鴨川のカラシナの種収穫2016

      2016/07/29

京都の鴨川ここは、京都の中心を流れる鴨川の荒神橋の少し上流、府立医大のすぐ近くです。
2016年5月29日(日)朝、カラシナの種を収穫にやって来ました。

鴨川の菜の花これは2015年4月15日に撮影した鴨川の菜の花。
毎年春になると、いろんな所の河原に菜の花が咲きますよね。
川原に咲いている菜の花は、「アブラナ」か「カラシナ」のいずれかなんですが、そのカラシナの種でマスタードを作る事ができるんです。
鴨川の菜の花は、カラシナばかりです。
野草ですから交雑種だったりしますが、それでもちゃんとマスタードになるんです。

ちなみに、アブラナの種からは、菜種油を搾りだす事ができます。
けれど、専用の道具が必要なのと、まとまった量を収穫しなければならないので、私のような素人には到底できません。

鴨川のカラシナこれが、現在のカラシナ。
花は散って枯れています。

カラシナの鞘近くで見ると、このようになっています。

カラシナの種乾いた鞘の中に小さい種が詰まっています。
これがマスタードの原料になります。
我が家では、カラシナの種収穫は、年中行事として定着してきました。

※2015年の種収穫の模様は 恒例、カラシナの種収穫2015 をご覧ください。

※2014年の種収穫の模様は カラシナの種を収穫 をご覧ください。

◆雑誌に掲載されました

のらのら 2016年 06月号 [雑誌]
価格:822円(税込、送料無料)

子ども農業雑誌のらのら2016年6月号にて、中村家のカラシナの種収穫や、マスタード作りなどについて掲載されました。
中村家の写真も載ってますよ。

雑誌記事は、農文協のらのらウェブサイトで一部だけ見る事ができます。
興味のある方は のらのら2016年夏号 にアクセスしてみてください。

のらのら2016年夏号よりアクセスしたら、こんなページが出てきます。
そこの ■カラシナとアブラナの見分けかた というところをクリックしてください。
PDFファイルで記事の一部を見る事が出来ます。

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◆では収穫とまいりましょう

さて今回は、今までの収穫方を改め、さらに効率的に収穫するため、菜種農家の収穫法を真似することにしました。

ブルーシートを広げるブルーシートを広げます。

刈り取ったカラシナ広げるカラシナ刈り取ってブルーシートに広げて叩き付けると、種が落ちます。
…と言いたいところでしたが、収穫が少し早かったために、鞘がパリパリに乾いておらず、叩いただけでは種が完全に落ちませんでした。

もう1週間待って、次の日曜(6月5日)に収穫するのが理想的な収穫時期なのですが、気象情報を見てると、いつ梅雨に入ってもおかしくない状況です。
雨が降ったら種の収穫は出来ません。
だから、この日(5月29日)の午前中は晴れなので、今のうちに収穫してしまおうと決断し、実行した訳です。

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ちなみに、この日も午後から雨が降りました。
この記事を書いている6月4日現在の気象情報では、次の日曜日(6月5日)も雨の予報で、降水確率80%になっています。
だから5月29日午前の収穫は、ちょっと早かったですが正解でした。

種をしごいて落とす叩いただけで種が落ちないので、しごいて種を落としました。

集めた鞘と種これが落ちた鞘と種。
種が見えませんが、種は重く小さいので鞘の下に沈んで隠れています。

◆ここから種だけを選り分ける

集めたカラシナの種鞘を取り除き、種だけを集めました。
ここからさらに不純物を取り除く作業があります。
とりあえず「フーッ!」と思いきり息を吹きかけて、不純物を吹き飛ばします。
種は重く小さいので息を吹きかけても飛んでいく事はありません。

虫の卵よく見ると、こういった物も混ざっています。

虫の卵拡大拡大してみました。

虫の卵です。
虫の卵だけでなく、虫の成虫や幼虫も混ざっています。
自然の野草ですから虫が住んでいて当然で、逆に虫が居なければおかしいです。
その虫の住処である野草を叩いたり、しごいたりしたのですから、虫が混入するのを前提としてやらなければいけません。

虫達は、カラシナの種を食べたくてここに居るわけではなく、その辺の野草を住処にしていただけです。
平穏に暮らしていたところを、私にたたき落とされて捕まえられただけですから、放っておけば勝手に逃げていきますよ。

ある程度不純物を取り除いたカラシナの種ある程度不純物を取り除く事が出来ました。

重さを計る家で重さを計ってみると、283gでした。

昨年の収穫が322gだった事を思えば少ないなぁ。
きっと今回の収穫方が菜種農家と同じ方法であるために、たくさん採れるだろうという心驕りがあり、収穫に対する貪欲さが足りなかったのかもしれません。
それと、昨年までの収穫方も悪くなかったのだと思いました。

◆収穫した種を口に入れられるレベルまできれいにする

干すタッパーの蓋を開けたままネットに入れて干します。
乾燥させるだけでなく、虫を逃がす事ができます。
虫の卵が孵ってから、虫が逃げるまでの期間を考えると、この状態で2週間くらい放置しておけばいいと思います。

その後、水洗いをします。
カラシナの種を水洗いするコレは、昨年水洗いした時の画像です。
水で洗えば、たいていの不純物は浮きますので、それをアク取りか何かで取り除けばいいです。
そして、ザルで水を切って、クッキングペーパーで余分な水分を吸い取り乾かせば、食品衛生的にも問題の無い清潔なマスタードの原料となります。

※マスタードの作り方は 鴨川に生えるセイヨウカラシナの種で粒マスタードを手作りする ←必読!!

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 - 鴨川のカラシナ