品交換なんてなかなか出来ません。
特に車や家電のデザインなどに、日欧の違いが顕著に現れています。
ル・パルフェの密閉保存瓶を始め、こういったガラス製品は、落下したりぶつけたりすると割れるというリスクはありますが、大切に使えば子の代、孫の代まで使い続ける事ができます。
子や孫が使うかどうかは別として、私は長く使い続ける事ができるアイテムが大好きです。
パイレックスの耐熱皿なんかもいいですね。
また、ダッチオーブンやスキレットなども、長く使い続ける事ができます。
ああいった鉄製品も大好きです。
3年熟成梅酒の味
ストレートで試飲してみます。
ストレートで飲むのは、試飲の時だけですよ。
普段は水や炭酸で薄めて飲みます。
チビっと飲んでみると…
うまいな~
なんかブランデーみたいに濃厚で芳醇でまったりとしていて、なおかつまろやかです。
そして、この香りの余韻が長続きして、幸せな気分が長続きします。
やはり、3年熟成させただけの価値はあります。
梅酒も、より長期熟成へとエスカレートしていきそうな流れですね。
次は5年熟成梅酒でも仕込みましょうか?
ところで、今年は梅が高騰していたので、最低限の量しか買いませんでした。
また梅が安い年に大量に買って長期熟成用を仕込もうかと思ってます。