遅延型食物アレルギーについて

   

グルテンフリー生活を送って分かった事

アトピー性皮膚炎で、全身に週に2回くらい強めのステロイド軟膏を塗っていた私が、グルテンフリー生活を送り、ステロイド軟膏が不要になるまで症状が改善しました。

その後、グルテンを含む食物を食べると、翌日に皮膚が炎症を起こすなどの変化が現れる事が分かりました。
食べてすぐに症状が現れるのではなく、翌日以降に現れるというのは、遅延型の食物アレルギーであると思われます。

この事に関して、詳しくは以下をご覧ください。
グルテンフリー生活を2ヶ月続けてみた体調の変化

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即時型アレルギーと遅延型食物アレルギー

ビュッフェのパン食物アレルギーには、食べてすぐに症状が表れる即時型アレルギーと、数時間から数日経ってから現れる遅延型アレルギーがあります。

即時型アレルギーは、食べてすぐに症状が現れるので、原因となる食物が何であるか分かりやすいです。
また即時型の症状は、蕁麻疹や呼吸困難や、ひどい場合はアナフィラキシーショックを起こし、命に関わる場合もあります。
とにかく分かりやすいです。

遅延型アレルギーの場合は、私のようなアトピー性皮膚炎や、様々な体調不良となって現れ、すぐに命に関わるような事も無ければ、病気なのか何なのか分からないような不調となって現れます。

【遅延型食物アレルギーの症状】
・疲れやすい
・肌荒れ・湿疹
・アトピー性皮膚炎
・便秘・下痢
・消化不良・腹痛
・過敏性腸症候群
・イライラや集中力低下
・メンタルの不調
・不妊
・むくみ
・体重の増加
・冷え性
・肩こり
・風邪をひきやすい
・頭痛・頭重感
・不眠
・口内炎
・筋肉・関節の痛み
・喘息

食べてすぐに症状が現れないので、原因となる食物が何であるか分かり難いです。

私は最近になって小麦の遅延型アレルギーである事に気付きましたが、そもそも小麦どころか、食べ物が原因である事すら気付いてませんでした。
たまたま世間でグルテンフリーが話題になってたおかげで、それを試し、そのおかげで気が付いたのです。
気付かなければ、原因となる食物を食べ続け、ずっと不調と付き合うところでした。

こういった遅延型食物アレルギーの原因となる食物を特定できれば、それを食事から除去する事によって、体調の改善が見込めます。

遅延型食物アレルギーの検査について

日本の医療機関では、遅延型食物アレルギーの血液検査は一部の医療機関でしか行っておらず、また保険適用外となって自費での診療となります。
逆に、即時型アレルギーの血液検査は多くの医療機関で行っており、なおかつ保険が適用されます。

なぜ、遅延型は保険適用外なのでしょうか?
日本アレルギー学会の見解としては、遅延型の食物アレルギーの血液検査について、食物アレルギーの原因食品の診断法としては推奨しないと、否定的立場をとっています。

日本アレルギー学会の見解について:http://www.jsaweb.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=51

ふ~ん、そうなのか。

まあそんな事はいいか。

日本アレルギー学会の見解を支持する方は、ここから先を読まなくていいです。
これから書くことは、日本アレルギー学会の見解とは違う事です。
その事を踏まえたうえでお読みください。

遅延型食物アレルギーの検査キットがある

自分で遅延型食物アレルギーの検査を行うキットがあります。

このキットは、指先から少量の血液を採取して、その血液サンプルをアメリカに送ります。
アメリカで検査が行われ、数週間後に結果が分かるという物です。
96の食物に対してレベル0~6の、7段階でアレルギー反応の強弱が分かります。
結果はwebでも確認できます。

日本国内では検査する機関がないので、わざわざアメリカで検査してもらうのです。
アメリカでは、遅延型食物アレルギーの検査は普通に行われております。
そして、サービス精神旺盛と言うのでしょうか、日本人のユーザーを対象とした、日本人がよく食べる96種の食物を対象に検査してもらえるのです。

ちなみに、日本の一部の医療機関で行われる遅延型食物アレルギーの検査も、このキットを使っています。
自分でやり、結果を自分で判断するか、医療機関にそれ相応の報酬を払って医師に判断してもらうかの違いです。

ちなみに、私はキットを使いませんでした。
だって高いですから。
慢性的な体調不良でお悩みの方の助けになればと思い、一つの情報として紹介したまでです。

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小麦の他にも疑わしい食物が

生卵最近になって、私は生卵も遅延型アレルギーの原因となる事が分かりました。
3日連続で生卵を食べたら、2日目に皮膚に異常が出始めて、3日目に皮膚のある部分は浸出液が少し出る程度まで湿疹が出ました。
食べたのは古くて安い卵ではなく、新鮮な国産飼料100%の鶏卵です。
これはきっと卵が原因に違いないと思い、卵および生卵を食べるのを止めたら1週間ぐらいで徐々に回復しました。

ミックスナッツさらにナッツ類も疑わしいです。
ミックスナッツを3日くらい連続で食べたら皮膚に異常が出て、止めたら1週間くらいで徐々に回復しました。

検査キットを使わなくても、疑わしい食材を3日くらい連続で食べてみると何となく分かるものですね。

これらの事が分かるようになったのは、グルテンフリー生活を実践したからです。
小麦を食べ続けていたら、小麦によるアレルギー症状が強く出続けて、その他の食物によるアレルギー症状は小さいために気付かないでしょう。
小麦を止めたから他の食物によるアレルギー反応に気付けたのです。
いずれにせよグルテンフリーは健康にとっていい事ばかりです。

遅延型食物アレルギーについて書かれた本

ここまで私は「遅延型食物アレルギー」と書いてきましたが、この本では「遅発型フードアレルギー」と書かれています。
まあ、どちらでも同じ意味ですけど。

この本によりますと、著者のクリニックで検査を受けた方の約7割が、レベル4以上の強い反応を示した食物が1つでもあったとの事。

原因となる食物の上位は、卵・乳製品が多いみたいです。

また、原因となる食物は、好きで頻繁に食べていたものとか、健康に良いと思って毎日食べていたものが多いです。

例をいくつか挙げますとこんな感じです。

・卵が好物で毎日2~3個食べていた → 卵が陽性反応

・健康のためにヨーグルトを毎日食べていた → ヨーグルトが陽性反応

・キドニー豆に強い陽性反応 → 健康のために毎日摂っていたサプリにキドニー豆が含まれていた

・自家菜園で採れたゴーヤを毎日食べていた → ゴーヤが陽性反応

ちょっと皮肉な結果ですね。

これ以外にも本人の知らない間に毎日食べていたような物が、原因となる場合が多いです。
好きな食べ物でも、健康に良い食べ物でも、食べ過ぎはいけないのでしょうね。

遅延型食物アレルギーになる根本原因

遅延型食物アレルギーの根本原因ですが、大きく2つのパターンに分かれます。

食物そのものが原因

こういったパターンの場合は、原因となる食物を3~6ヶ月ほど食事から除去すると、次第にアレルギー反応が弱くなり、症状が一旦改善してしまえば、また食べ過ぎない限りはその食物を食べられるようになります。
こちらのパターンは、どちらかと言うと改善が容易です。

腸漏れが原因

腸漏れとは、リーキーガット症候群、日本語では腸管壁浸漏症候群と呼ばれる病態の事です。

リーキーガットとは、文字通り「漏れやすい(leaky)」「腸(gut)」という意味です。
腸の粘膜に穴が開き、健康な腸なら吸収されないはずの、未消化のタンパク質、ばい菌などが腸から吸収されて血液と共に全身に流れます。
そりゃ身体も不調になるでしょう。
こちらのパターンは、アレルゲンとなる食物が複数になり、その食物を除去する事も、もちろん有効ですが、しかしそれよりも、リーキーガットを治さなければいけないので、症状の改善が容易ではありません。

いろいろ調べてみると私はリーキーガットである疑いが濃厚である事が分かりました。
小麦だけでなく、卵やナッツ類と、複数の食物に反応するというのは、リーキーガットである可能性が濃厚です。

リーキーガットが治れば、アレルゲンとなる食物を徐々に食べ始める事が出来ます。

リーキーガットについては、改めて書きますね。

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