京都御苑にて、このような果実と出会いました。
1円玉よりも少し小さいくらいの大きさです。
何だろう?
とりあえず、1粒食べてみよう。
ん?
おいしい?
と言うよりは、不味くないと言ったほうがいいか。
イチジクに似ています。
皮は柔らかく、皮ごと食べられます。
種が口の中でプチプチと残りますが、別に気になりません。
甘みがほとんど無いのだけれど、ジャムにしたら美味しそうだな。
てな訳で、少し持ち帰りました。
よく見ると、イチジクのミニチュアみたいに見えます。
果実をハサミで切りとると、そこから乳汁が出てきたり、また、果実から蜜がたれているものもあります。
そういった特徴からして、イチジクの仲間であることは間違いなさそうだ。
それでは、これをジャムにしてみましょう。
ビンに入れて保存。
保存と言ってもすぐに使い切る量だから長期保存の必要はないですが…
うまい!!
調べてみると、この果実は、イヌビワといって、やはりイチジクの仲間のようです。
こんなに美味しい実がなっているのに、他にイヌビワの実を採りに来ている人を見なかったなあ。
採られた形跡もなかった。
生で食べても美味しくないから、あまり知られていないのかもしれないですね。
加工したら美味しく食べられそうなので、イヌビワを作って料理を作ってみます。
イヌビワと言う果物は、甘くない小さいイチジクと思ったら分かりやすいです。
だから、加工するときはイチジクの料理を参考にしてみるといいです。
では、イヌビワ料理に挑戦
まず、ドライイチジクのように、ドライイヌビワを作ってみる。
イヌビワを砂糖で煮て、乾燥させます。
3日くらいで、乾いてシワシワになりました。
これをドライイチジクのように、焼き菓子に混ぜてみましょう。
さて、こんなのを作ってみました。
塩キャラメルとイヌビワのカップケーキ
バター 90g
砂糖 30g
卵 1個
塩 5g
薄力粉 120g
ベーキングパウダー 小さじ1
カラメルソース(砂糖50g、水大さじ2)
ドライイヌビワ 適量
- カラメルを作る
小鍋に砂糖を入れ、溶けて茶色く焦げてきたら水を入れる。 - 材料を混ぜる。
混ぜる順番はテキトーで大丈夫です。
全ての材料を一気に混ぜても大丈夫です。
ただし、バターは事前に溶かしておく。
卵は常温がベスト。作る前に冷蔵庫から出しておく。 - 型に入れて、イヌビワを押し込む
- 180℃のオーブンで30分ぐらい焼く
型に入れてイヌビワを押し込んだ状態。
焼けました。
早く食べたいのを我慢して、1日ぐらい置いておくほうが、味が落ち着いて美味しくなります。
味は?
美味しいです!!
けど、塩キャラメルのカップケーキとしては美味しいけど、それは別問題。
イヌビワが小さすぎて、存在感がほとんど無いです。
イヌビワは、ドライフルーツにしても、あまり活かされないという事が分かりました。
やはりイヌビワは、ジャムにするのが最高じゃないかと思います。
なので、イヌビワジャムを混ぜたケーキを作ってみましょう。
イヌビワジャムのカップケーキ
バター 90g
砂糖 70g
卵 1個
塩 ひとつまみ
レモン汁 あれば大さじ1
薄力粉 120g
ベーキングパウダー 小さじ1
イヌビワジャム 70gくらい
- ジャム以外の材料を混ぜる。
混ぜる順番はテキトーで大丈夫です。 - ジャムも混ぜる。
- 型に入れてイヌビワジャムを一粒飾る。
- 180℃のオーブンで30分ぐらい焼く
型に入れてイヌビワジャムを飾った状態です。
焼けました。
焼き菓子は基本的に、1日ぐらい置いておくほうが、味が落ち着いて美味しくなります。
味は?
美味しいです!!
イヌビワの味が活かされています。
やっぱりイヌビワはジャムにするのが最高。
普通にジャムトーストにするのが、もしかしたら一番美味しいかもしれないです。
イヌビワの果実は、今から旬を迎えるので、どんどん採ってやるつもりです。