今年もまた、子ども達と一緒に京都御苑にてドングリを拾って来ました。
子ども達も、ドングリ拾いが大好きで、たくさん拾って来ました。
これはマテバシイの実。
食べる事が出来ます。
アクが少ないので、生でも食べる事が出来ます。
昨年の記事 ドングリでパンとクッキーを焼く(ドングリ2012)でも紹介しました。
これはクヌギの実
これも食べる事が出来ますが、少しアクがあるので、ゆでこぼすなどしたほうが食べやすいです。
これは、シラカシやアラカシの実
台風の影響で、未熟な実が落ちていました。
これは、アクが強すぎて、とても人間の食べられるものではありません。
食べられないけど、子どものおもちゃにはなります。
マテバシイのパンとケーキ
では、マテバシイの実を料理しましょう。
まずは炒ります。
炒った物をペンチなどでパキッと割って殻をむきます。
殻をむきました。
このままでも食べられるのだけど、あまり美味しくないので、これを料理します。
上手く料理すると、何故だか美味しく化けるのです。
昨年は、これを粉末にしましたが、冷めたら硬くなるために、粉末にするのは重労働でした。
なので今年は…
ゆでます。
1時間くらいゆでたらペースト状になりました。
これを料理に使います。
マテバシイの実食パン。
ペーストをパンに混ぜて焼きました。
これが美味しい!
味を例えて言うならクルミパンのようです。
マテバシイの実カップケーキ。
ペーストを甘く味付けして、プレーン生地とマーブルにして焼きました。
これも美味い!
例えて言うならマロンケーキです。
マテバシイの実は、そのままでは特別美味しいものではないですが、調理することによって美味しく化けました。
拾う楽しみと、調理する楽しみと、食べる楽しみ、色々楽しめますね。
炒りスダジイ
これはスダジイ。
直径2cmくらい。
京都御苑で拾ってきました。
殻斗という殻に包まれたドングリです。
殻斗は柔らかいので簡単に取り外せます。
これも炒って食べる事ができます。
炒ると殻に割れ目ができて、指で簡単に剥く事が出来ます。
味は、はっきり言って美味しいです。
ドングリの中では最高ではないでしょうか?
子ども達は、炒っただけのマテバシイは食べませんでしたが、このスダジイは、炒っただけで喜んで食べました。
これは下手に料理するよりも、そのまま炒って食べるだけのほうが美味しいと思います。
クヌギパン
これはクヌギ。
前回の記事で「アクがあるが、ゆでこぼす等アク抜きして食べる事が出来る。」と書きました。
一般にはあまり食べる人はいないですが、食べる事が出来ると書いたからには食べるところを紹介しなければいけませんね。
まず殻を剥きます。
ゆでます。
ゆでるとお湯が、茶色くなります。
アクが出ているのでしょう。
これを5回ぐらいゆでこぼします。
5回目。
途中からアクが抜けやすいように少し細かくしました。
これでかなりアクは抜けました。
少し味見してみると、ちょっと渋いですが食べられる範囲です。
これでアク抜きは終了。
では、これをパンに混ぜて焼いてみましょう。
なぜか、パンに混ぜると少々のアクは感じなくなるのです。
クヌギ食パン。
美味し~い!
例えて言うならクルミパンですが、それでもクヌギの独特な味がします。
食べ終わったら、緑茶を飲んだ後のような歯に渋みが付いた感覚があります。
それもそのはず、ドングリのアクは、茶の渋み成分と同じく“タンニン”なのです。
タンニンと言えば、抗酸化作用等で注目されていますね。
赤ワインに含まれるポリフェノールもタンニンの一種です。
今後は、オトコ中村のドングリ食健康法なんて流行るかも?