前回の記事 マテバシイをペーストにしてパンやケーキを焼く (ドングリ2013 その1) の続きです。
またドングリの食べ方を紹介します。
これはスダジイ。
直径2cmくらい。
京都御苑で拾ってきました。
殻斗という殻に包まれたドングリです。
殻斗は柔らかいので簡単に取り外せます。
これも炒って食べる事ができます。
炒ると殻に割れ目ができて、指で簡単に剥く事が出来ます。
味は、はっきり言って美味しいです。
ドングリの中では最高ではないでしょうか?
子ども達は、炒っただけのマテバシイは食べませんでしたが、このスダジイは、炒っただけで喜んで食べました。
これは下手に料理するよりも、そのまま炒って食べるだけのほうが美味しいと思います。
これはクヌギ。
前回の記事で「アクがあるが、ゆでこぼす等アク抜きして食べる事が出来る。」と書きました。
一般にはあまり食べる人はいないですが、食べる事が出来ると書いたからには食べるところを紹介しなければいけませんね。
まず殻を剥きます。
ゆでます。
ゆでるとお湯が、茶色くなります。
アクが出ているのでしょう。
これを5回ぐらいゆでこぼします。
5回目。
途中からアクが抜けやすいように少し細かくしました。
これでかなりアクは抜けました。
少し味見してみると、ちょっと渋いですが食べられる範囲です。
これでアク抜きは終了。
では、これをパンに混ぜて焼いてみましょう。
なぜか、パンに混ぜると少々のアクは感じなくなるのです。
クヌギ食パン。
美味し~い!
例えて言うならクルミパンですが、それでもクヌギの独特な味がします。
食べ終わったら、緑茶を飲んだ後のような歯に渋みが付いた感覚があります。
それもそのはず、ドングリのアクは、茶の渋み成分と同じく“タンニン”なのです。
タンニンと言えば、抗酸化作用等で注目されていますね。
赤ワインに含まれるポリフェノールもタンニンの一種です。
今後は、オトコ中村のドングリ食健康法なんて流行るかも?