皆様は、からしの原料って知ってますか?
からしは、どうやって作られるか知ってますか?
そう、おでんや納豆に付ける練りからしです。
え? おでんには味噌をつけるって!?
いやいや、地方によってそういう所もあるかもしれないけれど、当ブログは、京都が舞台なので、おでんに味噌は付けませんよ。
話が脱線しましたが、からしは、セイヨウカラシナの種を原料に作られています。
セイヨウカラシナの種を粉末にして、水で練って作られます。
セイヨウカラシナと言えば…
鴨川にびっしりと黄色い菜の花を咲かせていたじゃないですか。
その菜の花は、たくさん摘んで美味しく頂きました。
セイヨウカラシナのおひたし。
菜の花のぬか漬け。
おいしかったです。
今は、花は散って種が生っています。
これがセイヨウカラシナの種。
これが本当にからしの原料になるのかな?
数粒ポリポリと食べてみたら、若干ツーンとからしのような香りがしました。
そう言えば、粒マスタードの粒と同じですね。
と言う事は、やはりからしの原料に違いない。
とりあえず、これだけ集めてみました。
小粒なので、これだけ集めるのに軽く30分はかかりました。
もう一度説明しますが、からしは、セイヨウカラシナの種を粉末にして、水で練って作られます。
なのでまず、これを粉末にします。
粉末にしました。
とりあえず粉からしの出来上がりですが、市販の黄色い粉からしと違い、黄色と茶色が混ざっています。
おそらく市販のものは、茶色い外皮を取り除いているのでしょう。
これで、本当に粉からしになっているのでしょうか。
ちょっと自信ないですが、次の工程に行ってみましょう。
ツーン!!
うおっ!
鼻にツーンと来たぞ!!
うわっ!
目が痛い!!
顔を近づけたら、強烈な刺激で、思わず仰け反ってしまいました。
少しなめてみましたが、これは正真正銘のからしです!
水を入れて練るまでは、からしが出来るかどうか疑わしかったのですが、まさかまさか、本当にからしが出来ました。
納豆に添えてみました。
たっぷり入れたので当然ながら、からしの効いた納豆になりました。
からしが美味しい!辛さはマイルドですが、なんと言ってもからしの香りが良いです。
香りの良いからしなんて初めてです。
これはウマイ!!
からし酢味噌を作ってみました。
味噌は自家製、からしも自家製のからし酢味噌です。
これも抜群に香りの良いからし酢味噌になりました。
からしマヨネーズも作りました。
マヨネーズは既製品を使用してます。
まろやかで抜群に香りの良いからしマヨネーズになりました。
とりあえず、冷蔵庫にあった野菜をゆでて、からし酢味噌・からしマヨを付けて食べました。
おいしいなぁ~。
これは、質素な食材ではありますが、とても贅沢ですね。
このからしを「鴨川のからし」と呼ぶことにします。
今後、中村家の食卓からチューブの既製品が姿を消し、鴨川のからしオンリーになることでしょう。
そのためには、セイヨウカラシナの種をもっとたくさん収穫してこなければいけませんね。