米ぬかを美味しく食べる方法をとことん研究する(後編)

      2017/06/03

前回の記事 米ぬかを美味しく食べる方法をとことん研究する(前編) では、ぬかで天然酵母を起こしたり、ミルクティーを作ったりしました。
今回も、様々な分野からぬか料理を研究してみます。

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ぬかでヨーグルトを作ってみる

「え? ぬかでヨーグルト? どういう事?」と、お思いの方もいらっしゃるでしょう。
なので、説明します。

ぬかと言えば、ぬか漬けですが、ぬか漬けといえば、乳酸菌ですね。

そうです。
ぬかには乳酸菌が生きているのです。
そして、乳酸菌と言えば、ヨーグルトですね。

ぬか → 乳酸菌 → ヨーグルト と言う発想で、ぬかヨーグルトを作ろうと思った訳です。

果たして、ぬかでヨーグルトが作れるのか?
ぬか酵母も元気だったのだから、乳酸菌も元気なはず。
必ず、ぬかでヨーグルトは作れるはずです。

早速、実験してみましょう。

ぬか容器にぬかを適量(30gくらい)入れました。

ぬかと牛乳牛乳900mlを入れて混ぜます。

ぬかヨーグルトを仕込む茶漉しで、ぬかを取り除き、ビンに注ぎ、40度に温めます。

そして、1日放置。

1日後1日経過。

ん?

見た目には、水分と固形分が分離しているのが確認できます。
上に固形分、下にに水分、一番下にぬかの微粉末が沈んでいます。

固まった!固まっている!

確かにヨーグルトになっている。
それと、少しシュワーと炭酸の泡が出ています。

ぬかヨーグルト早速試食。

微炭酸の濃厚なヨーグルトだ!!

これは新食感!!美味しい。
水分と固形分が分離しているために、固形分が濃厚なヨーグルトとなっております。
また、ヨーグルト菌と同時に酵母菌も繁殖したために、炭酸ヨーグルトになった模様。
口の中で濃厚なヨーグルトが、シュワーっとなります。

本当に新食感!!

何故炭酸になるかと言うと、牛乳に含まれる乳糖を酵母菌が食べるからです。
酵母菌は、糖分を二酸化炭素とアルコールに分解するために、酵母菌が働くと炭酸になるのです。
炭酸になると同時に、アルコールも含まれています。
ただし、このヨーグルトのアルコールは、微量です。
酵母菌が発生させる二酸化炭素でパンを膨らませたり、酵母菌が発生させるアルコールでお酒を作ったりします。
ビールやスパークリングワインなどは、酵母が発生させる二酸化炭素とアルコールを両方利用したものです。

まあそんな訳で、非常に面白い実験結果となりました。
炭酸ヨーグルト商品化までもう一歩か!?

ぬかクッキーを作ってみる

小麦ふすまのクッキーがあるのだから、ぬかのクッキーがあって当然じゃないですか。

〈材料〉
小麦粉 70g
炒りぬか 50g
バター 50g
砂糖 50g
卵黄 1個分
ベーキングパウダー 1g

※下準備
バターは溶かしておく
卵黄は常温にしておく

①全ての材料を混ぜ合わせる
②棒状に伸ばしてラップで巻く
③冷凍する
④オーブン余熱・洗い物・片付け・用事などをする
⑤生地を冷凍庫から取り出して、好みの厚さに切り、天板に並べる

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ぬかクッキー焼く前焼く前の状態です。
これを180℃で20分焼きます。

ぬかクッキー焼けた焼けました。
ぬかの香ばしい匂いがしています。
完全に冷ましてからいただきます。

さて、お味は?

ん!

ん~

イマイチ!

いや、正確に言うと、ぬかをこれだけ大量に混ぜ込んで、よくもこれだけ美味しく作れたなあと感心するぐらい美味しいのですが、ぬかを混ぜる事によって、やはりまずくなってます。
もし、材料のぬかを、アーモンドプードルに置き換えたら、どれだけ美味しいものができた事でしょうか。

ぬか料理のまとめ

いろいろ実験してみましたが、以上の実験結果を踏まえると、ある法則を発見しました。
その法則とは…

ぬか料理の法則 「料理にぬかを使用すると、まずくなる。」

こんな、当たり前の事に、いろいろと実験を繰り返して、やっとたどり着きました。
やれやれ。
ぬか料理の法則を知った上で、私なりにお勧めの、ぬか使用法を順番に並べてみます。

○1番(最高の使い方)
ぬか漬けや、たくあんなどの漬け床に使用する。
ぬかに住んでいる乳酸菌や酵母菌の働きにより、食品の保存性が高まり、美味しくなり、善玉菌たっぷりの健康食品になります。

○2番(まあまあの使い方)
パンに混ぜる。
ぬか天然酵母でもパンが焼けるし、イーストで焼く場合も、ぬかを混ぜてもまずくなりません。
混ぜる割合は、小麦粉の1割から2割までにしましょう。

○3番(とりあえず悪くない使い方)
ライスブランミルクティーにする。
1回か2回も飲めば、もう満足すると思います。
アッサムのミルクティーには敵わないですよ。

○4番(お勧めできない使い方)
料理に混ぜる。
料理がまずくなります。
ただ、「ぬかは栄養豊富なので、まずくても食べる」とおっしゃる方もいるでしょう。
だから止めはしませんが、お勧めはできません。

○その他(番外編)
ぬかヨーグルトにする。
炭酸ヨーグルトという新食感ではあるのですが、品質が不安定なため、レシピ化には至ってません。
興味のある方は実験してみてください。

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